信頼できる文献
2002年3月10日●レコーディングのことを考えるせいなのか他に理由があるのか知らないが眠れない。夜通し起きてページ作りをした。たいがい夜通し起きてページ作りをしている。
●12:00寝15:30起。アナスポ携帯メーリングリスト・アナメールに返事いろいろ。ナンとキーマカレーがセットになっているのを食べた。父のパソコンに時刻表ソフトをインストール。自分のパソコンに戻ってページ作り。夜、小腹が減ったのでパスタをゆで、カニ缶をあけてマヨネーズその他であえた冷製スパゲティを作る。そこそこの出来。
●親戚に不幸があって母は朝から四国へ飛んでいた。夜遅く帰った母に話を聞けばおじさんは夕方、具合が悪くなり自分で車を運転して病院へ行った。心筋梗塞だそうでお医者も手の打ちようがなく、おじさんはその晩のうちに亡くなったという。急だなあ早いなあとしみじみ話していると父がぽつりといった。「心筋高速というくらいで」いや、うん。万事この調子の家庭に育った子供は将来、深刻なこと一切から目をそらし、なんでも笑いでごまかそうとする人間になりやすいという研究報告がある。その分野の調査研究において最も信頼できる文献がこれ。あひる日記。
●池袋サーチエンジン・システムクラッシュ・ツアーの掲示板に宮沢さんが詳細を発表された。生き生きとふざけておられるのでなんだかうれしくなって何度も読んだ。それはいいが危惧していた通りに当日、レコーディングの予定が入っている。昼間は宮沢さんとファン100余名が池袋を歩きまわるツアーに参加、夜は戸塚に戻って終了時間未定のレコーディング作業だ。ぼくはスーパーマン。疲れ知らずの大活躍さ。シャブ中じゃん。
●12:00寝15:30起。アナスポ携帯メーリングリスト・アナメールに返事いろいろ。ナンとキーマカレーがセットになっているのを食べた。父のパソコンに時刻表ソフトをインストール。自分のパソコンに戻ってページ作り。夜、小腹が減ったのでパスタをゆで、カニ缶をあけてマヨネーズその他であえた冷製スパゲティを作る。そこそこの出来。
●親戚に不幸があって母は朝から四国へ飛んでいた。夜遅く帰った母に話を聞けばおじさんは夕方、具合が悪くなり自分で車を運転して病院へ行った。心筋梗塞だそうでお医者も手の打ちようがなく、おじさんはその晩のうちに亡くなったという。急だなあ早いなあとしみじみ話していると父がぽつりといった。「心筋高速というくらいで」いや、うん。万事この調子の家庭に育った子供は将来、深刻なこと一切から目をそらし、なんでも笑いでごまかそうとする人間になりやすいという研究報告がある。その分野の調査研究において最も信頼できる文献がこれ。あひる日記。
●池袋サーチエンジン・システムクラッシュ・ツアーの掲示板に宮沢さんが詳細を発表された。生き生きとふざけておられるのでなんだかうれしくなって何度も読んだ。それはいいが危惧していた通りに当日、レコーディングの予定が入っている。昼間は宮沢さんとファン100余名が池袋を歩きまわるツアーに参加、夜は戸塚に戻って終了時間未定のレコーディング作業だ。ぼくはスーパーマン。疲れ知らずの大活躍さ。シャブ中じゃん。
男のロマン
2002年3月9日●夜中にスタジオから帰るとぐったりと疲れている。スタジオでは録音にノイズが乗るのを恐れてエアコンを切っていた。寒い部屋でカウントに合わせてギターを弾く作業は自分でも気がつかないうちに緊張を強いられていたようで冷え切った体ががちがちに固まっている。肩がこり過ぎて呼吸がしにくい。ふーっと倒れそうな気持ちになる。これはあかん、これはあかんでえと思ったので何ヶ月ぶりかで湯船につかってみた。少し楽になった。
●足は痛いし腰は重いし、すぐに眠れるはずなのになにかリミッターがかかっているかのように眠れない。つらかった。9:00寝15:00起。また肩がいやな感じ。目線より高いところにずらりと並んだひもを端からちょうちょ結びにするような作業がしたい。腕は疲れるだろうが肩は楽になりそうだ。
●眠れないつれづれに昨夜録画した角川映画「戦国自衛隊」を見た。映画ファンには笑われるかもしれないがこれはマイファースト感動映画だ。なにそのアタマ悪そうないいまわし。ともあれ全編に渡って男のロマンあふれっぱなしである。ともにふんどし姿の千葉真一と夏八木勲が海岸の岩場で語り合う「なんの暗喩だ」といいたくなるようなシーンもあるが、この映画に関しては茶化せない。なかば本気でしびれている。
●夕方、葛野が迎えにきて権太坂で鉄板焼き。壱番館一家もやってきた。霊感青年・壱番館といっしょに心霊写真の番組を見るとおもしろい。写真ごとにコメントが聞ける。「これはたいしたことないな」「これはやばい。まじ、やばい」怖さ倍増だ。
●「死ぬ前に、最期に食べたいものはなにか」と問われれば「権太坂の姐さんの焼いたチーズタルト」と答えるに決まっている。今日はこれを食べさせてもらった。素朴さ、甘さの加減が絶妙。どこかよそへ持って行くお使いものにしたい。自信満々で持って行ける。
●幼稚園の行事で撮った写真を姐さんがアルバムに貼りつけている。バツマルが通う幼稚園の先生が美人かどうかを権太坂の旦那に聞いたら「無理」という返事だった。美人かどうかの返事が「無理」って。
●ムーをながめ、キティ、バツマルと遊び、DVDで「フィフスエレメント」を見て帰る。フィフスエレメントも悪くはない。悪くはないがやはり。戦国自衛隊。葛野家からは歩いて帰宅1:00過ぎ。
●足は痛いし腰は重いし、すぐに眠れるはずなのになにかリミッターがかかっているかのように眠れない。つらかった。9:00寝15:00起。また肩がいやな感じ。目線より高いところにずらりと並んだひもを端からちょうちょ結びにするような作業がしたい。腕は疲れるだろうが肩は楽になりそうだ。
●眠れないつれづれに昨夜録画した角川映画「戦国自衛隊」を見た。映画ファンには笑われるかもしれないがこれはマイファースト感動映画だ。なにそのアタマ悪そうないいまわし。ともあれ全編に渡って男のロマンあふれっぱなしである。ともにふんどし姿の千葉真一と夏八木勲が海岸の岩場で語り合う「なんの暗喩だ」といいたくなるようなシーンもあるが、この映画に関しては茶化せない。なかば本気でしびれている。
●夕方、葛野が迎えにきて権太坂で鉄板焼き。壱番館一家もやってきた。霊感青年・壱番館といっしょに心霊写真の番組を見るとおもしろい。写真ごとにコメントが聞ける。「これはたいしたことないな」「これはやばい。まじ、やばい」怖さ倍増だ。
●「死ぬ前に、最期に食べたいものはなにか」と問われれば「権太坂の姐さんの焼いたチーズタルト」と答えるに決まっている。今日はこれを食べさせてもらった。素朴さ、甘さの加減が絶妙。どこかよそへ持って行くお使いものにしたい。自信満々で持って行ける。
●幼稚園の行事で撮った写真を姐さんがアルバムに貼りつけている。バツマルが通う幼稚園の先生が美人かどうかを権太坂の旦那に聞いたら「無理」という返事だった。美人かどうかの返事が「無理」って。
●ムーをながめ、キティ、バツマルと遊び、DVDで「フィフスエレメント」を見て帰る。フィフスエレメントも悪くはない。悪くはないがやはり。戦国自衛隊。葛野家からは歩いて帰宅1:00過ぎ。
長い恋の夢
2002年3月8日●7:30寝9:30に母に起こされた。教室を手伝ってくれるんじゃないのかという。いわれてみればおととい水曜日に教室で「金曜日、手伝ってくれ」といわれて承諾していたが、私は今日ではなく、いつか来る金曜日のことをイメージしていた。これから先、水曜と金曜が出勤になるのかと思っていた。母は今週の金曜日だけといったつもりだったらしい。わかっていればそのつもりで準備もしたのだが頭は痛いしろくに寝てないし夜はレコーディングと悪条件がそろっている。二時間睡眠で教室へなど出たら夜はふらふらだ。申しわけないことだが今日は勘弁してもらう。若旦那らしく道楽を優先、家業を犠牲にした。道楽で聞こえが悪ければ芸術といいかえてもかまわない。
●申しわけない申しわけないといいながら10:00寝16:00起。長い恋の夢を見ていた。相手はなぜか小学二年生くらいの女の子だったが実在の、たとえば塾の生徒などではなく、まったく会ったことのない子だったので自分の夢ながら手抜きをしていないと感心した。家族ぐるみの健全なお付き合いだったが、なにかの拍子にいきなり心と心が通い合う瞬間があった。「あ、だめだ今、惚れたし惚れられた」と思った。夢から覚めてみれば女の子の顔も思い出せない。晴れ。そばをゆでて食べた。
●各種印刷。掃除洗濯洗いもの。夜はレコーディング。先のスケジュールを考えて考えて、でもふたりきりでは予定が組めずにあわあわとからまわりしたレコーディングの顛末はレ行で。
「レコーディング3日目:ギターパート録音」
2002年3月8日(金)22:00〜26:00 B1スタジオ
「家系図」から。予想以上に手間取ったとはいえテイク5くらいで完了。「テイク5」は聴けば誰でも知っているジャズの名曲だがそれは関係なし。
続いて「ユリイカ」ギターA。これは同じ一小節のパターンを200回くらい弾くパートだ。途中で何度か失敗してやり直す。5回目くらいにいいところまで行ったのに最後の方で指がからまってしまった。失敗。スタジオに重苦しい空気が漂う。見かねた平澤監督が「パンチイン」という大技を出してくれた。間違えた手前から再び録音をし、つなぎ目がわからないようにしてくれる。「おとぼけ大ちゃん、ありがとう」「おとぼけは余計だーい」ギターBはテイク2で完了。ワウなんか使っちゃった。えへ。
残るは一曲。ボーナストラックのギターパートのみ。これはテイク3くらいで「エクセレント」と思ったのでやめた。こうなると「エクセレント」いったもの勝ちである。監督が「昔から変なギター弾くなとは思ってたけど」といった。もっと変なギター隠し持ってたでしょ。この曲の、監督をうならせたあひるのギタープレイを聴くにはちょっとした手続きを踏んでもらわなければならない。それについては近日発表。
