心の支え

2002年4月19日
●2:00寝8:30起。晴れ。教室へ。
●掃除をしていたら電話が鳴った。母が出る。通話の内容は片っぽを聞いていればだいたいわかるものだ。初めて電話をしてきた人妻である。小学校で臨時講師をしていた。将来は自分で塾を開きたい。時給などほんの少しでいいから修行をさせてもらえないか。こんな内容。午後からくるという。どうしよう好みのタイプだったら。意地悪しちゃおうかな。困った若さまである。
●雇いの先生が増えれば出番が減るかもしれない。望むところだ。世界一時給の安い男だから使い勝手はいいかもしれないが私はもっとアナスポに力を入れなければならない。お金など、缶コーヒー代とたばこ代とスタジオ代があればいい。特に今はお金に執着がない。なにしろポイントをためたからユニクロで5000円分の買物をできる余力がある。これがどれだけ心の支えになっていることか。
●お昼はのり唐めんたい弁当。午後になって現われた人妻は感じのいい人だった。そのせいか母も教室を開くためのノウハウなど、細かいことまでを教えた。この人の人生が今日、大きく動いたことを感じる。もっとも、初めて電話をかけた当日に飛び込みで面接だか視察だかにこられる度胸だかあつかましさだかがあればたいていの仕事はできようけれども。
●生徒がきて塾業務。元気のいい金曜メンバーに翻弄される先生たち。今日はおもに教室中をうろうろして生徒と雑談する係を務めた。採点をさぼっていたともいえる。三年生のかしこい男の子が「あひる先生」を認めてくれなかった。そんな名前はありえない、本当はなんというんだ、としつこく聞いてくる。だからあひるだってば。あひる。あひるなんだからしょうがねえだろうがよ。おう? こら。
●片づけて店じまい。井川の力投に打線が報いてやれなかった試合をラジオで聞きながら帰宅21:00。

バカンス

2002年4月18日
●5:00寝11:00起。晴れ。昨日までの湿気が失せてばかにいい陽気。レコーディング途中のテイクを聞いて目を覚ます。
●いしづきを切ったしいたけをあおむけにしたところへマヨネーズと七味、とろけるチーズを乗せてトースターで焼く。Jフォンの「ステーション」に教えてもらったつまみ。しいたけを洗ったので事前に網で軽くあぶったがそれでも水が出てびちゃびちゃになってしまった。別にパスタをゆでてバジルソースで。小さなトマト二個をあしらって。春らしいプレートをチョイスしたら。ランチョンマットを広げた上に。リボンぐるぐる巻きのカトラリーを。一輪ざしにはライラックの小枝。横には外国の雑誌ってどこまで行くねん。なんの撮影やねん。
●家にいるのがもったいないのでおニューのスニーカーをはいてバイクで出る。なんとなく湘南台へ向かった。おととしまで住んだ思い出の地だ。おろしたての靴に象徴される「生まれ変わった自分」が、憂鬱と焦燥と煩悶の日々を過ごした街を訪れるこの企画、と力むほどのことはなく、ただ行った。第一、なんにも生まれ変わってないし。
●東口をぐるりとまわる。新しい店がいろいろできている。元カノといっしょに行くことができなかった店ともいえる。泣きそうだ。西口は相変わらずだが目当ての本屋がなくなっていた。本屋二軒、薬局、パソコンショップ二軒を冷やかしてから懐かしのアパートへ行ってみる。変わらない。住民票はまだここだから私は藤沢市民だが今は横浜市に居候している。そして職に就いていない。こういう人を住所不定無職という。
●六会に出てマックでお茶。隣の洋服屋を見ようと思ったらブックオフに変わっていた。どっちでもいいので見る。別のジーンズショップと本屋二軒をまわりコンビニパトロールをして帰宅17:00。買ったもの。シャンプー。文庫で山本夏彦。ゲームボーイアドバンスソフト「ファイアーエムブレム」塾の子が持っているというので悔しかった。対戦で泣かしてやる。
●日暮れて主婦業務略して主業。この生活の方が性に合う。

時間つぶし

2002年4月17日
●3:30寝9:00起。雨。教室へ。横浜新道で並んだトラックが荷台に積んでいるピンク色のものはなんだろうとよく見たら豚だった。豚が荷台にぎゅうぎゅうづめにされてドライヴを楽しんでいた。ぐったりしてたじゃん。
●晴れたりくもったり雨がふったりやんだりの不安定な空模様。床の掃除をするが湿気が多くてやりにくい。昼は弁当。のり唐めんたい弁当。このディテイルはどうだ。子供たちがくるまでは持参のミニワープロ・ミョンパで昨日の日記など書く。どこにいても日記を書いている。病気だから。
●五年女子のでこぼこコンビがきた。「学校で流行ってる遊び、教えてあげようか」というから「なに」と聞くと「スカートめくりとチャックおろし」まじっすか。チャックおろしっすか。「でも男子のチャックはおろさない」ほっとしました。
●水曜日は母とふたりで20人をさばく。獅子てんや瀬戸わんや、略しててんやわんや。うーるさい、まとわりつくな。あんまはここでやらずに自分の席でやれ。茶髪は勉強を終えてパソコンのゲームをするのはいいけど私を誘うな。今、仕事中。
●しばらく顔を見せなかった四年男子がお母さんに付き添われてきた。ここ数ヶ月、お母さんには塾へ行くといって出て、どこかで遊び、適当な時間に家に帰るのをくり返していたらしい。わかるなあその気持ち。行きたくないんだけど家は出なきゃいけないから別のところで時間をつぶすんだよね。つぶしてるその時間が長いんだよね。
●みんな帰って店じまい。帰宅21:00過ぎ。

