他人の本棚

2002年1月29日
●6:00寝12:00起。くもり。やがて晴れ。
●衣装ケースに入れた本の整理をする。本は先日の模様替えの時に大きさ別に分けておいた。今日はそれをジャンル別に分けてみたが簡単だった。心と脳と精神病、文章読本、おもしろエッセイ、芸談。ほぼこれくらいしかない。どうりで世の中、知らないことばっかりだ。小説が思ったよりも少なかった。ある程度、数がそろっているのは筒井さんくらいだった。この頃、ますます小説を読まなくなった。なんでだろう。
●考えたらよほどの雑食でない限り、人の本棚は3、4ジャンルくらいで片づくのではないか。ミステリー、漫画、料理という人もいるだろう。精神世界、美術書、ノンフィクションという人もいるだろう。ビジネス書、時代小説、民間療法という人はおっさんだろう。本のジャンル分けはおもしろかったのでおすすめしたい。自分探しの一環としていかが。自分探し。けっ。
●居間の古新聞を結わいて玄関に出す。この時点で今夜、ごみ収集所まで3往復することが決定した。新聞にまぎれていた通販カタログとアエラのバックナンバーは別にしておいて後から読んだ。分厚い通販カタログ2冊に目を通して、それからアエラばっかり4冊も5冊も読んだら日が暮れた。
●あるライターさんのサイトで日々更新されていた日記が22日分で止まっている。お忙しいのだろうと思っていたが見に行くとひさしぶりに日記が再開されていた。書き出しを読んで笑った。「死んだと思った?」いや、そうは思わなかったっすけど。

出頭

2002年1月28日
●6:00寝12:00起。晴れ。
●警察に呼び出されたので出頭する。行くのはやぶさかではないが心当たりがあり過ぎる。公序良俗に反することしかしていない。毎日ネット上に怪文書をばらまくし、ステージでは春歌ばかり歌っている。ちょっと考えただけで万死に値する、もうおしまいだ、年貢の納め時だ、極刑だと思った。
●バイクで行くのはやめて歩く。風は冷たいながらひなたを選んで歩けばコートがいらない暖かさ。お天道さまに顔向けできないから、うつむいてとぼとぼ歩いた。
●警察署。まず写真を撮られた。どうせ背景は目盛りのついた壁だろう、170cmで悪かったな、と思ったが振り返って見た壁に目盛りはなかった。小ものには小ものなりの扱いがあるのかもしれない。それが済むと別室へ通されて陰惨な映像を見せられた。もしかしたら犯罪者がたちどころに更生を誓ってしまうような内容だったのかもしれないが、さっぱりおもしろくなかった。格別、更生したくもならなかった。視力検査をされ、今度はいついつ出頭せよといわれて、それで釈放された。写真の現像ができた時に「あらやだ城田さん、あなた目つぶってる。撮り直し」といわれてまわりの失笑を買った以外は問題なく免許証の更新を終えた。
●ゴールド免許で5年更新だったが次は3年後。5年前の、たった一度の駐車違反のせいだ。借りていた駐車場まで車を置きに行くのが面倒でアパート前の道路に一晩とめておいたら翌朝、サイドミラーに黄色いおしゃれなアクセサリーをつけられていた。意外と気に入ってしばらくそのまま走った。その時乗っていた車(ミニ)も、お泊まりした彼女(トランジスタグラマー)もとっくに手放したわ。なんぼほど償わさすねん。いらんこと思い出させやがってからほんま、ぼけが。落ち込むわ。

ぴ・ぽ・ぽ・ぽ

2002年1月27日
●夜中、フォトショッパーと化す。適当に作ったアナスポのロゴを携帯電話に転送、待ち受け画像にする。思ったような画質が出ず何度もやり直した。思えばバンド結成から5年目でありながら、いまだに正式なロゴがない。チノにそういって作らせなければならない。5:00寝12:30起。晴れ。
●レコーディング準備。シーケンサーに「ぴ・ぽ・ぽ・ぽ」というクリック音といっしょに歌メロを打ち込む。これを平澤監督がヘッドフォンでモニターしながらドラムを叩くことになる。机の下のアンプから「ぴ・ぽ・ぽ・ぽ」を出し続けていたら部屋の外を通った弟が「なんや、宗教始めよったで」といった。
●夕方、両親が近所の家電屋へ行くというのでついて行く。掃除機を買った。このうちに最も必要とされていたもので、最も似つかわしくないもの。
●夜はお好み焼き。テレビにフルート奏者が出ているのを見て父が「フルートを吹く人のことはなんていうの」と聞いた。フルーティストだと甘酸っぱいし、と考えていると弟が「フルーター」と答えた。じゃあ、それで。