ギターソロは録音手順の関係で後日。それ以外のギターを予定通り録り終えた。ラフミックスをスタジオのスピーカーから出して聴く。すごいかも。「ユリイカ」なんか曲じゃないよ。工場のノイズみたいだよ。
この先どうなるのかわからない。わかっているのはものすごくいいものを作りかけているということだけだ。みんなに聴いてほしい。歌を録る前だからいえることかもしれないが。片づけて帰宅2:00過ぎ。
(アナログスポーツ次回レコーディングは11日の予定です)
●申しわけない申しわけないといいながら10:00寝16:00起。長い恋の夢を見ていた。相手はなぜか小学二年生くらいの女の子だったが実在の、たとえば塾の生徒などではなく、まったく会ったことのない子だったので自分の夢ながら手抜きをしていないと感心した。家族ぐるみの健全なお付き合いだったが、なにかの拍子にいきなり心と心が通い合う瞬間があった。「あ、だめだ今、惚れたし惚れられた」と思った。夢から覚めてみれば女の子の顔も思い出せない。晴れ。そばをゆでて食べた。
●各種印刷。掃除洗濯洗いもの。夜はレコーディング。先のスケジュールを考えて考えて、でもふたりきりでは予定が組めずにあわあわとからまわりしたレコーディングの顛末はレ行で。
「レコーディング3日目:ギターパート録音」
2002年3月8日(金)22:00〜26:00 B1スタジオ
「家系図」から。予想以上に手間取ったとはいえテイク5くらいで完了。「テイク5」は聴けば誰でも知っているジャズの名曲だがそれは関係なし。
続いて「ユリイカ」ギターA。これは同じ一小節のパターンを200回くらい弾くパートだ。途中で何度か失敗してやり直す。5回目くらいにいいところまで行ったのに最後の方で指がからまってしまった。失敗。スタジオに重苦しい空気が漂う。見かねた平澤監督が「パンチイン」という大技を出してくれた。間違えた手前から再び録音をし、つなぎ目がわからないようにしてくれる。「おとぼけ大ちゃん、ありがとう」「おとぼけは余計だーい」ギターBはテイク2で完了。ワウなんか使っちゃった。えへ。
残るは一曲。ボーナストラックのギターパートのみ。これはテイク3くらいで「エクセレント」と思ったのでやめた。こうなると「エクセレント」いったもの勝ちである。監督が「昔から変なギター弾くなとは思ってたけど」といった。もっと変なギター隠し持ってたでしょ。この曲の、監督をうならせたあひるのギタープレイを聴くにはちょっとした手続きを踏んでもらわなければならない。それについては近日発表。
ギターソロは録音手順の関係で後日。それ以外のギターを予定通り録り終えた。ラフミックスをスタジオのスピーカーから出して聴く。すごいかも。「ユリイカ」なんか曲じゃないよ。工場のノイズみたいだよ。
この先どうなるのかわからない。わかっているのはものすごくいいものを作りかけているということだけだ。みんなに聴いてほしい。歌を録る前だからいえることかもしれないが。片づけて帰宅2:00過ぎ。
(アナログスポーツ次回レコーディングは11日の予定です)
含み笑いの免許証
2002年3月7日●夜中に近所の自販機までたばこを買いに行く。クールマイルドのボタンを押したらクールマイルドが出た。小さくガッツポーズ。クールマイルドのボタンを押すとクールマイルドが出るなんてこれ、夢のようなマシンじゃないか。
●4:00寝14:00起。寝過ぎてがくがく。思えばサラリーマン時代は毎朝5:30過ぎに起床、6:30には家を出ていた。6:30に起きたのではもう遅刻なので、そんな日は体調が悪いことにして休んだ。6:30に起きて休みにした日は一日が長かった。晴れて風強し。そばをゆでて食べた。
●警察に呼ばれているから出頭する。新しい免許証を受け取った。貼られた写真を見ると我ながら妙な顔をしている。含み笑いだ。なにをたくらんでいるのだろう。帰りにコンビニパトロール略してニブロール。一日中、くしゃみが止まらないが花粉症ではない。主婦業務略して主業を終えた後はパソコンに向かってくだらないことを書き続けた。
●時々メールをくれる仙台のAさんは私の運動不足を案じて「クイックルワイパー」をすすめてくれた。クイックルワイパーは例の、フローリングの床を掃除するモップである。たたみだからなあと返事をしたら別にたたみでもいいんだという。「クイックルワイパーは掃除もできるけど、そうじゃなくて、あれをこう、ぐっとかついでスクワット風のことをしたり、テレビとかを見ながら目線(首)を動かさないようにしてツイストして腹筋を鍛えたりするんだよ」そうでしたか。深く納得すると同時に名言を見つけた。「クイックルワイパーは掃除もできる」座右の銘としたい。
●4:00寝14:00起。寝過ぎてがくがく。思えばサラリーマン時代は毎朝5:30過ぎに起床、6:30には家を出ていた。6:30に起きたのではもう遅刻なので、そんな日は体調が悪いことにして休んだ。6:30に起きて休みにした日は一日が長かった。晴れて風強し。そばをゆでて食べた。
●警察に呼ばれているから出頭する。新しい免許証を受け取った。貼られた写真を見ると我ながら妙な顔をしている。含み笑いだ。なにをたくらんでいるのだろう。帰りにコンビニパトロール略してニブロール。一日中、くしゃみが止まらないが花粉症ではない。主婦業務略して主業を終えた後はパソコンに向かってくだらないことを書き続けた。
●時々メールをくれる仙台のAさんは私の運動不足を案じて「クイックルワイパー」をすすめてくれた。クイックルワイパーは例の、フローリングの床を掃除するモップである。たたみだからなあと返事をしたら別にたたみでもいいんだという。「クイックルワイパーは掃除もできるけど、そうじゃなくて、あれをこう、ぐっとかついでスクワット風のことをしたり、テレビとかを見ながら目線(首)を動かさないようにしてツイストして腹筋を鍛えたりするんだよ」そうでしたか。深く納得すると同時に名言を見つけた。「クイックルワイパーは掃除もできる」座右の銘としたい。
男の子は泣く
2002年3月6日●4:00寝8:00起。雨上がりの晴れ。
●親子三人で教室へ。昼前、教室に着くなりブランチ。もちろん途中で買ったお弁当だ。昨夜19:00頃にカップやきそばを食べて以来だったからおなかの中でテトリスをしているようだった。すこんすこんと収まった。
●午後から塾業務。仲良しの一年生の女の子が強烈なパンチを繰り出してくるので逃げまわった。何発か、痛恨の一撃をもらった。電気あんまはうまくかわして貞操を守った。彼女は国語の問題「反対のことばを書きましょう」に挑んでいたが横で見ていたら「さむい」という設問に対して「いむさ」と答えていた。これを間違いだと誰がいえよう。働いているお母さんが残業になり、迎えにくるのが遅くなる日など、この子は教室のパソコンでゲームをしながらじっと待っている。教室で過ごす時間が他の子よりも長いせいだろうか、今日は帰り際に「さようなら」ではなく「いってきまーす」とあいさつをした。どっちが家だかわからなくなっている。
●気がついたら二年生の男の子がしくしく泣いていた。前にも違う男の子が泣いているのを見たことがある。問題がとけずに悩んでいるうち、自分のふがいなさがやりきれなくなってしまうのかもしれない。ばかだな泣くやつがあるか、わかんないなら聞けばいいじゃないか。どれ、どこだ見せてみろ。答案を見ると全問正解なのだった。お前、なんで泣いてるんだよう。時々、男の子は泣く。女の子は決して泣かない。
●バレーボール部所属の聖・少女はもうこない。20:00過ぎに教室を後にした。買物をしようと戸塚の西友に寄ったらタイミングよく父も戸塚に着いた。家族そろって帰宅21:00過ぎ。
●親子三人で教室へ。昼前、教室に着くなりブランチ。もちろん途中で買ったお弁当だ。昨夜19:00頃にカップやきそばを食べて以来だったからおなかの中でテトリスをしているようだった。すこんすこんと収まった。
●午後から塾業務。仲良しの一年生の女の子が強烈なパンチを繰り出してくるので逃げまわった。何発か、痛恨の一撃をもらった。電気あんまはうまくかわして貞操を守った。彼女は国語の問題「反対のことばを書きましょう」に挑んでいたが横で見ていたら「さむい」という設問に対して「いむさ」と答えていた。これを間違いだと誰がいえよう。働いているお母さんが残業になり、迎えにくるのが遅くなる日など、この子は教室のパソコンでゲームをしながらじっと待っている。教室で過ごす時間が他の子よりも長いせいだろうか、今日は帰り際に「さようなら」ではなく「いってきまーす」とあいさつをした。どっちが家だかわからなくなっている。
●気がついたら二年生の男の子がしくしく泣いていた。前にも違う男の子が泣いているのを見たことがある。問題がとけずに悩んでいるうち、自分のふがいなさがやりきれなくなってしまうのかもしれない。ばかだな泣くやつがあるか、わかんないなら聞けばいいじゃないか。どれ、どこだ見せてみろ。答案を見ると全問正解なのだった。お前、なんで泣いてるんだよう。時々、男の子は泣く。女の子は決して泣かない。
●バレーボール部所属の聖・少女はもうこない。20:00過ぎに教室を後にした。買物をしようと戸塚の西友に寄ったらタイミングよく父も戸塚に着いた。家族そろって帰宅21:00過ぎ。
はっ得シール
2002年3月5日●7:00寝12:00起。降り出しそうなくもり。身支度をして戸塚へ。西友にモンキーを置いて歩いて有隣堂。本は特に読みたいものなし。文具売り場で製図用0.9ミリのシャーペンと2Bの芯を買った。帰りがけに下の携帯電話屋で3月分の各社のカタログをもらう。月刊携帯ファン。無料。
