手をひらひらさせる
2002年5月2日●5:00寝11:00起。すぐ寝て13:30起。晴れ。教室へは行かない日。カップラーメンを食べた。やりたいことがいろいろあるのだが、まあ、よそうか、と思って一日中ファイアーエムブレム略してファーレムをしていた。結局、一番やりたいことをした。
●夜になってテレビをつけたらサッカーをやっていたので見る。サッカーについてなにも知らないから楽しく見られた。サッカーは今、世界中で流行しているボール遊びだ。ずば抜けてうまい人はそれで生活していける。サッカーというゲームが誕生する以前にもボールを蹴飛ばすのがうまい人はいた。見ててください、あの大きな箱の左すみに蹴り込みますから。ぽーん。ほらね。見ていた人はいうだろう。「それで?」今のサッカー選手はサッカー誕生以降に生まれて本当に幸せだった。
●いやがる弟に車を出させてスタジオへ。コンビニに寄って平澤監督のご飯を買った。仕事帰りの監督は22:00にスタジオまでくるのがやっとだ。晩ご飯を食べてくる時間がないから毎回、おにぎりだとか弁当だとかを買っていってあげるのが恒例になった。このレコーディング期間中、監督におごった晩ご飯代でベンツが2台買える。恩着せがましくレ行へ。
●アナスポ小林のおばさんぶりにも困ったものだ。スーパーで売られている鶏肉の話で「でもあれね、最近では鶏の皮、ついてない方が多いのね」手をひらひらさせながらしゃべるさまはすっかり団地のおばさんである。おもしろいことに「その、手をひらひらさせながらしゃべるのをやめろ」というと途端に滑舌が悪くなり、話のテンポは落ち、元気がなくなる。「手をひらひらさせてもいいよ」といえば水を得た魚のようにいつまでもなめらかにしゃべっている。「腱鞘炎になりそうですね」とタクマが心配した。腱鞘炎の原因が「しゃべり過ぎ」なのだから入り組んでいる。
「レコーディング14日目:マスタリング(2)」
2002年5月2日(木)22:00〜25:00 Cスタジオ
4人そろってアナスポよろしく。
PA卓のまわりにその他のレコーディング機材をセッティング。監督専用の「砦」を作る。この砦こそが「男の仕事場」であり「男の死に場所」でもある。
ヘッドフォンをつけて、つまみいじりをし続ける監督の後ろ姿を見ながら、三人で愚にもつかない話をした。時々スピーカーから流れる完成テイクに注文を出すと監督が「わかった」といって男の仕事場に戻る。その繰り返しで三時間は瞬く間に経過した。
監督車に三人で湘南ドライヴ。監督の選んだBGMはヘビメタだった。意外にもタクマが「このバンド大好きなんですよ」といった。監督・タクマの逗子っ子ブラザースはヘビメタ兄弟でもあることが判明した。ふたりでヘビメタ話に花を咲かせている。ヘビメタとハードロックの違いもわからない私は、スラッシュとデスメタルを聴き分けるふたりの話について行けない。
BGMになっている、このバンドの来日コンサートをタクマは見に行った。コンサート前日、原宿で遊んでいたタクマは外国人に足を踏まれた。「ソーリー」といわれて顔を見上げると、このバンドのメンバーだったという。足を踏まれて大喜びだ。
監督は監督で雑誌「BURRN!」のレコード評ページを熟読、評価の低かったものを西新宿のレコード屋に探しに行ったものだという。なぜわざわざ評価の低いものを、とタクマに聞かれた監督は「時々、当たりがあるからね」とマニア風を吹かせた。
この人たちはギターのリフがまず鳴って、そこにツーバスが「どかどかどかどか」と入ると「きたー」と思うらしい。ヘビメタはなあ。様式美の音楽だからなあ。「ヘビメタ」と書くと監督に怒られるのだけど。「ヘヴィメタ」だそうだ。どうでもいいや、そんなの。
