トラック野郎たち

2002年3月4日
●6:00寝14:00起。晴れ。そばをゆでて食べた。
●夜はギターのレコーディングだからその準備を。弦張り替えとシールド類のジャック磨き。人事を尽くしてアナスポさまの降臨を待つ感じ。練習はもう特には。
●夕方、月が変わるたびにやる日記ページの更新準備。暗くなって主婦業務略して主業。たばこを切らしてコンビニパトロール略さずにコンビニエンスストアパトロール。JTの缶コーヒー・ルーツを三種類買った。
●東京ドームで「らん展」が開催されている間、弟は毎日バイトに行っていた。会場内の写真屋さんでの仕事らしい。会期中、家の中で会うと必ず「らんの売れ行きはどうだ」と聞いていた。返事は決まって「らん売ってるわけじゃない」だった。それが昨日で終わったらしく今日会った時に「どうだ。らんは売れたか」と聞いたら「日本中のらん、ぜんぶ売ったったわ」という。「らん売ってへん、いうのもじゃまくさなったんやな」「うん」
●夜はレコーディング。私はトラック分けの試案をワープロで打って印刷したものを持って行った。平澤監督は平澤監督で仕事中に書いたらしい、きれいなフローチャートを持っている。ふたりとも、このところ頭の中はトラック分けのことでいっぱいだ。朝から晩までトラックのことばかり考えている。菅原文太でもこんなに考えていないと思う。休憩しながらミックスダウンまでの細かい打ち合わせをしていたら監督が急に「おれはねえ、風穴をあけたいんだ」といった。ど、どこに。エンジニアが音楽業界に風穴をあけたがっている録音風景はレコーディング日記で。


「レコーディング二日目:ギターパート録音」
2002年3月4日(月)22:00〜25:00 Cスタジオ

ギターの準備をしている間に、平澤監督はギターアンプとPAとハードディスクレコーダーと4チャンネルミキサーと別のミキサーとMDプレイヤーをつなぐ配線をした。電気屋か。ケーブルが複雑に絡み合う。本人にしか解けないパズル。

「家系図」から。録音を終えて聴き直してみると「じゃっ」と切るべき音が「じゃーん」と伸びているところがあった。ためしに合わせて歌を歌ってみたらおかしくはない。このままでいいかなあ、と思いかけた時、小林とタクマの顔が思い浮かんだ。「ここ、伸ばしちゃったんだ」「切った方がかっこよかったですよねえ」もう一回お願いします。

無事に終えて「秘密の花」へ。「家系図」同様、ギターは一発録りだ。なにも弾いていない時に「びー」というノイズが鳴るので、弾かない箇所は監督が「大もとのボリューム」とでもいうべきPAのフェーダーを下げてくれる。次に弾く箇所の直前でまたフェーダーを上げてくれる。ふたりのコンビネーションが肝心だ。

「猿モンキー」はギターパートがふたつあるからそれぞれ録る。監督とのコンビネーションもうまくいった。今日はここまで。予定通り。

録り終えたテイクを聴きながら片づけていると「家系図」の頭のギターがおかしい。フェーダーを上げるタイミングがわずかに遅れたようだ。監督が恐縮している。いやいや、次回録り直しましょう。何度でも弾きますよ。風穴あけましょうよ。

ギターを弾いている時、思わず「楽しいねえ」といっていた。監督も「楽しいねえ」という。ドラムベースだけのテイクにギターが入って、いよいよバンドの音らしくなってきた。楽しみ。シチュウでいえばまだ材料を炒めている段階だが早く水を入れて煮立てたい。煮詰まらなければいいが。帰宅1:30。

本日の成果:ギター半分方、終わり。

(アナログスポーツ次回レコーディングは8日の予定です)


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索