●続いてダイエーへ。湘南台のダイエーに昔、プリクラに似た機械で名刺を作れるものがあった。バックの図柄がいろいろ選べたものだがここにはなかった。「住所不定・無職」と肩書きの入ったキティちゃん柄の名刺を作ろうと思ったのに残念だ。戸塚ダイエーは2階がずいぶん変わった。ユニクロに似た店をぶらぶらしたら魔が差して安いパンツとバッグを買ってしまった。「人間死ぬ気になれば買えないものはない」といった人があったが私はこれでほぼ死んだ。これからはお菓子をひかえて服を買おうと決めたものの着道楽も命がけである。俗に着倒れという。
●ブランチはウェンディーズでチキンフィレサンドのセットを。買ったばかりのシャーペンでノートになにか書いていたら横の通路にプラカードを持った人が立って「4時から『はっ得シール』です。先着100名さまです。こちらが最後尾になります」といった。あれよあれよという間に長蛇の列ができた。ウェンディーズでお茶を飲んでいた主婦がこの列をあきれたようにながめていたが、ついと席を立ったと思ったら列の最後尾に並んだ。並ぶのかよと思った。はっ得シールがどんなものかわからないまま帰宅16:30前。
●録音中のデモトラックスの紹介ページを作ろうと6時間、奮闘するも間に合わず。敗因はフォトショップ。また来週。
●続いてダイエーへ。湘南台のダイエーに昔、プリクラに似た機械で名刺を作れるものがあった。バックの図柄がいろいろ選べたものだがここにはなかった。「住所不定・無職」と肩書きの入ったキティちゃん柄の名刺を作ろうと思ったのに残念だ。戸塚ダイエーは2階がずいぶん変わった。ユニクロに似た店をぶらぶらしたら魔が差して安いパンツとバッグを買ってしまった。「人間死ぬ気になれば買えないものはない」といった人があったが私はこれでほぼ死んだ。これからはお菓子をひかえて服を買おうと決めたものの着道楽も命がけである。俗に着倒れという。
●ブランチはウェンディーズでチキンフィレサンドのセットを。買ったばかりのシャーペンでノートになにか書いていたら横の通路にプラカードを持った人が立って「4時から『はっ得シール』です。先着100名さまです。こちらが最後尾になります」といった。あれよあれよという間に長蛇の列ができた。ウェンディーズでお茶を飲んでいた主婦がこの列をあきれたようにながめていたが、ついと席を立ったと思ったら列の最後尾に並んだ。並ぶのかよと思った。はっ得シールがどんなものかわからないまま帰宅16:30前。
●録音中のデモトラックスの紹介ページを作ろうと6時間、奮闘するも間に合わず。敗因はフォトショップ。また来週。
トラック野郎たち
2002年3月4日●6:00寝14:00起。晴れ。そばをゆでて食べた。
●夜はギターのレコーディングだからその準備を。弦張り替えとシールド類のジャック磨き。人事を尽くしてアナスポさまの降臨を待つ感じ。練習はもう特には。
●夕方、月が変わるたびにやる日記ページの更新準備。暗くなって主婦業務略して主業。たばこを切らしてコンビニパトロール略さずにコンビニエンスストアパトロール。JTの缶コーヒー・ルーツを三種類買った。
●東京ドームで「らん展」が開催されている間、弟は毎日バイトに行っていた。会場内の写真屋さんでの仕事らしい。会期中、家の中で会うと必ず「らんの売れ行きはどうだ」と聞いていた。返事は決まって「らん売ってるわけじゃない」だった。それが昨日で終わったらしく今日会った時に「どうだ。らんは売れたか」と聞いたら「日本中のらん、ぜんぶ売ったったわ」という。「らん売ってへん、いうのもじゃまくさなったんやな」「うん」
●夜はレコーディング。私はトラック分けの試案をワープロで打って印刷したものを持って行った。平澤監督は平澤監督で仕事中に書いたらしい、きれいなフローチャートを持っている。ふたりとも、このところ頭の中はトラック分けのことでいっぱいだ。朝から晩までトラックのことばかり考えている。菅原文太でもこんなに考えていないと思う。休憩しながらミックスダウンまでの細かい打ち合わせをしていたら監督が急に「おれはねえ、風穴をあけたいんだ」といった。ど、どこに。エンジニアが音楽業界に風穴をあけたがっている録音風景はレコーディング日記で。
「レコーディング二日目:ギターパート録音」
2002年3月4日(月)22:00〜25:00 Cスタジオ
ギターの準備をしている間に、平澤監督はギターアンプとPAとハードディスクレコーダーと4チャンネルミキサーと別のミキサーとMDプレイヤーをつなぐ配線をした。電気屋か。ケーブルが複雑に絡み合う。本人にしか解けないパズル。
「家系図」から。録音を終えて聴き直してみると「じゃっ」と切るべき音が「じゃーん」と伸びているところがあった。ためしに合わせて歌を歌ってみたらおかしくはない。このままでいいかなあ、と思いかけた時、小林とタクマの顔が思い浮かんだ。「ここ、伸ばしちゃったんだ」「切った方がかっこよかったですよねえ」もう一回お願いします。
無事に終えて「秘密の花」へ。「家系図」同様、ギターは一発録りだ。なにも弾いていない時に「びー」というノイズが鳴るので、弾かない箇所は監督が「大もとのボリューム」とでもいうべきPAのフェーダーを下げてくれる。次に弾く箇所の直前でまたフェーダーを上げてくれる。ふたりのコンビネーションが肝心だ。
「猿モンキー」はギターパートがふたつあるからそれぞれ録る。監督とのコンビネーションもうまくいった。今日はここまで。予定通り。
録り終えたテイクを聴きながら片づけていると「家系図」の頭のギターがおかしい。フェーダーを上げるタイミングがわずかに遅れたようだ。監督が恐縮している。いやいや、次回録り直しましょう。何度でも弾きますよ。風穴あけましょうよ。
ギターを弾いている時、思わず「楽しいねえ」といっていた。監督も「楽しいねえ」という。ドラムベースだけのテイクにギターが入って、いよいよバンドの音らしくなってきた。楽しみ。シチュウでいえばまだ材料を炒めている段階だが早く水を入れて煮立てたい。煮詰まらなければいいが。帰宅1:30。
本日の成果:ギター半分方、終わり。
(アナログスポーツ次回レコーディングは8日の予定です)
●夜はギターのレコーディングだからその準備を。弦張り替えとシールド類のジャック磨き。人事を尽くしてアナスポさまの降臨を待つ感じ。練習はもう特には。
●夕方、月が変わるたびにやる日記ページの更新準備。暗くなって主婦業務略して主業。たばこを切らしてコンビニパトロール略さずにコンビニエンスストアパトロール。JTの缶コーヒー・ルーツを三種類買った。
●東京ドームで「らん展」が開催されている間、弟は毎日バイトに行っていた。会場内の写真屋さんでの仕事らしい。会期中、家の中で会うと必ず「らんの売れ行きはどうだ」と聞いていた。返事は決まって「らん売ってるわけじゃない」だった。それが昨日で終わったらしく今日会った時に「どうだ。らんは売れたか」と聞いたら「日本中のらん、ぜんぶ売ったったわ」という。「らん売ってへん、いうのもじゃまくさなったんやな」「うん」
●夜はレコーディング。私はトラック分けの試案をワープロで打って印刷したものを持って行った。平澤監督は平澤監督で仕事中に書いたらしい、きれいなフローチャートを持っている。ふたりとも、このところ頭の中はトラック分けのことでいっぱいだ。朝から晩までトラックのことばかり考えている。菅原文太でもこんなに考えていないと思う。休憩しながらミックスダウンまでの細かい打ち合わせをしていたら監督が急に「おれはねえ、風穴をあけたいんだ」といった。ど、どこに。エンジニアが音楽業界に風穴をあけたがっている録音風景はレコーディング日記で。
「レコーディング二日目:ギターパート録音」
2002年3月4日(月)22:00〜25:00 Cスタジオ
ギターの準備をしている間に、平澤監督はギターアンプとPAとハードディスクレコーダーと4チャンネルミキサーと別のミキサーとMDプレイヤーをつなぐ配線をした。電気屋か。ケーブルが複雑に絡み合う。本人にしか解けないパズル。
「家系図」から。録音を終えて聴き直してみると「じゃっ」と切るべき音が「じゃーん」と伸びているところがあった。ためしに合わせて歌を歌ってみたらおかしくはない。このままでいいかなあ、と思いかけた時、小林とタクマの顔が思い浮かんだ。「ここ、伸ばしちゃったんだ」「切った方がかっこよかったですよねえ」もう一回お願いします。
無事に終えて「秘密の花」へ。「家系図」同様、ギターは一発録りだ。なにも弾いていない時に「びー」というノイズが鳴るので、弾かない箇所は監督が「大もとのボリューム」とでもいうべきPAのフェーダーを下げてくれる。次に弾く箇所の直前でまたフェーダーを上げてくれる。ふたりのコンビネーションが肝心だ。
「猿モンキー」はギターパートがふたつあるからそれぞれ録る。監督とのコンビネーションもうまくいった。今日はここまで。予定通り。
録り終えたテイクを聴きながら片づけていると「家系図」の頭のギターがおかしい。フェーダーを上げるタイミングがわずかに遅れたようだ。監督が恐縮している。いやいや、次回録り直しましょう。何度でも弾きますよ。風穴あけましょうよ。
ギターを弾いている時、思わず「楽しいねえ」といっていた。監督も「楽しいねえ」という。ドラムベースだけのテイクにギターが入って、いよいよバンドの音らしくなってきた。楽しみ。シチュウでいえばまだ材料を炒めている段階だが早く水を入れて煮立てたい。煮詰まらなければいいが。帰宅1:30。
本日の成果:ギター半分方、終わり。
(アナログスポーツ次回レコーディングは8日の予定です)
かわいいデジカメ
2002年3月3日●3:00寝12:00起。くもり。寒の戻り。
●シンセパートのレコーディングにおけるトラック分けの試案を作り小林にメール。本人が希望をいってこないからそれを求めるためでもあるし、小林がレコーディングのことを「カツサンドを食べること」と勘違いしている恐れがあるのでそれを正すためでもある。
●それからはなにもする気になれない。なにもする気になれない時は計算をするに限る。どうも人から寝過ぎているように誤解されているふしがあるので先週一週間の睡眠時間の合計を日数で割って平均睡眠時間を算出してみた。6。これを多いと見るか少ないと見るか。私は多いと思う。