早すぎた埋葬

2002年1月26日
●4:30寝12:30起。くもり。地味に掃除洗濯。いつもより早い時間に葛野車が迎えにきた。権太坂へ。バツマルひとりを拾って万騎が原へ。遊戯王カードでバトルをしたいバツマルを万騎が原の天使と対戦させる試み。早速の一回戦では天使が負けてふくれた。
●冷たい雨の降る中、全員が葛野車に乗り込んで壱番館へ移動。ひさしぶりに会ったムー(1歳)は巨大化していた。壱番館の手作りコロッケと手作り水ぎょうざ、めちゃうま。素材の甘みが生きている。だいたい壱番館の作った料理ではずれが出たためしがない。他に、おいしいけれども材料がわからない手作りジャムをおみやげにもらった。材料二種類のうちひとつはりんご。もう一種類を当てるクイズ。
●子供たちの遊戯王バトルは続いたが、葛野、壱番館、御台所の方が真剣だった。どうも今年はこれらしい。これに決まったらしい。去年はベエゴマだった。権太坂旦那がバツマルを迎えにきて、それからは大人たちがカードバトルに興じた。40枚くらいのひとそろえを「デッキ」というらしくプレイヤーは「マイデッキ」作りに余念がない。壱番館はうつむいてカードを繰っている小一時間、まったく口をきかなかった。ルールを知らない万騎が原、お壱の方、私は遠巻きに見ているしかなかった。
●知識がなくてわからないのだが「ブラックマジシャン」とか「逆転の女神」とかキャラクターの描かれたカードの他に各種魔法カード、罠カードがあるので、かけひきが生まれる。だから手札が強ければ勝てるというものでもないらしい。タロットのようにカードのガラがいろいろある中で断然気に入ったのは罠カードのひとつ「早すぎた埋葬」だった。こわいよ。怪談だよ。
●葛野車で万騎が原、帰宅1:00前。雪にはならず。

圓蔵・木久蔵二人会

2002年1月25日
●4:30寝12:00起。晴れ。夕方から出かけると思うと落ち着かない。立ったり座ったりしていた。早めに主婦業務、略して主業を片づける。
●弟に送らせて戸塚へ出たが例によって寒い車だった。内装が寒冷地仕様。文句をいうと怒られるから黙っていたが、あまりの寒さにくしゃみが立て続けに出た。それを聞いて弟が「降りろ」といった。くしゃみもでけへん。
●地下鉄戸塚駅。チップスターの赤い空き箱、というか空き筒がエスカレーターの一番上の段でくるくるくるくるまわっている。もの悲しかった。下から上がってきた人はこれをまたぎ越さなければならない。みんなサーカス団員みたいになっている。
●関内ホール。万騎が原に切符を手配してもらった「圓蔵・木久蔵二人会」ゲストは玉川カルテット。圓蔵は「よいしょっと」でおなじみの元・月の家円鏡。プラス木久ちゃんに玉川カルテットとくればテンションはかなり高い。どこで休むんだというプログラム。木久蔵師匠は意外にもささやき型の語り口で、おもしろいことをいった後に自分で爆笑して見せた。声を出さず顔だけで笑うのがずるい。そのしぐさがおもしろいもの。玉川カルテットは相変わらずの陽気なステージ。生「♪わたしゃも少し背がほしい」を聞けた。トリの圓蔵師匠は最近テレビで見かけなかったがお元気。マクラが散ってしまったのでどうするかなと思っていたら、やや強引に「寝床」へ持って行った。古典をやるとは思っていなかったこともあってこの「寝床」がよかった。堪能した。
●葛野がくるようなことをいっていたから客席を見まわすがいない。結局ひとりで地下鉄に30分乗って落語を見にきて見終わって帰ったわけで、かなり大人っぽいお出かけだ。戸塚のモスで晩ご飯。かきあげライスバーガーを食べて、つやつやリップになった。かきあげ腹ごなしにゆっくり歩いて帰宅22:30過ぎ。髪を切ってむき出しになった耳に夜風がしみた。

