●葛野の上司とその友達と私、三人で飲んでいる。上司は「議長」と呼ばれたがっている。教室だか幼稚園だかを経営しているのだが土日を休みにするために今まで休んでいた水曜日はやることにしたという。葛野はそれに反対しているらしい。「そもそもあいつはおれのことを議長と呼んでくれない」上司は不満そうだ。それならばと後日、葛野に「きみの上司の議長さんがね」といいかけたところで葛野の勤め先がメーカーであることに思い至り、話のつじつまがまったく合わなくなって困惑する夢。7：00寝12：30起。くもり。
●さしあたってやることがない。退屈しのぎにブリーチ。上品な茶髪になってみた。主婦業務、略して主業をまたいで夜はアナスポ。リ行へ。
●練習が終わってから平澤監督来。まずは昨年10月に行われたヤプーズのライヴビデオを見せてもらう。客席にはリアルタイムで戸川純を見ていない、若い女の子のファンも多い。80年代初頭のニューウェーヴが今の若い世代にまったく受け入れられないわけではないことを確認できて少し元気が出た。
●続いてハードディスクレコーダー略してドデレコの勉強会。シーケンサーに打ち込んだガイドを録音してみる。設定の仕方がなかなかわからず監督が苦心した。「おとぼけ大ちゃん、がんばれ」「おとぼけは余計だーい」カーソルが思ったところへ行かず、機械にもてあそばれる場面も多々あった。「おとぼけ大ちゃん、しっかり」「おとぼけは余計だーい」4曲分の録音が終わって3：30頃、おひらき。これからまた同じ曲をうんざりするほど聴くはめになるねと話す。あらかじめうんざりしておいた。

2002年2月18日（月）22：00〜24：00　Cスタジオ

◇4人そろってアナスポよろしく。

◇今日はクリックを流さずにやってみたが最近のレコーディングに向けた練習の成果が如実に現われていた。レコーディングをするとバンドはうまくなる。特に問題がないので監督のドラムに難しい注文を出したり小林に歌唱指導をしたり。それでまた楽曲がいい感じになってしまうので、いや、まいった。

◇宮崎さんとイトコ関係騒動に終止符、との報。宮崎さんは法事かなにかでひさしぶりにイトコに会いました。小さい時から憧れの存在だったイトコはふたつ年上。で、一夜の過ちがありましてイトコはその気になってしまいます。一時は妻子を捨てて宮崎さんといっしょになろうとまで考えたそうですが今は落ち着いたとのこと。実はこれ、最近の話だそうです。発展家・宮崎さんの動向から目が離せませんね。「世界最強！　バツイチダイジェスト」でした。

◇メンバーと次に会うのは来週26日の火曜日、ドラム録音当日になる。この日は9：00から22：00まで吉野町のスタジオでドラムパート録り。もう一度いうと9：00から22：00まで。しまいにはタクマが叩いていると思う。

（アナログスポーツ次回リハは2月28日です）

●4：00寝14：00起。雨。歯が三本、ごっそり抜ける夢。口の中でごろんごろんごろんと抜ける感覚があまりリアルなので落胆した。もうだめだと思った。大好きな今川焼きが食べられなくなると思った。今川焼きは別に好きじゃないと思った。
●灯油がなくなりそうで気が気でなく他のことがなにも手につかないから買いに行く。小雨の降る中、近所のおじさんが洗車していた。よほど手持ちぶさただったのだろう。
●「まったくオリジナルの、歌い出しの一小節」はもうないといわれて久しい。出尽くした。作曲家はすでにある曲に似た曲しか作れない。笑いはどうだろう。笑いもすでにあるものはどれも頭打ちの感が否めない。千原兄弟がコギャルに「それ笑える」といわれて腹を立てたという。「おもしろかったら笑え、評価するな」笑いはもはや「今のは何点」と評価されるものになってしまった。しかける側にとっては厳しい時代といえる。ただ、厳しがっているだけでは先へ進めない。
●さんまさんはあざといノリツッコミの型を完成させた。タモリさんはすねる中年男を演じ始めた。イッセー尾形さんは落語を進化させてしまった。宮沢さんはたとえば「俯瞰のカメラアングル」や「0℃のテンション」とでも呼ぶべき立脚点から数々の名作エッセイをものしている。松本人志さんには「小さいクエスチョンマークの浮かぶ笑い」を教えてもらった。昨日の日記に書いた「待ち受けジャンケン」などまさにそれだが「なんでやねん」「これ誰やねん」といった小疑問符を浮かべるやり方。発生した「とまどい」を自分で「笑い」に変換しなければならないこの手法は、まだ一般的とはいえないのかもしれないが。
●先達たちはそれぞれに笑いの鉱脈を掘り当てている。過去に例のない笑い、手つかずの鉱脈は残されているだろうか。毎日それを探しているが、なかなか見つからない。