●いわゆるトイデジカメであるところの「Che-ez!」シリーズだが3月末に発売予定の「Che-ez! Kiss(チーズ キス)」には物欲を刺激されている。「cdmaOne端末に接続して利用できる」「35万画素」「記憶媒体として8MBフラッシュメモリを内蔵」「フラッシュ、マクロ撮影、セルフタイマー機能」今使っているデジカメと画素数は同じ。フラッシュがついて「Che-ez!」の勝ち。ただし「Che-ez!」には液晶モニターがないから引き分け。「実売価格は9980円程度」は、うれしいのか悲しいのかわからない。今使っているデジカメはたしか3、4万円だった。最も心引かれたのはその大きさで「79.5×48.5×22.9mm」これは、たばこの箱とほぼ同じサイズだ。小さくてルックスのかわいい一万円以内のメカに弱い自分がここにいる。これは。ひょっとして。
●シンセパートのレコーディングにおけるトラック分けの試案を作り小林にメール。本人が希望をいってこないからそれを求めるためでもあるし、小林がレコーディングのことを「カツサンドを食べること」と勘違いしている恐れがあるのでそれを正すためでもある。
●それからはなにもする気になれない。なにもする気になれない時は計算をするに限る。どうも人から寝過ぎているように誤解されているふしがあるので先週一週間の睡眠時間の合計を日数で割って平均睡眠時間を算出してみた。6。これを多いと見るか少ないと見るか。私は多いと思う。
●いわゆるトイデジカメであるところの「Che-ez!」シリーズだが3月末に発売予定の「Che-ez! Kiss(チーズ キス)」には物欲を刺激されている。「cdmaOne端末に接続して利用できる」「35万画素」「記憶媒体として8MBフラッシュメモリを内蔵」「フラッシュ、マクロ撮影、セルフタイマー機能」今使っているデジカメと画素数は同じ。フラッシュがついて「Che-ez!」の勝ち。ただし「Che-ez!」には液晶モニターがないから引き分け。「実売価格は9980円程度」は、うれしいのか悲しいのかわからない。今使っているデジカメはたしか3、4万円だった。最も心引かれたのはその大きさで「79.5×48.5×22.9mm」これは、たばこの箱とほぼ同じサイズだ。小さくてルックスのかわいい一万円以内のメカに弱い自分がここにいる。これは。ひょっとして。
監督のステージネーム
2002年3月2日●5:00寝13:00起。晴れてあたたかい。そばをゆでて食べた。大根の残りがあったのでおろしそばリターンズ。アミラーゼがアミラーゼが。
●爪を切ってギターの特訓。夢中になって弾いた。続いて歌の練習。「お風呂、お風呂」「マスト、マスト、マストマスト」防音でもなんでもない部屋で絶叫するので、ご近所からは気違いだと思われているに決まっている。当たらずとも春遠からじ。今日はファンヒーターがいらなかった。
●日が暮れたので主婦業務略して主業。両親は温泉に、弟はバイトに出ている。なにもないスーパーへ歩いてどうでもいいおかずを買った。なんとなく頭が痛い。ちょっと疲れるとすぐに体調を崩すのは運動不足のたまもの。
●レコーディングのことをあれこれ考える。監督の予定に合わせてレコーディング日程を仮組みしたら、とんとん拍子なので驚いている。監督は仕事があるのによくがんばってくれて助かる。さすがは人にライターを借りてそのまま持って帰ったのみならず、それをポケットに入れたままズボンを洗濯してしまっただけのことはある。しかも「乾かしたら(火が)ついた」というのだからかなわない。ていうか返してほしい。
●レコーディングを手伝ってくれている右京さんの正しい表記は雨京さんだった。平澤大作という名の監督が「自分もこんなかっこいいステージネームがほしい、なにかないか」というので5分で考えついた限りの案をメールで送ってあげた。平澤大作戦/アモーレ平澤/恋の平澤ぎ/平!平!平!/小作〜KOSAKU〜/コサック平澤/小作り大作/ヒラリー大作/ヒラリーマン作太郎/サクッと大作/大なり小なり平澤。気に入ったのがあるといいのだが。
●メールがきて「たくさん考えてくれてありがとう。じゃあ『山田つま楊枝』にします」ちぇ。そっちの方がおもしろいや。
●爪を切ってギターの特訓。夢中になって弾いた。続いて歌の練習。「お風呂、お風呂」「マスト、マスト、マストマスト」防音でもなんでもない部屋で絶叫するので、ご近所からは気違いだと思われているに決まっている。当たらずとも春遠からじ。今日はファンヒーターがいらなかった。
●日が暮れたので主婦業務略して主業。両親は温泉に、弟はバイトに出ている。なにもないスーパーへ歩いてどうでもいいおかずを買った。なんとなく頭が痛い。ちょっと疲れるとすぐに体調を崩すのは運動不足のたまもの。
●レコーディングのことをあれこれ考える。監督の予定に合わせてレコーディング日程を仮組みしたら、とんとん拍子なので驚いている。監督は仕事があるのによくがんばってくれて助かる。さすがは人にライターを借りてそのまま持って帰ったのみならず、それをポケットに入れたままズボンを洗濯してしまっただけのことはある。しかも「乾かしたら(火が)ついた」というのだからかなわない。ていうか返してほしい。
●レコーディングを手伝ってくれている右京さんの正しい表記は雨京さんだった。平澤大作という名の監督が「自分もこんなかっこいいステージネームがほしい、なにかないか」というので5分で考えついた限りの案をメールで送ってあげた。平澤大作戦/アモーレ平澤/恋の平澤ぎ/平!平!平!/小作〜KOSAKU〜/コサック平澤/小作り大作/ヒラリー大作/ヒラリーマン作太郎/サクッと大作/大なり小なり平澤。気に入ったのがあるといいのだが。
●メールがきて「たくさん考えてくれてありがとう。じゃあ『山田つま楊枝』にします」ちぇ。そっちの方がおもしろいや。
ショッピング
2002年3月1日●5:30寝12:30起。くもってあたたかい。モンキーで戸塚東口へ。
●洋服屋2軒とデパートをまわる。デパートでマネキンが肩から提げていたバッグが値段のわりにはよかったので脱がしてレジへ持って行った。結局そのバッグ、ジーンズ、前ジップトレーナーを死ぬ気で買った。人間死ぬ気になれば買えないものはない。洋服を買うのはおそらく昨年5月、チノパンを商品券で購入して以来の椿事だ。
●帰りにコンビニパトロール略してコンバトラーV。缶コーヒーはジョージアのモカキリマンジャロと決めているが、これはコンビニには売られていない。気まぐれでJTのルーツ(リアルブレンド)を選び、帰って飲んでみたらおいしかった。JTなど相手にしていなかったがルーツを全種類、試みる必要が出てきた。帰宅16:00。
●新しいジーンズとバッグでお出かけしたいなあと思っていたら軽く飲むらしいからモンキーで戸塚へ出た。てんぷら屋に葛野。のち万騎が原のち踊場。うまいうまい病にかかる。四人がカウンターに横並びで飲んでいると店の大将が気をきかせて「こっちの角までつめてもらうと顔を見ながら話せますよ」といってくれた。今さら見たい顔じゃありませんので、と全員が固辞した。
●万騎が原が見たテレビ番組に典型的なひきこもりが出ていた話。やつは音楽をやるでもなし他に趣味があるでもなし、と聞いて葛野がいった。「その点、城田はロリという筋が一本通っている」それか。私に一本通った筋はそれか。
●三人はタクシーで私はモンキーで葛野家に向かう。葛野車で万騎が原を送って葛野家からはいつも歩く道を選んで走った。バイクは速いと思った。あまり寒くないのが悲しかった。帰宅0:30。
●洋服屋2軒とデパートをまわる。デパートでマネキンが肩から提げていたバッグが値段のわりにはよかったので脱がしてレジへ持って行った。結局そのバッグ、ジーンズ、前ジップトレーナーを死ぬ気で買った。人間死ぬ気になれば買えないものはない。洋服を買うのはおそらく昨年5月、チノパンを商品券で購入して以来の椿事だ。
●帰りにコンビニパトロール略してコンバトラーV。缶コーヒーはジョージアのモカキリマンジャロと決めているが、これはコンビニには売られていない。気まぐれでJTのルーツ(リアルブレンド)を選び、帰って飲んでみたらおいしかった。JTなど相手にしていなかったがルーツを全種類、試みる必要が出てきた。帰宅16:00。
●新しいジーンズとバッグでお出かけしたいなあと思っていたら軽く飲むらしいからモンキーで戸塚へ出た。てんぷら屋に葛野。のち万騎が原のち踊場。うまいうまい病にかかる。四人がカウンターに横並びで飲んでいると店の大将が気をきかせて「こっちの角までつめてもらうと顔を見ながら話せますよ」といってくれた。今さら見たい顔じゃありませんので、と全員が固辞した。
●万騎が原が見たテレビ番組に典型的なひきこもりが出ていた話。やつは音楽をやるでもなし他に趣味があるでもなし、と聞いて葛野がいった。「その点、城田はロリという筋が一本通っている」それか。私に一本通った筋はそれか。
●三人はタクシーで私はモンキーで葛野家に向かう。葛野車で万騎が原を送って葛野家からはいつも歩く道を選んで走った。バイクは速いと思った。あまり寒くないのが悲しかった。帰宅0:30。
東西の美意識
2002年2月28日●5:30寝12:30起。小雨。そばをゆでて食べた。趣向を変えて大根をおろし、おろしそばとしゃれこんだ。起き抜けの体にアミラーゼがアミラーゼが。
●夕方、主婦業務略して主業の合間にテレビを見ていたらスーパーのレジを通った先の、買った商品をかごからビニール袋に入れかえる台、あそこにあるロール状のうすいビニール袋を余分にもらっていく枚数、を東京と大阪で比較していた。落としどころが「関西人のがめつさ」なのは明らかだ。予想通り、東京では5人にひとり、平均3枚だったのに対して大阪は何人にひとりだったか忘れたが平均8枚、中には24枚持って帰ったつわものも、と企画を立てた人にうれしい結果が出た。「統計のうそ」とはよくいわれることだが東京だって場所によると思う。