タクマを降ろした帰り道は一転してアナスポの話、特に歌詞の話になった。それについてはまたいつか。帰宅2:30。
●夜になってテレビをつけたらサッカーをやっていたので見る。サッカーについてなにも知らないから楽しく見られた。サッカーは今、世界中で流行しているボール遊びだ。ずば抜けてうまい人はそれで生活していける。サッカーというゲームが誕生する以前にもボールを蹴飛ばすのがうまい人はいた。見ててください、あの大きな箱の左すみに蹴り込みますから。ぽーん。ほらね。見ていた人はいうだろう。「それで?」今のサッカー選手はサッカー誕生以降に生まれて本当に幸せだった。
●いやがる弟に車を出させてスタジオへ。コンビニに寄って平澤監督のご飯を買った。仕事帰りの監督は22:00にスタジオまでくるのがやっとだ。晩ご飯を食べてくる時間がないから毎回、おにぎりだとか弁当だとかを買っていってあげるのが恒例になった。このレコーディング期間中、監督におごった晩ご飯代でベンツが2台買える。恩着せがましくレ行へ。
●アナスポ小林のおばさんぶりにも困ったものだ。スーパーで売られている鶏肉の話で「でもあれね、最近では鶏の皮、ついてない方が多いのね」手をひらひらさせながらしゃべるさまはすっかり団地のおばさんである。おもしろいことに「その、手をひらひらさせながらしゃべるのをやめろ」というと途端に滑舌が悪くなり、話のテンポは落ち、元気がなくなる。「手をひらひらさせてもいいよ」といえば水を得た魚のようにいつまでもなめらかにしゃべっている。「腱鞘炎になりそうですね」とタクマが心配した。腱鞘炎の原因が「しゃべり過ぎ」なのだから入り組んでいる。
「レコーディング14日目:マスタリング(2)」
2002年5月2日(木)22:00〜25:00 Cスタジオ
4人そろってアナスポよろしく。
PA卓のまわりにその他のレコーディング機材をセッティング。監督専用の「砦」を作る。この砦こそが「男の仕事場」であり「男の死に場所」でもある。
ヘッドフォンをつけて、つまみいじりをし続ける監督の後ろ姿を見ながら、三人で愚にもつかない話をした。時々スピーカーから流れる完成テイクに注文を出すと監督が「わかった」といって男の仕事場に戻る。その繰り返しで三時間は瞬く間に経過した。
監督車に三人で湘南ドライヴ。監督の選んだBGMはヘビメタだった。意外にもタクマが「このバンド大好きなんですよ」といった。監督・タクマの逗子っ子ブラザースはヘビメタ兄弟でもあることが判明した。ふたりでヘビメタ話に花を咲かせている。ヘビメタとハードロックの違いもわからない私は、スラッシュとデスメタルを聴き分けるふたりの話について行けない。
BGMになっている、このバンドの来日コンサートをタクマは見に行った。コンサート前日、原宿で遊んでいたタクマは外国人に足を踏まれた。「ソーリー」といわれて顔を見上げると、このバンドのメンバーだったという。足を踏まれて大喜びだ。
監督は監督で雑誌「BURRN!」のレコード評ページを熟読、評価の低かったものを西新宿のレコード屋に探しに行ったものだという。なぜわざわざ評価の低いものを、とタクマに聞かれた監督は「時々、当たりがあるからね」とマニア風を吹かせた。
この人たちはギターのリフがまず鳴って、そこにツーバスが「どかどかどかどか」と入ると「きたー」と思うらしい。ヘビメタはなあ。様式美の音楽だからなあ。「ヘビメタ」と書くと監督に怒られるのだけど。「ヘヴィメタ」だそうだ。どうでもいいや、そんなの。
タクマを降ろした帰り道は一転してアナスポの話、特に歌詞の話になった。それについてはまたいつか。帰宅2:30。
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