ぐるぐるまわす腕

2002年4月16日
●2:00寝8:00起。うすぐもり。窓を少し開けて寝たのがわざわいしたか、おなかを冷やした。水洗便所、略して水便。
●教室へ。掃除。昼は鍋焼きうどん。食後、教室のベランダに出て歌の練習をした。夜の歌録りが気になっている。
●四年女子に厚手の唇がセクシーながらどこかおばちゃん感が否めない子がいる。先日、この子が傾いていた。真っ直ぐ立てていない。痛むらしく左腕が肩までしか上がらない。「寝違えた」と本人はいうが肩が抜けているかもしれないから病院か接骨院に行った方がいいと途中で帰したのだが今日はもう傾いていなかった。「腕、どうした」「お父さんがぐって押したら、ぐきっていって治った。ぐきっていって」よかったなあ。「うん。この前は腕、上がらなかったけど、もうぐるぐるまわせる。もういくらでもまわせるよ」いくらでもぐるぐるまわすための腕か、あんたのは。
●二年女子のグラタンちゃんは時々「12−7=」などが計算できなくなる。そんな時、彼女は「丸、作ろっと」と12個の丸印を書く。三年女子・チーママの得意技でもあるが、書いた12個の丸のうち7個を消して答えを導き出す方法だ。グラタンちゃんが「疲れたー、見てー」といいながらテキストを持ってきたのを見ると今日は「73+18=」を解くのに丸を作っている。テキストが一面、丸だらけ。あまりのことに笑った。
●店じまいをして帰宅21:00。やきそばご飯を急いで食べてスタジオへ。二時間で終わらず、バイトくんに一時間延長を申し出たレコーディングの問わず語りはレ行で。


「レコーディング11日目:歌(3)」
2002年4月16日(火)22:00〜25:00 Cスタジオ

平澤監督とふたりきりの夜。

こわれてしまった監督のMDデッキはもう直った。監督の隣の家のおじさんが直してくれた。おじさんは電気屋。あざやかな手つきで瞬く間に直したという。おじさんの名前をスペシャルサンクスにクレジットすべきかもしれない。いろいろな人の世話になりながらレコーディングは進む。

前回、完全に打ちのめされた「秘密の花」から。一時間、歌った。うまくいかないんだもの。「♪秘密の花が咲いているー、…もう一回お願いします」と何度もいう。そういう歌詞かよと思った。テイク22で、とわかるのは歌詞カードに「正」の字を書いていたからだが、なんとか完了。ただそれはAメロだけなので次にBメロを歌う。こっちはテイク4で完了。「秘密の花」完成です。難産でした。よく考えたら歌う私よりもNGテイクを何度も聞かされる監督こそ、いいつらの皮なのだった。気の毒。

「ユリイカ」へ。練習がてら歌ったら意外によかった。二回目でOK。「秘密〜」のメロディに飽きたところだったので「ユリイカ」を歌うのは楽しかった。

「ボーナストラック」これもテイク2でやめた。プレゼントに応募してくれた先着10名さまだけがこの曲を聞くことができるわけだが、聞いてもらえれば三回目を歌わなかった理由がわかると思う。そうそう何度も歌うような曲ではない。だんだん恥ずかしくなる。

監督が「ボーナストラック」の自分のコーラスパートを歌う。三度目くらいでOKとなって、ついにすべての監督パート、あひるパートの録音を終えた。いち抜けた。

片づけて帰宅1:00過ぎ。

本日の成果:残りわずか。


御用達

2002年4月15日
●5:30寝11:00起。晴れ。半袖でどこが悪い、という陽気。外もあたたかいが、ふところもあたたかいので買物に行く。バイクで戸塚へ。ラオックスでMDデッキを見たら天文学的な値段だった。すごすごと後ずさり。
●ダイエー。二階の洋服屋。先月きた時に悩んで買わなかった上っぱりが半額になっている。しめしめと思った。ウェンディーズでブランチ。見渡せば太った人が多い。太っちょ同士のカップルもいる。最近、増えた。三年くらい前は街に太っちょさんはいなかった。太っちょさんがいないなあ、絶滅したのかなあと思ったことを覚えているから間違いない。太っちょさん。太っちょさん。いや、いってみたいだけ。
●東口の洋服屋を三軒まわってから西友の隣のアウトドア用品店で憧れの靴を買った。真っ黒けっけで忍者のようだ。メレルというメーカーのものらしい。
●服でも鞄でも靴でもそうだが、なじみのないメーカーのものを使うのは勇気がいる。「御用達」かもしれないからだ。今日買った靴だってもしかしたら「ゲイ御用達」かもしれず、だとすれば今後、どこの街角でどんな男性から秋波を送られるかわかったものではないが、当人はまさかそれが靴のせいだとは気がつかない。どうかこの靴がゲイ御用達ではありませんように。巨人ファン御用達でもありませんように。
●いったん帰って荷物をおろし再び出てユニクロへ。週に三回も四回も教室へ行くのにいつも同じユニクロのジャージというわけにもいかないから違うジャージを買った。結局いつもユニクロのジャージだ。ポイントカードが満点になった。5000円分買物できるといわれたがユニクロで5000円は相当だと思った。コンビニパトロールをして帰宅15:30。