●知り合った人がたまたま近所に住んでいた場合の反応の仕方が東京と大阪では違うのではないか。東京に住む人同士が出会い、互いの住所を聞いたら偶然同じ区内だった場合「へえ」と意外に思う気持ちが先に立つように思う。一方、大阪の人同士は生き別れになった家族に再会したかのよう、といえばおおげさだが意外に思うよりも喜ぶ気持ちの方が強いのではないか。根拠はなにもないが。流民が集まった他人同士の街である東京に比べて、私が幼少のみぎりにしばらく預けられた大阪は街全体がご近所づきあいのようだった印象がある。
●前述の番組ではVTRあけにコメントを求められた轡田さんが、この人は朝日新聞の文章名人だが「まあ、これが関西の文化ですからね」と、なげやりなことをいってコーナーをしめていた。そんな文化はないと思った。
●おおざっぱにいえば美意識の違いだろう。他人同士の街・東京ではビニール袋をもらって帰ることが野暮、ご近所づきあいお互いさまの街・大阪では持って帰る人をとがめることが野暮、それだけだと思う。まあ、こんな問題に正解はないので、こうして長々と好きなことが書けるわけだが。今「評論」を批判した。
●夜はアナスポ。今夜は通常のリハ。レコーディング中なのだから録音の時間にあてればいいようなものだが、全部の楽器が入っているところでレコーディング用ギターパート、シンセパートを試してみるのにいい機会だ。リ行へ。
2002年2月28日(木)22:00〜24:00 Cスタジオ
◇4人そろってアナスポよろしく。
◇こっちはこれから楽器と歌の録音を控えているからぴりぴりしているのに比べて、自分のパートのレコーディングを終えた平澤監督とタクマが必要以上にリラックスしている。「がんばってね」はいよ。「いいプレイを期待してるよ」やかましいわ。
◇レコーディング曲のレコーディングならではの演奏をあれこれ試す。休憩の時にタクマがどこかへ電話したと思ったらなんだか家の方で大変なことになったとかで急に帰らなければならなくなった。詳細は一切不明ながら心配だ。休憩後は3人でシーケンサーに合わせた歌の練習。監督は私のギターでバッキングをした。ちょいーん。ががっががががが。どうでもいいけどそのオーバードライヴ、監督が弾くとよくひずむねえ。
◇今週も宮崎さん情報の続報です。
イトコ騒動から一転、柔道家の彼(31)に対するモチベーションが低下していることが明らかに。「彼がイヤになってる。逢わなくてもいい」破局も秒読み段階か。
もうすぐバイク乗りの彼が登場すると見たね私は。「世界最強! バツイチダイジェスト」でした。
◇スタジオの来週の予約状況を確認して帰宅0:30。
●夕方、主婦業務略して主業の合間にテレビを見ていたらスーパーのレジを通った先の、買った商品をかごからビニール袋に入れかえる台、あそこにあるロール状のうすいビニール袋を余分にもらっていく枚数、を東京と大阪で比較していた。落としどころが「関西人のがめつさ」なのは明らかだ。予想通り、東京では5人にひとり、平均3枚だったのに対して大阪は何人にひとりだったか忘れたが平均8枚、中には24枚持って帰ったつわものも、と企画を立てた人にうれしい結果が出た。「統計のうそ」とはよくいわれることだが東京だって場所によると思う。
●知り合った人がたまたま近所に住んでいた場合の反応の仕方が東京と大阪では違うのではないか。東京に住む人同士が出会い、互いの住所を聞いたら偶然同じ区内だった場合「へえ」と意外に思う気持ちが先に立つように思う。一方、大阪の人同士は生き別れになった家族に再会したかのよう、といえばおおげさだが意外に思うよりも喜ぶ気持ちの方が強いのではないか。根拠はなにもないが。流民が集まった他人同士の街である東京に比べて、私が幼少のみぎりにしばらく預けられた大阪は街全体がご近所づきあいのようだった印象がある。
●前述の番組ではVTRあけにコメントを求められた轡田さんが、この人は朝日新聞の文章名人だが「まあ、これが関西の文化ですからね」と、なげやりなことをいってコーナーをしめていた。そんな文化はないと思った。
●おおざっぱにいえば美意識の違いだろう。他人同士の街・東京ではビニール袋をもらって帰ることが野暮、ご近所づきあいお互いさまの街・大阪では持って帰る人をとがめることが野暮、それだけだと思う。まあ、こんな問題に正解はないので、こうして長々と好きなことが書けるわけだが。今「評論」を批判した。
●夜はアナスポ。今夜は通常のリハ。レコーディング中なのだから録音の時間にあてればいいようなものだが、全部の楽器が入っているところでレコーディング用ギターパート、シンセパートを試してみるのにいい機会だ。リ行へ。
2002年2月28日(木)22:00〜24:00 Cスタジオ
◇4人そろってアナスポよろしく。
◇こっちはこれから楽器と歌の録音を控えているからぴりぴりしているのに比べて、自分のパートのレコーディングを終えた平澤監督とタクマが必要以上にリラックスしている。「がんばってね」はいよ。「いいプレイを期待してるよ」やかましいわ。
◇レコーディング曲のレコーディングならではの演奏をあれこれ試す。休憩の時にタクマがどこかへ電話したと思ったらなんだか家の方で大変なことになったとかで急に帰らなければならなくなった。詳細は一切不明ながら心配だ。休憩後は3人でシーケンサーに合わせた歌の練習。監督は私のギターでバッキングをした。ちょいーん。ががっががががが。どうでもいいけどそのオーバードライヴ、監督が弾くとよくひずむねえ。
◇今週も宮崎さん情報の続報です。
イトコ騒動から一転、柔道家の彼(31)に対するモチベーションが低下していることが明らかに。「彼がイヤになってる。逢わなくてもいい」破局も秒読み段階か。
もうすぐバイク乗りの彼が登場すると見たね私は。「世界最強! バツイチダイジェスト」でした。
◇スタジオの来週の予約状況を確認して帰宅0:30。
がっくし
2002年2月27日●3:00寝8:30起。小雨混じりのくもり。弟は別のバイト、給料の出るバイトに行ったため今週は母とふたりで出勤した。教材の在庫数チェック。これが思った以上の重労働だった。うすっぺらいテキストは数がそろうとかなり重いことを知った。冊数を数える頭も次第に働かなくなる。お昼は弁当。このところ必ずといっていいくらいにお昼は弁当だ。松花堂塾。
●午後も教材の在庫数チェック。ついに10以上の数が数えられなくなり何度も同じものを数え直した。作業を続けながらぐったりしているところに元気の固まりのような子供たちがやってくる。
●パーカーのフードについているひもが襟元からたれ下がってぶらぶらしているのを見逃してくれるような相手ではなかった。案の定、仲良しの一年生の女の子につかまってちょうちょ結びにされた。
●一年生の女の子はもうひとりいるがこの子も個性派だ。ぽわーんとしている。いつだったか夢見るような表情で視線を泳がせているのでクスリでもやっているのかと思い「どうしたの」と聞いたことがある。わざわざ耳元まできて、ないしょで教えてくれた。「あのね、今日ね、帰ったらね、晩ご飯ね、グラタンなの」とろけそうな笑顔だ。私がこの子のおじいちゃんだったら間違いなく抱きしめていた。
●バレーボール部所属の、聖性という名のオーラを身にまとったかわいい中学生はこなかった。試験が終わったからだろうと思いきや、母に聞けば彼女は近々やめるのだという。ここをやめて自宅近くの塾へ行くらしい。がっくし。
●がっくし。段落を変えてなお残念がっているのだった。失意のままに後片づけを終えて帰宅21:00前。
●午後も教材の在庫数チェック。ついに10以上の数が数えられなくなり何度も同じものを数え直した。作業を続けながらぐったりしているところに元気の固まりのような子供たちがやってくる。
●パーカーのフードについているひもが襟元からたれ下がってぶらぶらしているのを見逃してくれるような相手ではなかった。案の定、仲良しの一年生の女の子につかまってちょうちょ結びにされた。
●一年生の女の子はもうひとりいるがこの子も個性派だ。ぽわーんとしている。いつだったか夢見るような表情で視線を泳がせているのでクスリでもやっているのかと思い「どうしたの」と聞いたことがある。わざわざ耳元まできて、ないしょで教えてくれた。「あのね、今日ね、帰ったらね、晩ご飯ね、グラタンなの」とろけそうな笑顔だ。私がこの子のおじいちゃんだったら間違いなく抱きしめていた。
●バレーボール部所属の、聖性という名のオーラを身にまとったかわいい中学生はこなかった。試験が終わったからだろうと思いきや、母に聞けば彼女は近々やめるのだという。ここをやめて自宅近くの塾へ行くらしい。がっくし。
●がっくし。段落を変えてなお残念がっているのだった。失意のままに後片づけを終えて帰宅21:00前。
録音開始
2002年2月26日●23:30寝1:30起。それからまったく眠れなくなり「サーチエンジン・システムクラッシュ」を再読した。5:30寝7:30起。くもり。いつになく充血した目とは無関係に今日は丸一日レコーディングの日。
●平澤車が迎えにきてくれて吉野町市民プラザに9:30着。こぢんまりしたスタジオに入ってまずはドラムのセッティングから。アナログスポーツ3rdデモトラックス、レコーディングの詳細は「リ行」内「レコーディング日記」に近日upの予定。そちらもよろしく。
●同じ建物の2階では「風景写真展」が催されていた。入場無料らしい。夕方、手のすいた時に入口をのぞいたら受付にいた係のおばさんに「どうぞどうぞ」と招き入れられた。引っ込みがつかなくなり名前と住所を書かされて風景写真展を見る。それは富良野の夕日は美しかったけれども「風景写真好き」と決めつけられてDMが届くのは気に入らない。
