ふぬける
2002年3月22日●4:00寝13:00起。くもりから雨。左足のつけねに痛み。幸せな痛み。夜中に布団の中でミニワープロ・ミョンパに書きつけたメモを起こして昨日の日記を書く。予想通り「日記を書く」では済まなくなった。別ページにする。その作業に丸一日。
●CLUB24のSくんに電話。打診されていた4月のブッキングを断わる。日にちがないため「ノルマなし」の条件でくれた話を断わるのは豪儀な気持ちがした。スケジュールが合わなければ仕方がない。バンドはスケジュールだ。
●この一ヶ月間「3.21」を目標に生きてきた。いつになく服を買ったり床屋にかけこんだりしたのも都心へ出かける心の準備の一環だった。期待が大きく、当日はその期待を上まわる楽しさだったこともあってなんだか今、いつも以上にふぬけている。終わっちゃったなあ。さびしいなあ。レコーディングに没頭するしかない。
●平澤監督がメールで「もう一度ギターを弾け」といってきた。ギターの音がシンセに埋もれたことが我慢できないらしい。なんて熱い誘いだろう。「おれ、もう一度ギターを弾く。きみのため、そして自分のために」としか返事ができない。
●思えば毎回、ギターは埋もれてきた。歌まで入れ終わるとギターはどこかに消えてしまっていた。建築現場の足場のようだ。今回はそれを見越してミックスしたつもりがやはり埋もれたらしい。シンセのやつがわざと似た音色を出していることも考えられる。おのれシンセのやつ。ふざけやがって。すっぴんでスタジオにきやがって。眠れなくなるからとカフェイン抜きのコーヒーを魔法瓶で持参しやがって。「シンセなんかうっすら聞こえていればいいんだ」といったら火のついたたばこを人の目に押しつけようとしやがって。仲がよさそうでほほえましいと誤解されるかもしれないが、こっちが火傷なり怪我なりしたところで治療費くらい屁でもないと思っているから金持ちのすることは怖い。心の中でヤクザを育てている女。それがうちのシンセ担当だ。
●CLUB24のSくんに電話。打診されていた4月のブッキングを断わる。日にちがないため「ノルマなし」の条件でくれた話を断わるのは豪儀な気持ちがした。スケジュールが合わなければ仕方がない。バンドはスケジュールだ。
●この一ヶ月間「3.21」を目標に生きてきた。いつになく服を買ったり床屋にかけこんだりしたのも都心へ出かける心の準備の一環だった。期待が大きく、当日はその期待を上まわる楽しさだったこともあってなんだか今、いつも以上にふぬけている。終わっちゃったなあ。さびしいなあ。レコーディングに没頭するしかない。
●平澤監督がメールで「もう一度ギターを弾け」といってきた。ギターの音がシンセに埋もれたことが我慢できないらしい。なんて熱い誘いだろう。「おれ、もう一度ギターを弾く。きみのため、そして自分のために」としか返事ができない。
●思えば毎回、ギターは埋もれてきた。歌まで入れ終わるとギターはどこかに消えてしまっていた。建築現場の足場のようだ。今回はそれを見越してミックスしたつもりがやはり埋もれたらしい。シンセのやつがわざと似た音色を出していることも考えられる。おのれシンセのやつ。ふざけやがって。すっぴんでスタジオにきやがって。眠れなくなるからとカフェイン抜きのコーヒーを魔法瓶で持参しやがって。「シンセなんかうっすら聞こえていればいいんだ」といったら火のついたたばこを人の目に押しつけようとしやがって。仲がよさそうでほほえましいと誤解されるかもしれないが、こっちが火傷なり怪我なりしたところで治療費くらい屁でもないと思っているから金持ちのすることは怖い。心の中でヤクザを育てている女。それがうちのシンセ担当だ。
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