ジョイントのタマ

2002年4月14日
●5:30寝13:30起。晴れ。平澤監督から簡潔かつ気持ちのこもったメールが届いた。「MDデッキこわれた。あひるちゃん。MDデッキこわれた」まいった。買うのか私が。あれがないとレコーディングができないし。
●大詰めまできたレコーディングのいろいろを書いたシート作り。これを見ながら監督がPAのフェーダーを上げ下げする。印刷して曲ごとにホッチキスでとじた。「ホッチキスの針もしくは芯」のことを「ジョイントのタマ」という人が昔、会社にいて「城田。ジョイントのタマあったらくれ」といわれたものの、なにをほしがっているのだかさっぱりわからなかったことがある。二度目からはすぐに手渡してあげられた。人は学習する。
●水餃子を食べてスタジオへ。ことのほか歌が難しく、小林とふたりで歌ったらカラオケみたいになってがっかりしたレコーディングのよもやま話はレ行で。
●教室の手伝いを始めて半年になるが、思いがけず昨日初めてバイト代をもらった。借金のカタに働いているのだから本当はもらうべきではないのだが、せっかくくれるというものを「いるか、ぼけ」と断わるのも角が立つと思ったのでありがたくちょうだいした。これでほしかった靴が買える。西友の隣の店に行くたびに、はいてみていたあの靴が。試着というか試しばきも三回を越える頃からもう半分くらいは自分のもののような気がしていた。いよいよ夢がかなう。かなうなあ夢は。


「レコーディング10日目:歌(2)録音」
2002年4月14日(日)22:00〜25:00 Cスタジオ

4人そろってアナスポよろしく。

「猿」のコーラスから。まずはタクマが一発OK。うまいな。続いてあひるのコーラス。「猿のあひるのコーラス」ってブレーメンな。さっさとクリア。「猿モンキー」完成です。

「家系図」あひる、小林コーラス。エンディングの「けーん!」という狐の鳴き声めいたガナリは4人で。クリア。「家系図」完成です。

タクマ早退。次は「秘密の花」を。なんだかアナスポらしくもないメロディアスなポップスだから難しい。7回歌ってOKが出なかった。下手でもせめて味があればいいのに、うまくもなければ味もない。小林のコーラスを入れてみたが焼け石に水で、ふたりの思い出の曲をカラオケで歌ってるのかお前らは、という出来になってしまう。うまく歌えず落胆した私を見て平澤監督が大喜びした。くそう。

時間がきて失意のままに後片づけ。ライヴにいらしたこともある小林の上司にあたる方が、このサイトを見てくださっているらしく、小林がスタジオにこられなかった日の日記を読むと小林を拘束しているのは自分だから「悪いなあ」と思うそうだ。そのお気持ちだけでありがたい。なるべくお願いしますね、Y岡さん。一応、頼んでみた。

「秘密の花」を歌いながら寝静まった住宅街をバイクで疾走。帰宅1:00過ぎ。

本日の成果:2曲、あがりました。

あんま

2002年4月13日
●2:30寝7:30起。晴れ。新設の土曜日コースに三人の申し込みがあったため午前中から教室へ。平日コースの子供たちは週に二回くるが土曜日コースは一回だ。その代わり二時間みっちりやる。むっちり教える。初めての子三人に続いて茶髪くんがきた。お前は平日コースだろう。平日コースだろうがよ。まあいいけど。子供たちが勉強している間、手持ちぶさたなので茶髪くんのキックボードを借りて教室中を走りまわった。塾長に怒られてやめた。
●午後は教室を解放。三年生のちっちゃいおっさんがきた。将棋の相手をしてもらう。はさみ将棋、かえる飛び、ふつうに対戦と三試合やって全敗。おっさんは将棋が強い。ていうか私が弱い。なにしろ駒の動かし方もおぼつかない。チェスが混ざる。
●野生児の二年女子・あんまちゃん登場。あんまは戦時中の子供みたいだ。けんかがやたらに強い。口も達者。じゃじゃ馬が過ぎて時々、私の体に意味なく本気パンチを打ち込んでくる。マジいてえ。文句をいえば屁理屈が返ってくる。物怖じしないのはいいが度を越しているので手を焼いている。それが今日はどういう風の吹きまわしか、なにかとくっついてきたり、よじ登ってきたりした。この分だと手なずけるのは案外簡単かもしれない。
●あんまを手なずけると私の株は上がる。「あの、あんまを手なずけた男」として今は私をなめてかかっている上級生からも一目置かれることになるだろう。まったく、人の集まるところで政治のないところはないのか。
●夕方、店をしめるから帰れというと、もっと遊びたいあんまが不満そうに「しめるなら帰るけど」という。「あとで見にきてまだあいてたら怒るからね」ヤクザの論法だ。怖いのでそそくさと帰り支度。帰宅17:30。