●17:00頃、監督タクマと三人でご飯を食べに出たら入口で右京さんに会った。彼は監督の友達で今回、ハードディスクレコーダー略してドデレコを貸してくれたお大尽だ。いっしょにファミレスへ行って、戻ってからはベースパートのレコーディングをする。
●21:00頃、予定していたところまでの録音が完了。仕事帰りの小林が和幸のカツサンドを持って現われた。小林のことをよく知らない人はてっきり差し入れだと勘違いするかもしれないが、そのひとり分のカツサンドはまぎれもなく彼女自身の晩ご飯なのだった。小林はそれをロビーで食べ、食べ終わるとスクーターに乗って帰って行った。カツサンドを食べにきただけの女だった。
●帰りは小型の平澤車に男4人と山ほどの機材が乗って湘南ドライヴ。タイヤがぺちゃんこにつぶれているせいで地面すれすれを走っている感じがした。ヘッドライトはナチュラルにハイビームだった。運転する監督以外はみな、なんらかの機材をひざに乗せている。気の毒な右京さんは自分のハードディスクレコーダー略してドデレコに押しつぶされながら「こんな拷問があったな」とつぶやいた。葉山でタクマを、鎌倉で右京さんを降ろして帰宅23:00過ぎ。肩がばりばりに張っている。
「レコーディング初日:リズムパート録音」
2002年2月26日(水)9:30〜21:00 吉野町市民プラザCスタジオ
スタジオ備え付けのミキサーは6チャンネルだった。マイクを6本しか使えないことが判明した。初めはワンタムのセットを組んだ平澤監督だったが、ついに目の前のタムをなくしてしまった。ノータムだ。太鼓類はスネア、バスドラ、フロアタムしかない。「マイクが6本じゃ、おれは叩かないね」というドラマーは多かろうが、使えるマイクの本数に合わせて今まで一度も叩いたことのないセットに変えてしまうのは監督だけだと思う。それでぜんぜん平気。どこ吹く風。こうありたいものだ。
ノータムだとどういうことになるかというとフィルイン、いわゆるオカズの時に「たかとこてけとこ」といったようなドラムらしいフレーズ作りができない。これが今回のデモトラックス一番の聴きどころかもしれない。
マイクを近づけたり離したり音量を上げたり下げたり。仮録音すること20数回、ようやくマイクチェックを終えると13:00を過ぎていた。いよいよ録音スタートだ。14:00にはタクマも登場した。
「猿モンキー」「家系図」をほぼテイク1でしとめた監督だったが「秘密の花」「ユリイカ」にはてこずった。ひとりでやりたいというのでタクマともども退室、ロビーで待つ。分娩室の外でおろおろする父親の心境を味わった。がちゃっとドアが開くと汗だくの監督が出てくるのでなおさらだった。
ファミレス休憩をはさんで18:00からベース録音。チューナーをなくしてしまったタクマは隣のスタジオにいた高校生から取り上げた。借りてきた。一度録音したものを誤って消してしまうなどのハプニングを踏み越え、20:00には4曲すべてのベースパートを録り終えた。「ユリイカ」は同じ1小節のパターンを94回弾かされるベーシストにとっては苦行でしかない曲だがタクマはこれを打ち込みにもコピー&ペーストにも頼らずテイク2で弾ききった。これが人力テクノ。それでこそのアナログスポーツ。
ハードディスクレコーダー略してドデレコは最大18分しか録音できないと説明書にあったからそのつもりでいたが、実は持ち主の右京さんが10倍に増設しており180分の録音が可能だとわかった。数年来、シーケンサーの中で出番を待っていた曲をついでに録音してしまうまたとないチャンスだ。ボーナストラックとして収録されるかどうか微妙なところにある5曲目、まぼろしになるかもしれない5曲目の打ち込みパートを録音。そんなおまけつきでレコーディング初日が終了した。みんなくたびれた。
本日の成果:ドラム、ベース録音完了。
●平澤車が迎えにきてくれて吉野町市民プラザに9:30着。こぢんまりしたスタジオに入ってまずはドラムのセッティングから。アナログスポーツ3rdデモトラックス、レコーディングの詳細は「リ行」内「レコーディング日記」に近日upの予定。そちらもよろしく。
●同じ建物の2階では「風景写真展」が催されていた。入場無料らしい。夕方、手のすいた時に入口をのぞいたら受付にいた係のおばさんに「どうぞどうぞ」と招き入れられた。引っ込みがつかなくなり名前と住所を書かされて風景写真展を見る。それは富良野の夕日は美しかったけれども「風景写真好き」と決めつけられてDMが届くのは気に入らない。
●17:00頃、監督タクマと三人でご飯を食べに出たら入口で右京さんに会った。彼は監督の友達で今回、ハードディスクレコーダー略してドデレコを貸してくれたお大尽だ。いっしょにファミレスへ行って、戻ってからはベースパートのレコーディングをする。
●21:00頃、予定していたところまでの録音が完了。仕事帰りの小林が和幸のカツサンドを持って現われた。小林のことをよく知らない人はてっきり差し入れだと勘違いするかもしれないが、そのひとり分のカツサンドはまぎれもなく彼女自身の晩ご飯なのだった。小林はそれをロビーで食べ、食べ終わるとスクーターに乗って帰って行った。カツサンドを食べにきただけの女だった。
●帰りは小型の平澤車に男4人と山ほどの機材が乗って湘南ドライヴ。タイヤがぺちゃんこにつぶれているせいで地面すれすれを走っている感じがした。ヘッドライトはナチュラルにハイビームだった。運転する監督以外はみな、なんらかの機材をひざに乗せている。気の毒な右京さんは自分のハードディスクレコーダー略してドデレコに押しつぶされながら「こんな拷問があったな」とつぶやいた。葉山でタクマを、鎌倉で右京さんを降ろして帰宅23:00過ぎ。肩がばりばりに張っている。
「レコーディング初日:リズムパート録音」
2002年2月26日(水)9:30〜21:00 吉野町市民プラザCスタジオ
スタジオ備え付けのミキサーは6チャンネルだった。マイクを6本しか使えないことが判明した。初めはワンタムのセットを組んだ平澤監督だったが、ついに目の前のタムをなくしてしまった。ノータムだ。太鼓類はスネア、バスドラ、フロアタムしかない。「マイクが6本じゃ、おれは叩かないね」というドラマーは多かろうが、使えるマイクの本数に合わせて今まで一度も叩いたことのないセットに変えてしまうのは監督だけだと思う。それでぜんぜん平気。どこ吹く風。こうありたいものだ。
ノータムだとどういうことになるかというとフィルイン、いわゆるオカズの時に「たかとこてけとこ」といったようなドラムらしいフレーズ作りができない。これが今回のデモトラックス一番の聴きどころかもしれない。
マイクを近づけたり離したり音量を上げたり下げたり。仮録音すること20数回、ようやくマイクチェックを終えると13:00を過ぎていた。いよいよ録音スタートだ。14:00にはタクマも登場した。
「猿モンキー」「家系図」をほぼテイク1でしとめた監督だったが「秘密の花」「ユリイカ」にはてこずった。ひとりでやりたいというのでタクマともども退室、ロビーで待つ。分娩室の外でおろおろする父親の心境を味わった。がちゃっとドアが開くと汗だくの監督が出てくるのでなおさらだった。
ファミレス休憩をはさんで18:00からベース録音。チューナーをなくしてしまったタクマは隣のスタジオにいた高校生から取り上げた。借りてきた。一度録音したものを誤って消してしまうなどのハプニングを踏み越え、20:00には4曲すべてのベースパートを録り終えた。「ユリイカ」は同じ1小節のパターンを94回弾かされるベーシストにとっては苦行でしかない曲だがタクマはこれを打ち込みにもコピー&ペーストにも頼らずテイク2で弾ききった。これが人力テクノ。それでこそのアナログスポーツ。
ハードディスクレコーダー略してドデレコは最大18分しか録音できないと説明書にあったからそのつもりでいたが、実は持ち主の右京さんが10倍に増設しており180分の録音が可能だとわかった。数年来、シーケンサーの中で出番を待っていた曲をついでに録音してしまうまたとないチャンスだ。ボーナストラックとして収録されるかどうか微妙なところにある5曲目、まぼろしになるかもしれない5曲目の打ち込みパートを録音。そんなおまけつきでレコーディング初日が終了した。みんなくたびれた。
本日の成果:ドラム、ベース録音完了。
数字の多い日
2002年2月25日●1:00寝9:00起。晴れ。ごみ出し。たぶん10:00にくるだろうと思っていた灯油の移動販売車が10:10にきた。首尾よくつかまえて2ポリタンク買う。1ポリタンクは20リットル。おつりを受け取りそこねて100円玉が家の前の坂をころころころころ転がり落ちた。わき目もふらず夢中で追いかけて追いかけて気がついたら由比ガ浜にいた。100円玉は波の彼方へと吸い込まれて行った。100円くらい、相模湾にくれてやることにして帰る。なんでこんなうそをつくのか自分でもわからない。今「小説」を批判した。
●2mくらい先で踏みつけて100円玉は取り戻した。灯油2ポリタンクを玄関に運び入れたら、もうこれでなにもかも大丈夫という気がした。いつも神経症的に灯油の残量ばかり気にしているせいだろう。1ポリタンクは20リットル。いちご2粒の朝ご飯。
●日程などレコーディング関連の細々したことを考える。仮に明日、ドラムとベースをすべて録音し終えたとして残りが6工程。一回のスタジオごもりを2、3時間、これをひとコマとすると最短で10コマかかるとわかった。3月中に終わらせたいと考えているが三日に一度レコーディングのペースに社会人であるメンバーがついてこられるだろうか。うーん。1ポリタンクは20リットル。シールド類、シーケンサー、ヘッドフォンなどをひとつの箱にまとめて明日の荷作り完了。
●お昼は千房のねぎ焼き。午後もひたすらレコーディングに思いを巡らす。ギターの特訓を始めたら止まらなくなった。もっと弾きたいのをがまんして3、4時間でやめた。急いで主婦業務略して主業、コンビニパトロール略してビニール。勢いで日記を更新し23:00には床に就いた。あれ。1ポリタンクは何リットルだっけ。