●5：00寝11：50起。起きず14：00起。11：50は目覚まし代わりの携帯電話がアナスポの曲「ユリイカ」を奏でた時間。すぐに止めて寝たらしい。なにがなんでも午前中に起きることとしたい作戦、失敗。晴れ。
●待ち受け画像用アナスポステージ写真大小をネット上に。メールに添付するのはあきらめた。メンバーには個々にアクセス、ダウンロードしてもらう。自分でもJ機で試みたがサイズの大きい方は「大きすぎて表示できません」といわれた。6KBが限界らしい。もうわかった。任せてくれ。いくらでも作る。
●自作部門はさておき「待ち受けジャンケン」という遊びを企画している。携帯を見せ合って待ち受け画像がおもしろかった方の勝ち。戦いに備えて先日、NHKの携帯向けコンテンツから「利家とまつ」のロゴをもらってきた。以前、葛野とやった「ファイル対決」ページ同様、笑わせることを目的に作られた画像でないもの、見る人によってはまったくおもしろくないものを持ち寄って競ったら楽しいと思う。
●夕方、買物に同行。教室で使うカラーボックスを下見する。晩ご飯は鶏団子鍋。今日は一日一食、鍋だった。稽古もしなければ立派なおすもうさんにはなれない。
●鍋の後にチーズをひとかけかじったのだが食べなれないものだったせいか具合がぐんぐん悪くなった。動けない。発作の症状が出てトイレで吐いた。少し楽になった。具合が悪くなって初めて健康のありがたさがわかった人の気持ちがわかった。

●夜中に近所の自販機までたばこを買いに行く。クールマイルドのボタンを押したら当然のようにクールが出た。心構えと人間ができているから少しも動揺しなかった。ここに間違って入っているクールを残らず買い上げようと決めたのだ。もうそれ以外に方法がない。
●5：30寝11：50起。晴れてあたたか。そばをゆでて食べた。8束入りで276円だかの、食べても食べなくてもいいような、なんちゅうことのない信州そばだ。大師匠・内田百間もブランチに必ずそばを食べた時期があった。できることから真似して行く。
●昨日、メンバーの携帯電話に画像を送ってあげたが見られた人はひとりもいなかった。再度挑戦する。自分の携帯にはパソコンから自由自在に画像を送れるのに、人のには届かない歯がゆさよ。あとはコンビニパトロール略してコントロール、主婦業務略して主婦業と例のごとし。
●誕生日がきて25歳になってしまった。なにおう。気持ち25歳になってしまった。もうこうなってしまったものは仕方がないから逃げもかくれもしない。年齢を聞かれたら45歳と答えることにする。逆にサバを読んで行く。45にしてはお若く見えますね、といわれたい。若い若いといわれるうちに体が本気にするかもしれない。
●何度書き直しても日記がうまく書けないこともあれば、楽に書けたと思うこともある。なにが違うのか考えてみるとコンディションは眠気に左右されるらしい。うまく書けないのはものすごく眠い時。楽に書けるのはものすごく眠くなる一歩手前。微妙。

●5：00寝12：30起。晴れ。くしゃみ連発。そばをゆでて食べた。父はこのそばを「まずい」と断じて以来決して手を出さないが私は気に入っている。スーパーで安く売られている、なんちゅうことのない信州そばだ。別段うまくないところが常用に向いている。
●フォトショップ修行。携帯電話の待ち受け画像に使っているアナスポのステージ写真と簡易ロゴをメンバーに見せたら好評だった。ほしいといわれたから、それぞれの携帯に送ってあげるべく保存形式を変えタテヨコのサイズを変え手を変え品を変えて画像加工。日が暮れた。
●主婦業務、略して主業。ご飯が中途半端に残っている。あまり気が進まないまま趣味のお弁当作りをした。なにもなかったので冷凍の「えび寄せフライ」をメインにすえる。60点くらいの弁当ができた。
●「男の料理」については常々思うところがあったのだが、この間テレビで上沼さんにぜんぶいわれてしまった。要約すれば、高価な食材を買ってきて時間をたっぷりかけて作ればおいしいのが当たり前、作るだけ作って後片づけをしない男の料理はかえって迷惑、という主旨だ。限られた予算内で冷蔵庫の中身と相談し、手早く最善の策を尽くすのが主婦の台所仕事だとすれば、お金と時間を使い放題の「男の料理」が迷惑がられるのも無理はない。
●弁当を作り終えた時には使った調理器具、皿のたぐいはすべて洗い終わっていた。食器は乾燥機の中にあるし、ご飯はもうすぐ炊き上がる。台所だけ見れば、あたかも弁当を作らなかったかのようだ。いわゆる男の料理とは一線を画した。主業の成果である。