あひる先生

2002年4月12日
●5:00寝8:30起。雨。母の車は修理中。弟の車で教室へ行くつもりでいたら車がない。この春から専門学校に通い始めた弟が乗って行ってしまった。学生の分際で車通学とは。うらやましい。
●バスで戸塚へ。車内はすいていたが渋滞がひどく戸塚警察をなかなか越えられない。乗る前から気分が悪いのを15分我慢したが耐えられなくなった。腰から上がしびれて倒れそうだ。途中の停留所で降りた。バスあかんねん。閉塞感があかんねん。それでも今日は15分も我慢できたわけで渋滞さえなければ終点のバスセンターに着いていたはずだ。残念。負けた。てくてく歩く。
●先に着いて待っていた母と駅で落ち合い地下鉄に51分、歩いて15分、ほうほうのていで教室にたどり着く。車のありがたさが身に沁みた。着いてみればもうお昼なので駅で買ってきた弁当。掃除。
●15:00を過ぎても誰もこない。不気味な静けさ。やがて、くもの子を散らす映像を逆回転したように子供たちがわらわらわらわら集まった。違う小学校に通う子同士が給食のメニューを確認し合っている。「なんだった?」「アーモンド揚げ」「あ、アーモンド揚げ、いっしょ」なぜかうれしそうだ。坊っちゃん刈りの二年生が「牛乳、タカナシ?」と聞いた。メーカーそんなに重要か。聞かれた方も「うん、タカナシ」ってお前。
●あひるという名が子供たちに浸透し始めた。意外にも先に受け入れたのは上級生だった。低学年の子はプライドが高いので自分があひるに指導されているというナンセンスに耐えられないのかもしれない。ただ「あひるちゃん」とか、なんなら呼び捨てで「あひる」でもかまわないのに子供たちは律義に「あひる先生」という。六年女子がおもしろがって「あひる先生」を連呼するのでいやな気持ちがした。あひる先生はいやだよ。ふくろう博士のぱちもんみたいで。
●金曜日にくる子供たちはどこかパワフル。迎えるスタッフ五人でも子供たちのパワーにはかなわない。へとへとになって20:30頃、店じまいをした。ようやく直って車屋に持ってこさせた母の車で帰宅21:30。

降ってわいた休日

2002年4月11日
●4:00寝11:30起。くもり。母の車は修理中。弟の車は夜、弟が使うというので朝だけ母を教室に送り、すぐに帰ってくるつもりでいた。寝過ごして起きると誰もおらず車もない。どうなっているのかわからない。
●とにかくぽっかり休日になったのでやりたかったことをいろいろ。携帯電話屋へ行って4月分の各社のカタログをもらう。月刊携帯ファン4月号。新年度ということで力が入ったか各社ともカタログのデザインが大きく変わっている。ゲーム屋でケーブルを購入、コンビニパトロールをして帰り平澤監督にもらったプレステで野球ゲームを堪能した。私のタイガースは弱い。チーム打率が二割そこそこ。
●夕方、再びバイクで出る。戸塚の書店を7軒まわった。本を探したのではないが書店めぐりそのものが楽しかった。「捨て目を利かす」というのは幸田文の作品中にあったことばだが、ふだんからどこになにがあるかをそれとなく見ておくと後で役立つ場合がある。領家のスーパーで晩ご飯の買物をして帰宅17:30過ぎ。小雨が降り出した。
●母は電車で教室へ行ったらしい。父は長崎だと聞いていたので帰らないだろうと思っていたらいつもより早く帰ってきた。慌てて主婦業務略して主業。ご飯を炊いてシーザーサラダを作りコーンスープや買ってきた惣菜をあたためる。男ばかり三人で野球を見ながら晩ご飯を食べた。母は遅く帰って残りものを食べた。
●教室の手伝いなど始めたばっかりに毎日が慌ただしい。二、三日前など教室へ行って帰り、スタジオへ行って帰り、サイトの更新をしてから寝て、翌日も教室へ行っている。真っ当な人より忙しいじゃないか。おかげでいただいたメールに返事が書けない。日記の推敲が満足にできない。新しいページ作りができない。バンドのこと、ウェブのことだけを考える生活に戻さなければ。堕落する。

キンパツリョク

2002年4月10日
●4:30寝9:00起。くもり。弟の車を我がもの顔で運転、教室へ。コンビニ飯で腹ごしらえ。掃除。壁に画用紙50枚貼り。いいかえれば画びょう100個押し。
●学校では今日から給食が始まるらしく子供たちの出足は鈍い。教室のベランダに出て「誰かこないかなあ」と外を見る。15:00頃からぼちぼち集まり出した。
●水曜日の生徒たちに会うとほっとするのは見慣れた顔だからか。ロリータ双子の海原千里・万里、年齢を感じさせない艶っぽさのチーママ、電気あんまが得意技のあんまちゃんなど勝手に名づけられてかわいそうな子供たちが勢ぞろいする。買ったばかりの9ミリ芯シャーペンは壊されるわ、子供が振りまわした赤ペンの先が鼻に当たって赤鼻にされるわ、あんまちゃんのいいパンチをもらうわ、並みの人格者ではとても勤まらない仕事をする。
●三年生にして茶髪の男の子がサッカーの試合で二年生に負けたという。ずば抜けてすごい二年生がいたらしい。話の中で何度も「キンパツリョクが」というので筋力と瞬発力が混ざったのかなと思いながら聞いていたがそうではなかった。金髪力だった。「リョクの力」か。「二年生なのにすごい金髪力でまいった。負けた、と思った」と茶髪くんは肩を落とす。種目はなんだ。サッカーで負けた話じゃないのかよ。
●店じまいをして帰宅20:30過ぎ。今岡のサヨナラアーチにも喜んだが池山の代打逆転3ランはどうだ。宮沢さんの気持ちになって喜んだ。