●2mくらい先で踏みつけて100円玉は取り戻した。灯油2ポリタンクを玄関に運び入れたら、もうこれでなにもかも大丈夫という気がした。いつも神経症的に灯油の残量ばかり気にしているせいだろう。1ポリタンクは20リットル。いちご2粒の朝ご飯。
●日程などレコーディング関連の細々したことを考える。仮に明日、ドラムとベースをすべて録音し終えたとして残りが6工程。一回のスタジオごもりを2、3時間、これをひとコマとすると最短で10コマかかるとわかった。3月中に終わらせたいと考えているが三日に一度レコーディングのペースに社会人であるメンバーがついてこられるだろうか。うーん。1ポリタンクは20リットル。シールド類、シーケンサー、ヘッドフォンなどをひとつの箱にまとめて明日の荷作り完了。
●お昼は千房のねぎ焼き。午後もひたすらレコーディングに思いを巡らす。ギターの特訓を始めたら止まらなくなった。もっと弾きたいのをがまんして3、4時間でやめた。急いで主婦業務略して主業、コンビニパトロール略してビニール。勢いで日記を更新し23:00には床に就いた。あれ。1ポリタンクは何リットルだっけ。
いろいろもらう人生
2002年2月24日●布団の中で携帯電話の自作着信音に「猿モンキー」と「アラウンドザワールド」を打ち込む。素晴らしい出来。9:00寝11:30起。晴れ。おとといあたりから鼻の奥に違和感があり、くしゃみと水っぱながひっきりなしだ。日中はそれほどでもないが朝晩がつらい。目も従来比50%しか開かないが断じて花粉症ではない。
●起き抜けにつけたテレビでひさしぶりに酒井若菜さまを拝謁。ますますお美しくなられて。彼女を生んだ栃木県は今、地価がのきなみ高騰しているという。知らないけど。
●両親が大阪から帰ってきた。昨夜は父の四兄弟が寝屋川に集結、カラオケ大会をしたらしい。Yさんはじめ、寝屋川のみなさんに謝りたい。お騒がせしました。晩ご飯は大阪みやげで自由軒のカレー、千房のねぎ焼き。凍ってるやつ。
●ものすごくいい時代になったと思わずにいられなかったのはタクマがMP3の落語ファイルをCDに焼いてやる、選べとメールでいってきたからだ。ラインナップを見てひっくり返った。東西の名人の大ネタが目白押しじゃないか。あの人のこれが聞いてみたい、いやいや、この人のあれが先だ。枕元のミニコンポで名人の語り口を味わいながらまどろんだらどんなにいいだろう。ひと通り聞かせてもらうまでタクマとは喧嘩しないことに決めた。
●昨夜、葛野が「いらないからやる」といって遊戯王カードを一枚くれた。私が初めて手に入れたカードは罠カードのひとつ「硫酸のたまった落とし穴」だった。いやな罠だな。前に名前が気に入った「早すぎた埋葬」に比べるともうひとつカード名がこなれていない。そこがまた味わい深い。硫酸のたまった落とし穴、だ。
●起き抜けにつけたテレビでひさしぶりに酒井若菜さまを拝謁。ますますお美しくなられて。彼女を生んだ栃木県は今、地価がのきなみ高騰しているという。知らないけど。
●両親が大阪から帰ってきた。昨夜は父の四兄弟が寝屋川に集結、カラオケ大会をしたらしい。Yさんはじめ、寝屋川のみなさんに謝りたい。お騒がせしました。晩ご飯は大阪みやげで自由軒のカレー、千房のねぎ焼き。凍ってるやつ。
●ものすごくいい時代になったと思わずにいられなかったのはタクマがMP3の落語ファイルをCDに焼いてやる、選べとメールでいってきたからだ。ラインナップを見てひっくり返った。東西の名人の大ネタが目白押しじゃないか。あの人のこれが聞いてみたい、いやいや、この人のあれが先だ。枕元のミニコンポで名人の語り口を味わいながらまどろんだらどんなにいいだろう。ひと通り聞かせてもらうまでタクマとは喧嘩しないことに決めた。
●昨夜、葛野が「いらないからやる」といって遊戯王カードを一枚くれた。私が初めて手に入れたカードは罠カードのひとつ「硫酸のたまった落とし穴」だった。いやな罠だな。前に名前が気に入った「早すぎた埋葬」に比べるともうひとつカード名がこなれていない。そこがまた味わい深い。硫酸のたまった落とし穴、だ。
本家で長鍋
2002年2月23日●7:00寝13:30起。うすぐもり。だらだらとゲームをしながら洗濯など。
●夕方、壱番館に呼ばれて近所のバッティングセンターまで歩く。葛野と万騎が原もかけつけた。会心の一打がなかなか出ないかわりに親指の皮はむけめくれた。むけめくれ上がり倒した。万騎が原は腰を守って背筋を痛めた。葛野は「今日はこれくらいで勘弁してやる」と我が身を気づかった。現役草野球リーガーの壱番館はホームランを二本打って1200円かせいだ。仕事のできる男というのはえてしてこういうもので、遊びの最中にもうっかりかせいでしまう。15分くらいの間のできごとだったから時給4800円だ。会社をやめてもこれで食える。
●変わり果てた姿となってバッティングセンターを去り、近所の万騎が原本家へ。長鍋にご招待いただき参上つかまつる。鍋将軍・万騎が原のご両親であらせられるところの鍋天皇鍋皇后両陛下、御台所、天使、お壱の方、ムー。鍋はもちろんのことシンプルな酒の肴がどれもこれもおいしくて壱番館の料理人魂を揺さぶった。塩分強めの酒盗がとりわけ揺さぶった。
●トランプをしたがる天使につきあって七ならべやばば抜きや51をした。そのまわりを一歳児ムーがてこてこ歩いた。葛野と壱番館兄弟の神経衰弱マジ対決はまったくの引き分けに終わった。22:00過ぎまで大騒ぎをしておいとまする。
●壱番館一家は家路についた。葛野車のステアリングを握り、エキゾーストノートを響かせて万騎が原へ。我が家同然の部屋に上がり込んで二次会。万騎が原は帰るなりソファで寝てしまった。私は「ブッシュ大統領が喉につまらせたプレッツェル」をつまみにコーヒーを飲んだ。葛野、御台所、天使はお絵描き対決をしている。葛野が記憶を頼りに描いたピカチュウはひどかった。獅子舞だった。口元に吹き出しを描いて「ぴかちゅう」といわせているが、いわされた本人が納得していない様子だった。「おれ、獅子舞だけど」と訴えていた。頃合いを見て葛野車で葛野。歩いて帰宅1:30過ぎ。
●夕方、壱番館に呼ばれて近所のバッティングセンターまで歩く。葛野と万騎が原もかけつけた。会心の一打がなかなか出ないかわりに親指の皮はむけめくれた。むけめくれ上がり倒した。万騎が原は腰を守って背筋を痛めた。葛野は「今日はこれくらいで勘弁してやる」と我が身を気づかった。現役草野球リーガーの壱番館はホームランを二本打って1200円かせいだ。仕事のできる男というのはえてしてこういうもので、遊びの最中にもうっかりかせいでしまう。15分くらいの間のできごとだったから時給4800円だ。会社をやめてもこれで食える。
●変わり果てた姿となってバッティングセンターを去り、近所の万騎が原本家へ。長鍋にご招待いただき参上つかまつる。鍋将軍・万騎が原のご両親であらせられるところの鍋天皇鍋皇后両陛下、御台所、天使、お壱の方、ムー。鍋はもちろんのことシンプルな酒の肴がどれもこれもおいしくて壱番館の料理人魂を揺さぶった。塩分強めの酒盗がとりわけ揺さぶった。
●トランプをしたがる天使につきあって七ならべやばば抜きや51をした。そのまわりを一歳児ムーがてこてこ歩いた。葛野と壱番館兄弟の神経衰弱マジ対決はまったくの引き分けに終わった。22:00過ぎまで大騒ぎをしておいとまする。
●壱番館一家は家路についた。葛野車のステアリングを握り、エキゾーストノートを響かせて万騎が原へ。我が家同然の部屋に上がり込んで二次会。万騎が原は帰るなりソファで寝てしまった。私は「ブッシュ大統領が喉につまらせたプレッツェル」をつまみにコーヒーを飲んだ。葛野、御台所、天使はお絵描き対決をしている。葛野が記憶を頼りに描いたピカチュウはひどかった。獅子舞だった。口元に吹き出しを描いて「ぴかちゅう」といわせているが、いわされた本人が納得していない様子だった。「おれ、獅子舞だけど」と訴えていた。頃合いを見て葛野車で葛野。歩いて帰宅1:30過ぎ。
散歩
2002年2月22日●6:00寝13:30起。晴れ。そばと迷ったがラーメンを食べた。
●陽気がいいので洋服屋めぐりでもしようと散歩に出た。うちから戸塚の町までは歩いて30分かかる。汲沢団地の山を越えたら息が切れた。散歩だか行軍だかわからない。歩きながら涙が止まらなかった。悲しい時、さびしい時、花粉が飛んでいる時に人は涙を流すもの。ぜんぶ当てはまればなおさらだ。駅を東口へ越えて、あまりなじみのない洋服屋に入るとそこはワンダーランドだった。ほしい服がいくらでもある。お金を持っていなくてよかった。
●近くのジーンズメイトものぞく。501がいくぶん安くなっているくらい。旭町に戻って古着屋。せまい店内にアイテムが多すぎて通路が確保できていない上に照明が暗くて商品の色がよくわからない。西友の無印、隣のアウトドア関連などもひと通り見て戸塚モードをだいたい把握した。
●ツタヤで小林賢太郎戯曲集を立ち読み。インテリジェンスは売り方を間違えるとお客さんとの間に壁を作ってしまうものだが、その点ラーメンズはうまい。モスで休憩して帰りも歩く。4時間の散歩を終えて帰宅19:30。くたくた。座ったら負けだと思ったからそのまま主婦業務略して主業。チャーハンを山ほど作った。
●ゼンジー北京さんとショパン猪狩さんの区別がつかなくなってネットで調べる。深夜3:00、そばをゆでて食べた。
●陽気がいいので洋服屋めぐりでもしようと散歩に出た。うちから戸塚の町までは歩いて30分かかる。汲沢団地の山を越えたら息が切れた。散歩だか行軍だかわからない。歩きながら涙が止まらなかった。悲しい時、さびしい時、花粉が飛んでいる時に人は涙を流すもの。ぜんぶ当てはまればなおさらだ。駅を東口へ越えて、あまりなじみのない洋服屋に入るとそこはワンダーランドだった。ほしい服がいくらでもある。お金を持っていなくてよかった。