●5：30寝8：45起。晴れ。出勤日なので弟もろとも教室に連れて行かれる。
●午前中は掃除。お昼は弁当。午後からは生徒募集チラシを三つ折りにする作業。三つ折りはふたつ折りや四つ折りに比べて技術を要求される。「ひとつ前に折ったものより美しく」をスローガンに折り続けたらだんだん精度が上がった。300枚くらいは軽く折ったつもりだが、業界では「3000枚ポスティングして、ひとり入ってくれれば御の字」といわれているらしい。300枚ではどうにもならない。折らなければよかった。
●ようやくお客さんが入り始めたのは15：00を過ぎてからだった。今日はあろうことか数学を見た。六年生の男の子たちが先走って中一の数学をやっている。何ページか終わるとなぜかこっちへ持ってくるから仕方なく採点したがなんのことだかさっぱりわからない。もっともらしい顔で丸つけをしながらも内心、世界中に謝りたい気持ちだった。
●仲良しの一年生の女の子は毎回、いやそうに顔をしかめて見せながら教室に入ってくる。悔しいからこっちも同じ顔をする。しばらくの間、いやそうな顔でにらみ合うのを常としている。勉強を始めると「わかんない」を連発して甘えてくる。私が他の子の席へ行こうとすると着ているものをつかんで引き止める。今日はやけにセーターを引っ張られたから「やめてくれ。元カノに編んでもらった大事なセーターなんだ」といったら弟が「知らんがな」と笑った。この子は母子家庭でお母さんの教育方針は厳しいと聞いている。よけいな気づかいとは知りながら父性に飢えているのかもしれないと思えばあまり邪険に扱うこともできず大事なセーターは伸び放題だ。
●バレーボール部所属のかわいい中学生が勉強し終えるのを待つ。この子が帰りがけに「にこっ」と笑うから私はここにきている。片づけて帰宅21：30。

●5：00寝13：00起。晴れ。銀行〜ゲームショップひやかし〜コンビニパトロール異常なし。シーケンサーに打ち込んだガイドをカセットテープ3本に録音する。人数分。これを聴きながら個人練習してもらうため。
●人さまのweb日記をコピー、メールで携帯電話に送り、失礼して寝ながら読む大作戦はたった一日で挫折した。めんどうだった。やる前にわかりそうなものだと思う。そのかわりといってはなんだが携帯から直接アクセスしたらほとんどみんな読めた。ezwebを甘く見ていた。通信費がどれほどかかるものか調査中。
●夜はアナスポ。休憩時間にみんなが映画の話をしているところに割り込んで携帯の話ばかりした。平澤監督が「次はあのアンテナ内蔵の機種にしようかな」というから「あれはiアプリに対応してないよ」と教えてあげたらタクマが「ドコモのことまで詳しい」とあきれていた。これでも月ごとに新しくなる各社のカタログを熟読していますゆえ。リ行へ。
●監督はドラムがうまいことで知られているが実はギターもうまい。今日も練習の休憩時間に私のギターを弾いていた。きゅいーん、ぴろりらぴろりら、ちょいーん、がががががががが。ハードロックギタリストがいる。ではそろそろ練習に戻りますか、となった時に監督がギターを手渡してくれながら「チューニングしておきました」といった。うそつけ。ばりばり弾いてたじゃないか。

2002年2月12日（火）22：00〜24：00　Cスタジオ

◇時間ぎりぎりに行ったらみんないた。タクマが丸刈りになっていた。男前。小林が「私も髪、切ったんだけど」というが丸刈りの人といっしょになっては気づいてももらえない。監督はディナーの真っ最中。モスバーガーの包み紙に顔を突っ込んで息をはずませていた。4人そろってアナスポよろしく。

◇レコーディングに向けた練習。葛野に借りたベース用エフェクターをタクマに。ベースとは思えないシンセサイザー系の音がいろいろ出た。使いこなしたら楽しそうだ。休憩をはさんでクリックに合わせる練習。監督がひとりでやってみたいというので課題曲を全曲叩いてもらう。ドラムソロを堪能した。

◇最後にはもう「ぴ・ぽ・ぽ・ぽ」を聴きながらそれに合わせて演奏するのがほとほといやになった。ガイドは聴かず「マシンマン」「ルーピンルーピンスターライトショウ」など攻撃型の曲を続けて憂さを晴らす。

◇今週、監督から届いたメールの件名は「バツイチの車窓から」だった。だじゃれにもなんにもなっていないので笑った。
“宮崎さんがイトコと関係があったことを自ら告白。「断わればよかった…」と後悔するも事態は深刻”
うーん、どうなんでしょう。カミングアウトが趣味、って人もいますよ。「世界最強！　バツイチダイジェスト」でした。