クラブマン

2002年4月9日
●早めに布団に入るが眠れず5:00寝8:30起。くもり。教室へ出かける支度を済ませ、午前中にくるという電気の点検を待つ。こない。待ちくたびれた11:30、母がポストに「10:20頃、うかがいましたがご不在でした」というメモを発見した。あほか。誰が不在や。めちゃめちゃ存在してたゆうねん。
●母の車は修理中。弟の車を借りて私が運転、教室へ。初めて乗るホンダ車はクリープが弱かった。平らな道でもブレーキを放しただけでは前に出ない。違和感。小雨の降り出した中、なんとか無事に到着する。
●本屋であり文房具屋でもある万騎が原が、頼んでおいたコピー用紙を納品にきた。教室の乱雑な事務机の上でいっしょに弁当。仕事モードの万騎が原は塾長を相手にさりげなく営業活動をしてから会社に戻って行った。
●子供たちがきて塾業務。ロリータ双子の海原千里が今日はひとりできた。片っぽだけだとなおさらどっちだかわからない。「えーっとね。万里?」「千里」失礼しました。
●チノによく似た三年生の男の子とはいつも「ドラゴンクエストモンスターズ2」の話題で盛り上がる。国語の問題になぜか「ヤドカリの絵を描け」というものがあるのだが、一心に描いている横から話しかける。「なんか、こんなのいたじゃん」「ダンジョンえび?」「違う。なんだっけ。あ、クラブマン」「ああ、クラブマンね」三年男子と俄然、話が合うのだった。
●店じまいをして帰宅21:00。軽くご飯を食べてスタジオ。睡眠不足や疲労困ぱいにはおかまいなしで歌録音が始まった。容赦なくレ行へ。


「レコーディング9日目:シンセ、歌(1)録音」
2002年4月9日(火)22:00〜25:00 B2スタジオ

タクマは欠席。三人でできることを進める。小林が苦しそうに息をついてジーンズのボタンをひとつはずした。おめでたかと思いきや便秘だという。

楽器で唯一残っていた「秘密の花」シンセパートの録音から。何度かやってOK。レコーディング用に便秘の小林が作った音はライヴよりもずっといい音だった。

「猿モンキー」は便秘の小林がメインで歌う曲。まず歌ってもらう。いつかやらなければならないコーラスパートを今、歌いたくなった。歌わせてもらう。すると小林が「もう一回歌う」という。さっきよりよくなった。それを聞いたらコーラスを録り直したくなって再度歌わせてもらう。そうしたら小林が「もう一回歌う」という。きりがない。仮のOKテイクを録音完了。

「家系図」へ。ボーカルに強烈なエフェクトをかけるので激しいノイズの発生を覚悟していたのだが予想よりもクリアな音を作ることができた。エフェクト担当としてはひと安心。気をよくして歌った。続いて小林がコーラス。聴き返すまでもない不思議なクオリティの高さ。聴いていた平澤監督が「かっこいいー」といったから大丈夫だろう。