●近くのジーンズメイトものぞく。501がいくぶん安くなっているくらい。旭町に戻って古着屋。せまい店内にアイテムが多すぎて通路が確保できていない上に照明が暗くて商品の色がよくわからない。西友の無印、隣のアウトドア関連などもひと通り見て戸塚モードをだいたい把握した。
●ツタヤで小林賢太郎戯曲集を立ち読み。インテリジェンスは売り方を間違えるとお客さんとの間に壁を作ってしまうものだが、その点ラーメンズはうまい。モスで休憩して帰りも歩く。4時間の散歩を終えて帰宅19:30。くたくた。座ったら負けだと思ったからそのまま主婦業務略して主業。チャーハンを山ほど作った。
●ゼンジー北京さんとショパン猪狩さんの区別がつかなくなってネットで調べる。深夜3:00、そばをゆでて食べた。
参加表明
2002年2月21日●5:00寝13:00起。晴れ。そばをゆでて食べた。ブリーチは月曜日にやってしまったし、さしあたってやることがない。かといってペディキュアをぬる気はない。
●早々に洗いものを済ませる。ダイニングテーブルの上がどうもせまいと常々思っていたのだがよく見たら茶筒が多い。数えたら8個出ていた。
●夕方、隣のおばさんが回覧板を持ってきた。大至急まわせという。見れば近所のおばあさんが亡くなって明日がお通夜あさって告別式とのお知らせだ。コピーをとって急いで隣へ持って行ったらお留守だった。なにしろ大至急だからその隣へ持って行く。家族構成もなにも知らない家の呼び鈴を押すとおばあさんが出てきた。らちがあかない。「では私が預かりましょう」というが大至急のものを預けていいものか悩んだ。「では私が預かってお父さんかお母さんが帰ったら見せましょう」というのでそうしてくださいと頼んで帰ってきた。お父さんお母さんといったのを働きに出ている人と解釈したが、あのおばあさんのお父さんお母さんのことかもしれない。今夜、老人コントが展開されるのかもしれない。
●あとは部屋にこもって本を読みビデオを見る一日。
●池袋「サーチエンジン・システムクラッシュ」ツアーの掲示板に参加表明をした。自己紹介に「横浜でパンクバンドをやりながら、ひきこもりをしています」と自分で書きながら、なに弁慶だと思った。弥生3月21日、宮沢さんと100人のファンが池袋を徘徊する。楽しみ。
●早々に洗いものを済ませる。ダイニングテーブルの上がどうもせまいと常々思っていたのだがよく見たら茶筒が多い。数えたら8個出ていた。
●夕方、隣のおばさんが回覧板を持ってきた。大至急まわせという。見れば近所のおばあさんが亡くなって明日がお通夜あさって告別式とのお知らせだ。コピーをとって急いで隣へ持って行ったらお留守だった。なにしろ大至急だからその隣へ持って行く。家族構成もなにも知らない家の呼び鈴を押すとおばあさんが出てきた。らちがあかない。「では私が預かりましょう」というが大至急のものを預けていいものか悩んだ。「では私が預かってお父さんかお母さんが帰ったら見せましょう」というのでそうしてくださいと頼んで帰ってきた。お父さんお母さんといったのを働きに出ている人と解釈したが、あのおばあさんのお父さんお母さんのことかもしれない。今夜、老人コントが展開されるのかもしれない。
●あとは部屋にこもって本を読みビデオを見る一日。
●池袋「サーチエンジン・システムクラッシュ」ツアーの掲示板に参加表明をした。自己紹介に「横浜でパンクバンドをやりながら、ひきこもりをしています」と自分で書きながら、なに弁慶だと思った。弥生3月21日、宮沢さんと100人のファンが池袋を徘徊する。楽しみ。
踏みにじられた純情
2002年2月20日●5:00寝8:00起。快晴。親子三人で出勤する。午前中は生徒募集チラシのポスティング。てくてく歩いてマンションの集合ポストに放り込んだ。悪いことをしているわけではないが自分でも不要なチラシに腹を立てることがあるのでどこか気が引ける。昼は弁当。午後から教室のレイアウト変更、掃除。
●持って行った楽譜をコピーして色えんぴつでぬり分けた。レコーディングを前にギターパートをギターAとギターBに分ける算段。ほとんどの曲は一発で録れることがわかった。その方がいいとも思う。
●子供たちがきて塾業務開始。仲良しの一年生の女の子が床に寝そべった姿勢から、立っている私に電気あんまをしかけてくるのを巧みにかわしつつ採点する。どんな塾だ。初めて見る二年生の男の子が手ぶらで入ってきて母に「今、近くまできたから顔だけ見せに寄ったよ」といった。本当にあいさつだけしてすぐに出て行った。大人っぽいなあ。「近くまできたから顔だけ見せに寄ったよ」か。今度どこかで使うべく口の中で何度か練習してみた。
●ふだんはジャージにウィンドブレーカー姿だが試験期間中で部活が休みのためかmcシスターな服装で現われたバレーボール部所属のかわいい中学生は、早くからきて一番最後まで教室のすみの席で勉強していた。部活カットの髪は肩まで届かない。うつむいたほほがほのかに赤らんでいる。この年頃の少女だけが身にまとうことを許されたオーラ、いうなれば聖性が彼女の輪郭を輝かせている。近づいて勉強を教えるなど畏れ多い。願わくばこのまま遠くから横顔を見つめていたい。そんな私の純情を踏みにじるかのように一年生の女の子が電気あんまをしかけてくるのだった。やーめーれってば。
●閻魔帳をつけて店じまい。帰宅21:00前。
●持って行った楽譜をコピーして色えんぴつでぬり分けた。レコーディングを前にギターパートをギターAとギターBに分ける算段。ほとんどの曲は一発で録れることがわかった。その方がいいとも思う。
●子供たちがきて塾業務開始。仲良しの一年生の女の子が床に寝そべった姿勢から、立っている私に電気あんまをしかけてくるのを巧みにかわしつつ採点する。どんな塾だ。初めて見る二年生の男の子が手ぶらで入ってきて母に「今、近くまできたから顔だけ見せに寄ったよ」といった。本当にあいさつだけしてすぐに出て行った。大人っぽいなあ。「近くまできたから顔だけ見せに寄ったよ」か。今度どこかで使うべく口の中で何度か練習してみた。
●ふだんはジャージにウィンドブレーカー姿だが試験期間中で部活が休みのためかmcシスターな服装で現われたバレーボール部所属のかわいい中学生は、早くからきて一番最後まで教室のすみの席で勉強していた。部活カットの髪は肩まで届かない。うつむいたほほがほのかに赤らんでいる。この年頃の少女だけが身にまとうことを許されたオーラ、いうなれば聖性が彼女の輪郭を輝かせている。近づいて勉強を教えるなど畏れ多い。願わくばこのまま遠くから横顔を見つめていたい。そんな私の純情を踏みにじるかのように一年生の女の子が電気あんまをしかけてくるのだった。やーめーれってば。
●閻魔帳をつけて店じまい。帰宅21:00前。
伏せ字のようなばかだから
2002年2月19日●6:30寝14:00起。晴れ。弟が「ゆうべ、友達きてた?」と聞く。「うん」と答えると「それならよかった。うちの兄ちゃん、夜中にひとりで笑ってる、と思ったから」まあ、よく夜中にひとりで笑ってるけど。そばをゆでて食べた。
●夕方、主婦業務略して主業。ご飯が中途半端に残っているので洗いものだけしてご飯は炊かなかった。すると夜、案の定ご飯がたりなくなった。このへんのバランス感覚は一朝一夕に身につくものではない。主業の道も長く険しい。
●「まる」と入力すると「●」が出る。日々のあひる日記は日づけを書いた後に行を変えて「まる」と入力するところから始まる。書いていて調子が出ると「まる」と入力したつもりで「まうr」と打っていることがある。ruと打つべきところをurと打ってしまうのが原因だが、そのタイプミスがあまりひんぱんなので腹立ちまぎれに「まうr」も辞書登録した。以来、打ち間違えても黒丸が出る。「ま」で登録した方がいいことには今、気がついた。
●他にもよく使うことばはたいてい辞書登録済みだ。たとえば「めーる」の読みでメールアドレスを登録している。自分のアドレスなんだっけ、と思えば「めーる」と打って変換すればいい。「るーぴん」と打てばアナスポの曲名「ルーピンルーピンスターライトショウ」が出るようにしてある。長くてめんどうだからだ。
●これはまだ試していないが、きらいな人の名前を入力すると「ばか」と変換されるように登録しておくといいと思う。悪口を書いても個人名が出ない。「そこへばかが登場した。間が悪いなあばかは。どんなに貧乏してもばかのようにだけはなりたくないものだ」まるで伏せ字のように「ばか」が出る。
●夕方、主婦業務略して主業。ご飯が中途半端に残っているので洗いものだけしてご飯は炊かなかった。すると夜、案の定ご飯がたりなくなった。このへんのバランス感覚は一朝一夕に身につくものではない。主業の道も長く険しい。
●「まる」と入力すると「●」が出る。日々のあひる日記は日づけを書いた後に行を変えて「まる」と入力するところから始まる。書いていて調子が出ると「まる」と入力したつもりで「まうr」と打っていることがある。ruと打つべきところをurと打ってしまうのが原因だが、そのタイプミスがあまりひんぱんなので腹立ちまぎれに「まうr」も辞書登録した。以来、打ち間違えても黒丸が出る。「ま」で登録した方がいいことには今、気がついた。
●他にもよく使うことばはたいてい辞書登録済みだ。たとえば「めーる」の読みでメールアドレスを登録している。自分のアドレスなんだっけ、と思えば「めーる」と打って変換すればいい。「るーぴん」と打てばアナスポの曲名「ルーピンルーピンスターライトショウ」が出るようにしてある。長くてめんどうだからだ。
●これはまだ試していないが、きらいな人の名前を入力すると「ばか」と変換されるように登録しておくといいと思う。悪口を書いても個人名が出ない。「そこへばかが登場した。間が悪いなあばかは。どんなに貧乏してもばかのようにだけはなりたくないものだ」まるで伏せ字のように「ばか」が出る。