◇冷気を顔面で受け止めながら帰宅0：30過ぎ。

（アナログスポーツ次回リハは2月18日です）

●5：30寝10：00起。晴れてあたたか。窓の外、灯油の移動販売車がものすごい音量でがなりたてるので起きてしまったし、買いに出た。
●11：00から近所の神社に踊場親子がお宮参りと聞いている。頃合いを見て出かけた。酒屋に寄って昨日、自販機から出たクールをクールマイルドと交換してもらう。店のおやじさんにわかってもらえたかどうか心もとない。「なんか、やんわりと文句いわれてるから取り換えよう」という風情であって自販機の中をあらためる様子はなかった。運だめしが続くだろう。
●神社の階段を上がって行くと踊場が写真を撮っている。二ヶ月坊主はおばあちゃんに抱かれて熟睡していた。お初にお目にかかるが口元など踊場にそっくりだ。きかん坊の相が出ておる。
●万騎が原夫妻もやってきた。万騎が原は以前からこの二ヶ月坊主を見たがっていて、鍋の席では「みんなで、ぺーっと踊場行ってよ、ガキ見てよ、『これかよ』つって帰ろうぜ」と上品なコメントを残していた。「ぺーっと」もよかったが「これかよ」がむやみにおかしかった。今日、念願叶って初対面、いよいよ「これかよ」っていうかなあと期待して万騎が原を見ていたのだが、おばあちゃんやお母さんである栄美ちゃんの前ではさすがにいわなかった。それぞれ車で、私は2、3分歩いて帰宅12：00。
●午後から寒くなった。時折、白いものがちらちらと舞っている。夕方、モンキーで家電屋へ。帰りに葛野へ寄る。葛野の部屋は相変わらずだった。本の森にセブンスターの瘴気が漂っており、うっかりすると出口を見失う。本の床のどこをめくりあげても唐沢なをきが出てくるので笑った。発掘した本8冊、CD2枚、ガンダムのゲーム、ベース用エフェクターを借りる。カバンぱんぱんで帰宅17：30。

●8：00寝14：00起。くもり。なかなか起き上がれず、うとうとしていたらCLUB24のSくんから確認の電話。結局、アナスポは4月のライヴを断わった。スケジュールに組み入れてもらうのは5月からにしてほしいこと、ただしレコーディングをしながら通常のリハもやっていくこと、だからふだんよりもバンドとしての動きは活発であること、もしかすると対応できるかもしれないから急にあきが出た日などあれば気軽に電話してほしいこと。ひとりで何度も何度も練習した口上をここぞとばかりに申し述べる。立て板に水とはいかなかったが、やる気だけは伝わったと思う。
●北海道のチノから着荷。誕生日が近いからいいものを送ってやるとは聞かされていた。箱を開けると古典落語の本、えのきどいちろうさんの本、プレステ用ドラクエ4のソフト、ゲームボーイアドバンス本体、ソニーMDウォークマンが出てきた。本に至るまで、そろいもそろって中古品とはいえ総額3万5千円強のプレゼント攻勢だ。口説かれてるのかと思った。下賜された金銀財宝はどれもほしかったものばかり。私がなにを持っていてなにを持っていないか、王子にはすべてお見通しなのだ。それがちょっと腹立つ。
●箱の中の財宝は「十勝毎日新聞」でくるまれていた。アリバイ工作のつもりかなにか知らないが地方紙を緩衝材として使っている。別に白い紙があるのはなにかと思えば「あひる日記」を二ヶ月分、印刷したものだった。あひる日記が梱包用クッション材として使われている。自分で書いた日記がなにかの役に立つところを初めて見た。
●夜中に酒屋の前の自販機へ。明日の運勢を占うつもりでクールマイルドのボタンを押した。クールが出た。

●ずいぶん前にダウンロード済みだった漱石の小品をJ機のディスプレイで読了。6：00寝14：00起。晴れ。
●アナスポのメンバーから出た要望に応える形でシーケンサーの打ち込み手直し。たとえばイントロ1と、続くイントロ2のテンポを変えろというような要望にきっちり対応した。設定できる私もさることながら、そんな機能を有するシーケンサーがえらかった。レコーディング下準備、さしあたって完了。あとはハードディスクレコーダー、略してドデレコの勉強をしなければならない。勉強か、勉強だなあと思いながら気がついたら夜になっていた。
●今朝もそうしたように携帯電話の画面でなにか読むのが好きなのだが、読むに値するもの、読んでおもしろいものをなかなか見つけられない。いつも夜中にパソコンでネットを巡回し、いきつけの、人さまの日記など読みたいページをいくつか開いたままで接続を切るが、それを読むのはたいてい翌日だ。ひらめいたのは読みたい部分、日記なら一日分をコピーしてメールで携帯に送れば寝る前に布団の中で読めるという作戦だった。手順としてはまわりくどい。サイトの管理者に「ezwebでも読める携帯電話版ページを作ってください」とお願いした方が楽だ。だが人間、楽をしてはいけない。Jスカイは全角192文字まで、ezwebは50文字までのメール受信が無料で、そこからはそれぞれ受信料がかかる。一日分が千文字を越えることも珍しくないあの人の日記をどっちの携帯に送れば安いのか計算してみようと思う。
●暗いところで携帯のディスプレイなど見ていては視力が悪くなると昔は思っていた。もう思わない。私の目は悪くならない。先日の運転免許更新の際、視力検査をした。「C」「右」という例のやつで最初の2、3個は眼鏡が必要かどうかを調べるために聞かれたものだったが、後半は明らかに「こいつの目はいったいどこまで見えるのか」という人体実験になっていた。かなり細かい「C」にも「右」と答えられた。
●暗いところで字を読んで目が悪くなった人はみんな眼鏡が似合うのだ。私は世界一、眼鏡が似合わない。神さまの粋なはからいなのだろう。