三時間でできたのはそこまで。監督にプレステ本体をもらって帰宅1:00過ぎ。

本日の成果:楽器終わり。歌、三分の一ほど終わり。


銀色コーヒー豆型

2002年4月8日
●5:00寝14:00起。寝過ぎた晴れ。
●14:41、喫煙所でぼんやりしていたら幼稚園の屋根の上、南西の空に光るものが。すーっとまっすぐ飛んできて頭の上を通過、北東へ消えて行った。銀色に光るコーヒー豆型の物体。不規則に自転している。音はない。見た感じでは航空機の3倍以上の速さだった。初めは糸の切れた、中のガスが少し減ってへこんだアドバルーンが風に流されているのだろうと思った。それにしてはいかにも用事がありそうに一直線に飛んだ。真っ青な空を銀のコーヒー豆が飛ぶ姿は、ほれぼれするほど美しかった。
●携帯au機からメーリングリストふたつに投稿する。「今UFO見たんですけど。銀色コーヒー豆型」矢部池が反応した。「新型のやつじゃん! まだ国内には2、3台しか入ってないらしいよ」輸入品かよ。タクマは「まじっすか? たぶんそれ俺です。今、長後らへんです」なあんだタクマか。変に光るから見間違うじゃないか。長後だったら寄ってくれればよかったのに。
●ラーメンを作って食べた。夕方、あひる日記のバックナンバーを読んだら笑ってしまい4時間くらい読み続けた。日記を後から読み返す醍醐味は「なんでこんなこと書いたんだ」である。他にいろいろあるだろうに、なぜそれを書き留めたのか。我に返り慌てて主婦業務略して主業。
●夜、家族がそろっているところでUFOを見たと発表した。弟が小声で母に「なるべく話をしてあげるように」とか「カウンセリングを」とか「あたたかくなるとどうしても」とかいう。腹立つ。
●5:00寝13:00起。晴れ。洗濯など。カップやきそばを食べたらもたれた。阪神はとうとう負けた。開幕からの連勝は7で止まった。ペタの満塁弾は痛かった。ペタめ。
●夕方、買物につきあって手巻き寿司の材料など。帰って10分で食べた。巻きに巻いた。スタジオへ。
●今日はレコーディングではなく個人練習。今週から歌録りが始まるので打ち合わせを兼ねた練習をすべく小林とふたりでスタジオに入る。小林とふたりきりで防音効果のほどこされた密室に二時間入る。間違いが起こらなければいいが。
●見た目は立って歌うカラオケだった。エフェクターのチェックまで満足にできたとはいえない。いっしょに歌う部分の歌いまわしをそろえるくらいしかできなかった。歌いまわしとはたとえば「かけいず」という歌詞を「かけーず」と歌うべしとか、そういうこと。特におもしろエピソードもなく終わった。帰りはバイクで走るほどに雨足が強くなった。ずぶぬれで帰宅22:30。
●もう明らかに憂鬱なのだ。歌録り。何度でも歌い直すのはいいが、納得が行くまで歌えばそれだけ時間がかかる。時間がかかればスタジオ代がかかる。スタジオ代は四人で割る。歌が下手で時間がかかれば他のメンバーの財布に影響する。つまるところ遠慮と気がねの作業。A型向きだなあ。
●プロだったら心ゆくまでできるかといえばおそらくそんなことはなくリリースの日をめがけてプロモーションやらなにやらまわりが動くから進行はよりタイトなものになるだろう。ましてやプロの場合、録れたての曲を持ってツアーをまわるのが一般的だ。出先で演奏を重ねるうち「レコーディングの時、こうすればよかった」という思いは必ず出てくるのに違いない。
●だとすればレコーディングはプロアマを問わず、永遠に納得の行かない作業ということか。バケラッタな話だ。

プレステこわれた

2002年4月6日
●3:30寝11:00起。晴れ。あっという間に教室へ連れて行かれた。掃除、弁当。学校の完全週五日制に合わせて教室は今日から土曜日も営業開始となった。来週から午前中は通常、午後は自習というプラン。その土曜日をゆくゆくは私に任せたいというのが塾長の意向だ。知らなかった。
●自習教室初日の今日は体験入学中のふたりがそうとは知らずにきただけでいつもの生徒たちは誰もこなかった。内心ほっとする。誰かきたらキレようと思っていた。キレて追い返すつもりだった。なにを土曜日まで塾へきとんねん。あほか。帰れ。二度とくるな。儲かりまへんな。帰宅18:00前。
●おととしの夏、プレイステーション2を買った葛野からプレイステーションを強奪した。以来、機嫌よく遊んでいたがとうとうこわれた。せっかく新しい野球ゲームを買ったのに肝心のプレステが動かない。ロゴマークの画面のまま止まってしまう。30分くらいプレステのロゴマークを見た。もう、そらで描ける。葛野に「2をくれ」といいたいところだが、ぶっとばされるのでよす。
●他にプレステ2のオーナーでプレステを余らせている人は、と考えて平澤大作アナスポ監督に白羽の矢を立てた。メールを送る。送ったメールの全文がこれだ。「プレステこわれた。大ちゃん。プレステこわれた」これまで書いたどのメールよりも簡潔かつ気持ちのこもった文面となった。返事がきて「差し上げます。『信長の野望』と『電車でGO』のソフトをつけて」なんていい人だろう大ちゃんは。返事を送る。「ソフトいらない」なにさまだ私は。
●七連勝の報を聞いて阪神ファンの母が誤作動を起こした。帰りの保土ヶ谷料金所で間違えて一般ゲートに並んでしまい小銭を払って出る。まとはずれな御祝儀。

誤作動

2002年4月5日
●4:30寝8:30起。晴れ。出勤日だが塾長が美容院に出かけたので帰りを待つ。その間、朝から歌の練習、曲作り。昼前には教室で弁当を食べていた。掃除。
●午後から塾業務。新入生いろいろ。初めて会う雇いの先生、いつもの先生、バイトくん、塾長と5人で子供たちをさばいた。20:30頃、店じまい。教室を後にする。
●うちから教室までは横浜新道と第三京浜を行く。毎日、往復で5回、料金所を通過する。そのたびに窓を開け閉めしていたら窓枠のゴムパッキンがすぐにだめになった。車屋にすすめられてETCをつけたのはずいぶん前のことになる。
●ETCは高速道路の通行料金をまとめて支払うシステムだ。いちいち払わなくていいから料金所は「ぴ、ぴ」といってそのまま通過である。小銭を払うための渋滞に巻き込まれずにすむ。快適といえば快適だが手放しでは喜べない。
●誤作動する。システムではなく、おじさんが。初めはよく料金所のおじさんに「おーい、こらー」といわれた。払わずに逃げたと思われている。失敬な。最近ではさすがにそれはなくなったが、めったにこないと油断しているのだろう、ETC専用ゲートを通過しようとしている目の前を料金所のおじさんが歩いて横切ったりする。危ないったらない。今日は軽自動車が前で止まってしまった。間違えて専用ゲートに入り込んだらしい。どうするかと思えばバックしてきた。危ないったらない。すれ違いざまに運転席を見やればおじさんだ。どうもETCは、おじさんを誤作動させる。
●試算では50%の車がETCをつければ渋滞はなくなるらしい。現在の普及率は1.7%だという。ほど遠い。つけるのに3、4万かかるらしいから無理もない。通行料金二割引きの普及キャンペーンが終わらないのはありがたい。
●と、煩雑になるのを嫌って主語をあいまいに書いたが車にETCをつけたのも運転するのも母だ。私はこの車を一度も運転したことがない。
●戸塚料金所の手前ではいつも「ごめんやっしゃ、ごめんやっしゃ」とか「ごめんやして、おくれやして」とかいいながら車線を変え、専用ゲートを通過する。車中、ラジオで六連勝の瞬間を聞いた。タイガースが誤作動している。買物をして帰宅21:30。