●7：00寝15：00起。灯油の移動販売車のテーマ曲が聞こえて飛び起きた。灯油は昨日買ったばかりだがポリタンクはふたつある。もうひとつにも入れておけば酒屋まで買いに行く回数が一回少なくて済む。タンクを持って外に飛び出すと移動販売車の姿はどこにもなかった。速い。帰宅15：01。
●夕方「軽くならいいよ」「軽くね」という飲みメールが飛び交った。夜、旭町通りの串揚げ屋で葛野、踊場と飲む。大人気のコミックスの最新刊を買ったら前が気になってしまい、数冊買って読んだら最初が気になってしまい、結局全巻、大人買いした、と葛野。だったらあれも気になってくれ、全巻そろえてくれ、おれが大人借りするから、と踊場。大人借りはあんまり豪気じゃないと思った。
●後に壱番館も参加。どちらかといえば珍しい顔ぶれだ。閉店で追い出されて二軒目へ。きっかけは忘れたが「あんたたち三人ともバスケ部だったんだから」といったらバスケ部時代の思い出話に花が咲いた。市大会がどうの、さわやか杯で平戸に負けたのと、まるで昨日のことのようだが小学生時代の話なのだ。さっきの店で最後に食べたものはなんでしたか、と聞いたらおそらく答えられない酔っぱらいたちが20年以上前に行われた試合のゲーム展開を熱く語り合っている。
●スタープレイヤーだった踊場は大事な試合の直前にバスケ部をクビになったらしい。理由はゲームセンターに行ったからだという。体育会系ってやつは。暴力事件を起こせば甲子園に出場停止なのだ。暴力と甲子園になんの関係があるものか。いわんやバスケとゲーセンにおいてをや。葛野が踊場の首をしめながら「お前さえいればなあ、あの試合は勝てたんだー」といった。くどいようだが20年以上前の話だ。
●閉店で追い出されてみれば1：00をまわっている。6時間、軽く飲んだ。スタジオにとめておいたモンキーで帰宅1：30過ぎ。

●7：00寝13：00起。うす晴れ。そばをゆでて食べた。ゆでる前にあらかじめ水で戻すの術は使わなかった。それと冷凍のたこ焼きをあたためて食べた。朝ご飯に東西のファーストフードを食べた気がする。
●掃除洗濯、灯油を買いに、ライヴハウスに電話、主婦業務略して主業、コンビニパトロール異常なしなど例のごとし。
●酒屋の前の自販機だが、また入れ間違えている。クールマイルドのボタンを押せばクールが出る装置となっており、この間から二回連続でクールを吸わされている。もう一度買ってみてもクールを出す自信がある。自販機でたばこを買うのが運だめしみたいなことになってしまった。灯油を買いに行った時に、よっぽど店の人にいおうと思ったのだが前にも一度いったことがある。あまりしつこく同じ注意をして「あの、いなせなお兄さんは意外と細かいことをいうよ。いやだねえ男の細かいのは」と思われるのも業腹だから今日は黙っていた。
●もっとも、入れ間違えるのも無理はないと思うほどクールとクールマイルドは似ている。それぞれにボックスとソフトパックがあるから全部そろうとよく似たパッケージが4つになってしまう。間違えずに入れる方がむずかしそうだ。クールマイルドと書いていて気づいたが、この名前からはクールになりきれない、ぬるい、という印象を受ける。無意識のうちにふさわしいたばこを吸っていたといえる。
●クールのボックスとソフトパックは箱の固さだけが違うと世間のみなさんはお考えだが実は中身も違う。これは以前、メトロノームのフクスケに教えてもらった。吸い比べたら味が違うので驚いたことがある。他の銘柄がどうかは寡聞にして知らないが今日はちょっと、豆知識を披露した。

●4：00寝8：00起。くもり。9：00過ぎに兄弟そろって教室へ運ばれた。掃除、生徒募集チラシの折り。面談週間らしく、時間ごとに親御さんがやってくる。進学塾というわけではないから鼻息の荒いお母さんはいない。みんな「うちの子、やる気が出なくって。どうしましょ」という感じのゆるみ方。
●午後から晴れてあたたかい。いつもと違う店の弁当でランチ。昼休み、レベル2のコンピュータを相手にチェスをして初めて勝った。成り金の女王ふたりが敵の王さまをしつこく追いかけまわした末にようやく勝てたのだが、調子に乗ってもう一戦挑んだら、ほんの数手でリベンジを果たされた。怒らせたらしい。気がついたら王さまの目前に敵の女王が立ちふさがり、その女王を少し離れたところから馬が見守っている。馬の目元が涼しげだ。たったふたつの駒を前になすすべなく全面降伏。我ながらあざやかな負けっぷりだった。あ、チェスってこうやるのか、と思った。
●子供が集まり始めた。朱マジックで採点業務、略して朱業。正直、二年生の算数でわからない問題がある。解答は指導書に書いてあるとはいえ、自分が理解できていないから間違えた子に説明ができない。実際、忙しかったが、忙しいふりをして弟に任せた。冷や汗をかきました。それに加えて今日は中学生の女の子と初顔合わせ、あろうことか英語を教えた。発音にまったく自信がないから英文の部分は決して読み上げなかった。この子がまた、次回の増員でモーニング娘。に加入しなかったら驚いてしまうほどかわいい。先生、どぎまぎした。
●他の子を巻き込んで遊んでしまう、問題児の五年生に最近会わない。今日もこなかった。聞けば先月でやめたという。ちょっとさびしい。20人ほどの子供と敵の女王と馬に生気を吸い取られて帰宅21：00過ぎ。

●脳が働き過ぎるのか頭の中が熱くて眠れない。7：00寝13：00起。くもりから雨。夜は19日ぶりのリハだというのに雨。アナスポがなんかすると雨。
●そばをゆでて食べる。乾麺はゆでる前に水で戻しておくと生麺の食感に近づく、とNHKの番組で見たからそうしてみた。劇的に違うというほどではなし。
●染太郎師匠のおとむらいの映像を見る無職兄弟。電気ポットに水をたす兄・あひる。「ポットに水を入れる時でも内側の“この線まで”を決して越えたことのない、やさしい兄でした、って葬式の時いってくれ」「わかった」「でも掃除機のコードは赤い印が出てもまだ引っぱりました、っていってくれ」「わかった。そういう厳しい面も持ち合わせた人でした、っていう」「お前、主役になれる」「それまでうつむいて聞いてた会葬者が『うん？』って顔上げる」「『ばかだ。こいつばかだ』って思われるよ。いいなあ」
●洗濯、サイト更新、ライヴハウスに電話と気ぜわしい。合間をぬってひさしぶりに冷蔵庫にある材料で趣味のお弁当作り。ゆで卵、ケチャップで炒めたウインナー、キノコとねぎとちくわの炊き合わせ。タッパに詰め、バンダナでくるんで部屋に持ち込む。一時間ほどわくわくしてから食べた。
●ご存知かもしれないが夜はアナスポ。雨の中をカッパ着用でスタジオへ。あひるが着用したのは雨合羽だったのか。それとも河童の着ぐるみだったのか。リ行へ。

2002年2月5日（火）22：00〜24：00　Cスタジオ

◇4人そろってアナスポよろしく。階段を上がってきた小林が人の顔を見るなり「はげたなあ」といった。ふさふさや。あほか。

◇リハビリのため肩ならしから。早めに休憩をとって後半はレコーディングに向けての練習を。打ち込んできたシーケンサーのガイド「ぴ・ぽ・ぽ・ぽ」に合わせて演奏してみる。曲によってテンポが速過ぎたり遅過ぎたりしたのを意見を出し合いながら修正、だいたいこんなもんでしょ、というところに落ち着いた。

◇本厄を迎えて、年頭からいいことのなかった大和さん、5月に予定しているプロレス観戦に意欲的な姿勢。滋賀さん「最近、浮いた話がない」と愚痴こぼす。「だいちゃんに会いたいナ〜」と多少なげやり。毎回、こんな感じのメールが監督から送られてきます。今回は原文のニュアンスを生かす形でお届けしました。「世界最強！　バツイチダイジェスト」でした。

◇終わっても雨は降りやまず。びしゃびしゃで帰宅0：30。

（アナログスポーツ次回リハは2月12日です）

●7：00寝14：00起。晴れとくもりの間。新聞に染太郎師匠の訃報。享年70。
●おなかが減ってコンビニパトロール。帰って食べてからはシーケンサーを叩きのめす。レコーディング前の下準備が完了した。今回3曲、余裕があれば4曲の録音を予定しているが4曲中、3曲の小節数がぴったり同じで驚いた。みんな106小節。テンポはそれぞれ違うから何分何秒という曲の長さは変わってくるが、この符合はなにを意味するのだろう。同じサイズの曲しか作れないということか。
●ライヴハウスCLUB24に電話。3月1日でいただいた話を断わる。失礼な話だ。ブッキング担当は対バンのジャンルなどを考慮した上で「この日はどうですか」と持ちかけてくる。バンドに合いそうな客層の日を選んでくれている。これを断わって別の日にしてくださいというのはどんなジャンルの対バンといっしょになっても文句はいいません、という意味になるし、活動の姿勢を疑われることにもなる。本当は最初に提示された日にちに「喜んで」と返事をしたいところだがメンバーはそれぞれ仕事の都合があるからそうもいかない。たしか小林が月の真ん中から後ろの方が仕事を休みやすいようにいっていたから、Sくんに「なるべく月の後半にしてください」と伝えた。しばらくしてSくんから電話があり4月30日ではどうかという。よりによって末日だ。これも不安だなあ。とりあえず聞いてみますと電話を切った。この上、ライヴハウスに対して「後半がいいけど末日はだめ」とはいいにくい。もう、誰か代わって。私は今日ライヴでもいいんだ。
●居間のテーブルの上にゴルフ場の番地を書いたメモと宅配便の用紙とお金が置いてある。玄関のゴルフバッグを送れという指令だと電光のように理解したからゴルフバッグを酒屋へ持って行った。それでよかったのかどうかは父に聞いてみないとわからない。引っかけ問題かもしれない。「まさかお前、あれ送っちゃったのか。わちゃあ。いったいなんということをしでかしてくれたんだ。ちょっと、村のみんな、集まって聞いてくれ。こいつがあろうことか、ゴルフバッグを宅配便で送りやがった。もうおしまいだ、幻滅だ、帰れ、二度とくるな」といわれる可能性が残っている。