ドラマを見る

2002年4月4日
■夜中、いつものように宮沢さんの「市松生活」を開いて飛び上がった。4月3日分に城田あひる君が。このサイトにリンクが。あわわ。最近、アクセス数がなんとなく増えたのは寝屋川のYさんこと米倉さんがリンクしてくれているおかげだから朝な夕なに陰ながら手を合わせていたが、もう、いよいよ、こりゃ、はあー、ってなんだかわからない。今回はまたしても参宮橋のTさんこと高森さんにお世話になった。人の世話になってばかりいる。もう足を向けて寝られる方角がない。みなさん、ありがとうございます。立って寝ます。
■5:00寝11:30起。晴れ。そばをゆでて食べた。カレーパンも食べた。部屋の片づけや洗濯など。布団を干すには風が強すぎるのでよした。録りだめたビデオを全部見る。見るものがなくなって大河ドラマ「利家とまつ」を三週分、立て続けに見た。二回目。
■日暮れて主婦業務略して主業。ご飯が炊き上がるアラーム音を聞いたらその気になり、半端な時間にひとりで晩ご飯を食べてしまう。部屋に戻って横になるうちに寝てしまう。食べてしまったり寝てしまったりした。本能のおもむくままに男らしく生きた。
■小一時間で目を覚ますとつけっぱなしのテレビではやけに滑舌のいい子供が弁舌をふるっている。橋田ドラマだ。見たことがなかった。しばらく見てわかったが、登場人物それぞれがそれぞれの不満をよどみなく発表するドラマだった。いいたいことをいい合っている。現実なら殴り合いになる。
■開幕五連勝、勝率10割、当然のリーグトップ。もうやめてー。どきどきするから。
●4:30寝8:30起。毛布はどちらともいえない中途半端な状態。晴れ。
●教室へ。行きがけにダイクマに寄って教室に置く将棋盤を買った。碁盤は今、囲碁の人気が出過ぎて売り切れ。週末に入荷との由。
●午前中は掃除と弁当、午後から塾業務。今日は母とふたりで20人以上を見た。新キャラクター登場。四年女子の双子でこれがハーフ。仮に海原千里・万里と呼ぶが見事なまでのロリータぶりだ。色白、細身、肩を越える金髪に北欧系の面立ちとくれば、この子たちのあられもない姿を撮影したものこそが児童ポルノと呼ばれるにふさわしい。私はニセモノだが性根の座ったロリコンさんにはたまらないだろうと思う。おとなしくしていればお人形さんなのに、お姉さんの千里は五年女子のふたりを追いかけまわしていた。やんちゃなハーフ、海原千里・万里のおふたりだ。
●17:00には誰もいなくなって、それからは数人しかこなかった。うちひとりは今度三年生になる女の子だが、ふたけたのたし算引き算がおぼつかない。ただし彼女は天性の媚態の持ち主だから将来はクラブのママにしようと決めている。来年あたり店を一軒、任せてみようと思っている。お勘定さえできればいいので、たし算の答えが少し多めに出るようになればこの子はそれでいい。便宜上、チーママと呼びたい。
●前に「30−18=」がわからず悩んだチーママはノートの余白に小さな丸印を30個書いた。18個を斜線で消す、苦肉の策だ。これなら答えが出るだろうと放っておいたのだが、しばらくすると彼女の「ああー」という悲痛な叫びが教室中に響いた。見れば30個の丸印すべてが斜線で消されている。自分がなにをしていたのか途中で忘れてしまったのだろう。気がついたらすべての丸印を消していて驚いたのだろう。大丈夫なんだよ、チーママはそれで。
●チーママをママが迎えにきた。19:30には縄のれんをおろす。片づけて晩ご飯の買物をして帰宅21:30。
●開幕四連勝でござるよ。どうしよう、このまま負けなかったら。
●5:30寝13:30起。晴れ。暖かくなったので今夜から布団をよして毛布にする。毛布を干した。少年時代、毛布にはガーゼ地のカバーをかけていたが、これが子供心にも具合がよかった。長じてひとり住まいの頃にもガーゼ地の毛布カバーを使ったが、これは中で毛布が動いてしまい、朝起きるとガーゼ部分だけをかけて寝ていた。中身はぐちゃぐちゃになって足元に丸まっていた。今また新しい毛布カバーをかけながらこのカバーは毛布をしっかりホールドするタイプか、はたまた起きると中身が足元に丸まっているタイプか、期待と不安の入り交じる思いでいる。「ガーゼ地の毛布カバーで語る自分史」である。であるっていうか書き出したら長くなった。
●夕方、髪と顔を整えてから近くのゲーム屋へ。「2002春」と書かれた野球ゲームを購う。毎年のことだ。春になったなあ。帰って早速プレイするが途中で引っかかってしまって画面が止まる。試合がなかなか進まない。セーブできるところまでたどり着けなかった。
●ここのところ忙しくしていたので録画したテレビ番組を見る時間もなかった。大河ドラマ「利家とまつ」を三週分、立て続けに見たらいい気持ちだった。今、話しかけられたら時代劇口調になる。
●そんなことはともかくタイガース、開幕三連勝でござる。優勝や。通天閣を胴上げや。