●7：00寝13：00起。冷たい雨。夕方、うどんご飯。炭水化物をおかずに炭水化物を摂取。うちは母が大阪なので、お好み焼きご飯もありうる。ただし、たこ焼はおかずになり得ないらしい。お好み焼きがOKでたこ焼きはNG。このへんの機微は浜っ子にはわからない。50ヘルツ地帯と60ヘルツ地帯の地域差。
●部屋から出ずにレコーディングのことをあれこれ考える。今、決まっていることでメンバーに伝えておくべきことをまとめて書き出した。その作業に3時間以上。頭の中のレコーディングに関するデータだけを抽出、それをメンバーの頭の中にCCで転送できれば文字に起こさなくて済む分、楽なのに。よけいなデータやイメージ画像が間違えて送られたら人格を疑われるわけだが、こうした方法でメンバー間の意志の疎通をはかるバンドがあったら、これぞまさしくブロードバンド。座布団、全部食え。
●寒いので22：30寝1：00起。昼寝。起きてメールなど書く。3：41、下の道路ですごい音がした。カーブを曲がり切れなかった車がどこかに激突したらしい音。次いで怒声。仲間割れなのだろう、大きな声でいつまでもなにごとかいい争っている。横通路に出てしばらくの間、聞くだけ聞いていた。生まれつき野次馬根性というか記者魂みたいなものが欠如していて、よほどのことでもない限りわざわざ見に行こうと思えない。常々それを残念に思っている。いろいろなことに対してもっと積極的に絡んでいかなければ。そんな私の内省をよそに、何軒か下の家では一家総出で現場を見に行った。家族そろってもめごと好きか。

●7：00寝14：00起。くもり。シーケンサーを「ぴ・ぽ・ぽ・ぽ」といわせる遊び。あと一曲でレコーディング前のガイド音作りが終わる。
●ドアチャイムが鳴っていきなりの万騎が原。借りものの車には御台所と天使も乗っている。便乗して権太坂へ。
●鉄板焼きとあっさり鍋で過ごす素敵な夕べ、保育園つき。気がつけばものすごい人数だ。点呼してみると権太坂の旦那、キティ、バツマル。万騎が原、御台所、天使。矢部池、美人ママ、千晴、汐里。壱番館、お壱の方、ムー。葛野。あひる。権太坂の姐さんは友達の結婚式で不在、総勢15名。うち半数がデュエリストなので部屋のそこここに遊戯王カードが散乱している。話すことばは日本語と遊戯王カード用語の二種類だ。向こうで「なんとかサンダー」といったような、聞きなれないキャラクター名が話題に上るたびに、こっちで矢部池と勝手な噂話をした。「なんとかサンダーもなあ。悪いやつじゃないんだけど」「40過ぎてから女に走って身を持ち崩したね」「やっぱり若い時に遊んでおかなかったからああなっちゃった」
●二階の子供部屋で子供たちと「家族ごっこ」をした。はじめは幼児の役・バブちゃんを志願して機嫌よくバブバブいっていたが、天使が赤ん坊の人形を出してきてからは、その人形にバブちゃん役を取られてしまい5歳の役をやらされた。なんとなくおもしろくないので、そのへんにあるものを人形の顔めがけてがんがん投げつけた。「上の子のやきもち」を表現したつもりだったが、お姉さん役のキティに「そんなことしちゃいけません」と諭された。
●下の部屋でパパとデュエル勝負をしたバツマルが足音荒く上がってきた。「負けてきたよっ」半べそである。今にもしゃくり上げそうになるのをぐっとこらえ、低い声でぶつぶつと敗因を分析している。「男」ということばを多用した、琴線を引っぱり伸ばすようななぐさめ方でバツマルを悔し泣きさせて楽しんでもよかったが、せっかくこらえているのにかわいそうだからやめておいた。まあ、そんな日もあるさ。いい目の出る日ばかりじゃないさ。
●いい加減の時間でおひらき。葛野家から歩いたが暖かい夜だ。家の前まできたところで小雨が降り出した。帰宅0：30過ぎ。

●7：00寝14：00起。晴れ。携帯メーリングリストに何通か投稿するがドコモユーザーには飛び飛びで届くらしい。以前、J機をメインで使っていた頃、よくそうなった。よくばかにされた。それがいやでauに変えたのにドコモがそんなことでどうする。しかも最近はドコモとJフォンのやりとりが相互に快調らしい。まったくなんのためのキャリア変更だったのかわからない。
●「だいたいお前のジーンズはなんだそりゃ。ジャージみたいだ。なんで尻の下、こんなに余裕があるんだ。ドカンか。つっぱってんのか。自慢のマシンを飛ばして粋なハイウェイダンサー気取ればマブいあの娘もハコ乗りか。幻滅だ、帰れ、二度とくるな」と弟にいわれて、わりとぴったり気味のジーンズがほしくなった。ユニクロを視察に行く。無印を視察に行く。なにも見つからなかった。この二店にそっぽを向かれたら他はない。価格的にない。ジーンズメイトだなんてそんなあなた、華族じゃあるまいし。ユニクロか無印に気に入るような形のジーンズが入荷するまで待つことにする。30年くらいなら待てる。
●西友の地下で揚げものを買って帰って食べた。夕方から主婦業務、略して婦務。続いてハードディスクレコーダー、略してドデレコの取扱い説明書を熟読する。ちんぷんかんぷんだ。なにしろヘブライ語で書かれている。意、自ずから通ずるまで何度でも読むしかない。

●4：00寝14：00起。くもり。矢部池が本を出版した夢。うらやましかった。
●レコーディングのアイディア出し。一曲ごとにふだんのステージではできないことを試してみたい。そしてそれをいずれステージで再現したい。音で表現したいこともまだまだある。だからバンドがやめられない。
●コンビニパトロール。お菓子売り場は「いちご味」が花盛り。灯油を買いに酒屋へ行くのに弟のスクーターを借りた。台車代わりにする。トイレ掃除までの主婦業務、略して主業。
●深夜0：00、平澤監督来。どこからか借りてきたハードディスクレコーダーを持っている。ビデオデッキくらいの大きさだ。実際、ビデオデッキの空きダンボール箱に入っていた。箱の絵に『2時間テープで10時間録画実現、5倍モード』とあるから、さすがだハードディスクレコーダー、映像も録れる、と思ったら別ものだった。それにしては、やけにぴったり収まっている。
●レコーディングの大まかな流れを打ち合わせ。監督が書いたフローチャートをながめていたら問題点を見つけてしまった。結局、MIDIを使わないことにはトラックがたりなくなる。まるで景気のいい運送屋だ。トラックがたりないとどうなるかといえばドラムを5本のマイクで録ることになる。ふつうドラムパートはマイク5本では録音できない。いよいよMIDIか。シークェンスか。難しそう。ハードディスクレコーダーを前にふたりで茫然とした。「日記なんかしばらく休んでいいから、これ、勉強して」監督がいう。「日記なんか一週間後くらいに『死んだと思った？』って再開すればいいから」
●ひさしぶりに絵を描いてもらう。監督がマウスで描いた絵は、いずれこのサイトのどこかに登場するのでお楽しみに。3：00頃、帰って行った。ハードディスクレコーダーを置いて帰ってしまった。うーん。

●9：00起。晴れ。何時に寝たのかわからない。昨夜、布団に入ったのは3：00過ぎだった。それから本を読んだ。9：00に起きなければならないことはわかっていたから寝る前にあえて時計を見なかった。見たいのをがまんした。こうして「〜時間しか寝ていない」というネガティヴな考えから解放された。何時間寝たのかわからないのだ。
●生ごみをごみ置き場に出しに行く。見ると昨夜運んだ古新聞のたばが消えていた。ごみの回収車はまだきていないのに新聞だけがなくなっている。誰かが持って行ったとしか思えない。古新聞がお金になるようなルートがあるのなら教えてほしい。自分でそこへ持って行くから。
●支度をして母と教室へ。途中、ファミレスで早めの昼食を済ませてから行った。ポスティング用の生徒募集チラシの原稿作り。コピー。折り。
●二年生の男の子トリオがきた。終わってから遊びに行く約束をしているらしく、勉強を終えたふたりが「帰るよー」というと、取り残されそうになったひとりが慌てた。国語の文章問題をやっている途中だったが「傍線1の部分は〜です。どう思いますか」という問いに「へんだとおもう」と答えると、ぴゅーっと帰ってしまった。いったん集中力が切れた子供になにをいっても無理。
●一年生の女の子は家でお母さんが「シーマン」を始めたという。シーマンは例の、口の悪い人面魚を育てるゲームだ。勉強していてもシーマンのことが気になってたまらないらしい。「女のシーマンがきたんだよ」そうなんだ。「シーマン、今頃なにしてるかなあ」なにしてるだろうね。「きっと交尾してるよ」まじっすか。
●今日は生徒が12、3人しかこなくて楽だった。反面、つまらなかった。片づけて帰宅20：30前。