クリーンなだめ

2002年4月1日
●4:00寝12:00起。晴れ。休みをもらったので教室を休む。無給で働く丁稚どんには休日にバンドがらみ、ウェブがらみの細かい作業をするより他に楽しみがない。なんたる清廉潔白。同世代なら誰でもやっているヤミ献金もインサイダー取り引きも風俗狂いもしない。後ろ暗いところがない。いいかえればクリーン。パーソナリティのこの部分はこれまで大きく取り上げてこなかった。本年度は「クリーンなだめ」を打ち出して行きたい。だめは業病。一生ついてまわる。
●カレーうどんを食べて銀行へ。Jフォン代を少し入れておかないとと思ったのだが引き落としは本日すでに実行されており残高が116円だった。ぎりぎりセーフ。もう少しで感じの悪い手紙をもらうところだった。昨日、葛野車でユニクロの前を通った時に見た、店内に吊るされていたジャージがいい感じだったので銀行の帰りに寄って購入する。我ながらユニクロが似合うなあ。せいぜいユニクロがお似合い。
●主婦業務略して主業。母から電話で明日、教室を休んでもいいといわれて助かった。ギターの用意をして夜はレコーディング。二時間でできることは限られていると痛感した録音のあらすじはレ行で。
●湘南ドライヴの道すがら、助手席にいたタクマだけが目撃した少年は歩道に四つんばいになりアスファルトの地面をこぶしでがんがん殴りつけていたという。すごい青春があったもんだ。「尾崎っぽいよね」といったらタクマが笑って「盗んだバイクで走り出しそうですよね」といった。


「レコーディング8日目:ギター、ベースソロ」
2002年4月1日(月)22:00〜24:00 Cスタジオ

平澤監督とタクマ。3人そろってストロベリートライアングルズ・ザよろしく。いいにくい。

「家系図」ギターソロを録る。テイク1はエフェクターを踏みそこねてNG。指がからまったとかでなく、足が失敗したので悔しい。二回目はうまくいったが聞き返したらどこか固いのでやり直す。5回目くらいにようやく固からずゆるからずの、たとえると尾篭になるのでたとえないが、いいテイクが録れたのでよしとする。

「ユリイカ」ベースソロ。本来のベースアンプではないアンプを使ったらおもしろい音が出た。テイク3くらいで完了。

録り終えたテイクを含めた2曲を2枚のMDに落としたらもう終わりの時間だった。片づけて湘南ドライヴ。逗子海岸で監督が「潮が満ちてきました」といった。見れば確かに水位は高いが、そう報告されてもどうすればいいのかわからない。帰宅1:30。

本日の成果:楽器ほとんど終わり。


食べる日曜日

2002年3月31日
●長文小僧・チノは長い経を読む。ただでさえメールが長い。その上に今、サイト「報復書簡」の打ち合わせやアナスポデモトラックスのジャケットデザインの打ち合わせがあって、さらに伸びている。この二日間にチノから届いたメールが5本ほどあり、そのボリュームは「大菩薩峠」を越える。峠越えだ。それに返事を書いた。ひさしぶりにゆっくりパソコンに向かうはめになったら急に肩がこった。時々悩まされる肩こりの原因がおぼろげながら見えた。チノだったのか。
●4:00寝12:00起。晴れ。枕元の電気スタンドがつけっぱなし。昨夜、携帯J機のディスプレイで太宰を読んだがそのまま落ちたらしい。家にみんないて昼ご飯はそれぞれ勝手なものを作って食べたようだ。ピザトーストを作る。
●夕方、カレーパンを食べたところへ鍋メールが届いた。カレーパン、食べなきゃよかった。葛野車で万騎が原へ。壱番館一家も参加でほうれん草と豚バラの鍋を楽しむ。最後はラーメン玉を入れた。みずから毒見をした鍋将軍が「あ、これはだめだ。食べない方がいい」という。いっせいに箸が伸びた。すすってみれば極上の和風ラーメン。
●気がつけば全員が阪神ファンだった。壱番館の解説を聞きながら巨人戦を見る。なんと開幕から巨人に連勝してしまった。どこへ行くんだタイガース。手の届かないところへ行ってしまうのか。今までは届いていたのか。
●天使と遊ぶ。春から一年生の天使はリハのつもりか学校ごっこをしたがった。バイバイができるようになったムーにバイバイをして葛野家からは月に向かって歩く。帰宅0:00前。

1 2 3 4 5 6

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索