髪とノイローゼ

2002年1月24日
●3:30寝12:00起。晴れ。予想通り床屋へ。近所の、おなじみの店だから緊張することもない。平日の昼下がり、行けばすぐにやってもらえるものと思ったら意外にも二人が整髪中、ひとりが順番待ちをしていた。出直すのも面倒だから新聞や雑誌をめくって待った。
●首まわりに布などを巻かれるのに弱いのだが、そのことをすっかり忘れていた店主がゴム製のよだれかけみたいなものを他の客にするのと同じように巻いた時、いすのひじかけをばしばし叩いてギブアップを表明した以外は問題なく散髪が進んだ。床屋夫婦を相手に家族の話など。今は尾羽うち枯らしているものの、心の底に明るい資性のある、親を敬う気持ちも失っていない好青年、というさわやかなイメージを残して帰る。帰り際にこの店で18年飼われている老犬をなでながら「またくるよー」というのも忘れなかった。床屋夫婦からなごり惜しそうに見送られて店を出る。髪の毛にどこか切り忘れたところがあったのかもしれない。
●帰って主婦業務、略して主業。合間にアッシュブラウンのブリーチ剤を髪に塗り込む。いやなにおいを四方に放ちながら洗いものなど。ブリーチ後は髪の一本一本がつるつるになる。その髪の感じは好きだ。だからといって調子に乗っているといずれ頭がつるつるになる。
●今月、携帯電話の通話料はわけあってコンビニから払い込んだ。22日のことだ。期限は27日だというから余裕で間に合ったと思っていたら今日、Jフォンからおもしろい手紙がきた。「行き違いにお支払いがお済みの際は、あしからずご容赦下さい」とことわってはあるものの文面はシビアな督促だ。最後の一文に笑った。「このままお支払いの確認ができない状態が続きますと、契約約款に基づき、契約解除および他の電話会社に未払い料金等の情報を通知することがあります」ノイローゼかJフォン。

答えは三つ

2002年1月23日
●6:00寝9:30起。寝坊した。晴れ。母の車で教室へ。行きがけに先週と同じお弁当屋に寄って先週と同じ手作り弁当を買った。作りものの見本を何度見渡してもそれが一番おいしそうだからどうしたってそうなる。
●掃除をしてブランチ。それからはひまを持て余す。ゲームボーイを持って行かなかったことを悔やんだ。プレステを家に置いてきた自分を呪った。待ちかねたところへ子供たちがきたのでいつもより余計に教えた。
●「あひるは塾の手伝いをしてバイト代をもらっているか」という問題だが、これはどっちに転んでも分が悪いのであまり答えたくない。もらってなくて当たり前、もらってれば鬼畜、である。どうせ世間からはそう思われている。世間の意地悪。まあ実際、一円ももらっていないから安心したまえよ。ああよかったと胸をなで下ろしたまえよ。それから他人が金をもらっているかいないかに一喜一憂する己を顧みて悲しみ嘆きたまえよ。ちょっといい過ぎました。
●ではなぜ毎週、教室へ通うのか。答えは三つある。ひとつ目。金にならないことを一生懸命やるのが好きだから。ふたつ目。お昼ご飯、好きなもの食べ放題だから。三つ目。生徒にかわいい女の子が多いので、ちょっと萌えているから。楽しいなあ塾は。
●閻魔帳をつけて店じまい。くたくたで帰宅21:00前。

読書家

2002年1月22日
●5:30寝12:30起。晴れ。出窓に頭を突っ込む形で寝ていると顔面にすきま風の流れを感じるのだが常にきれいな空気の供給を受けていると思えば快適。
●身支度をしてモンキーで戸塚へ。銀行。マツキヨ。コンビニで通話料の払い込み。今月も引き落としきれなかったため。外はバイクのハンドルがぐらぐらするほど風が強い。ハローワークの横を通った時はひとしおだった。失業者に対する世間の風当たりは強い。
●主婦業務。ダイニングテーブルの上に日産自動車と書かれたポチ袋が置かれていた。なんだろうと中を見ると名刺が入っている。「取締役社長 最高経営責任者 カルロスゴーン」なぜこんなものがここに。
●サイト更新をさっさと済ませて21:30には布団に入った。まったく眠れない。暗闇で目をぴかぴか光らせていた。夜中の2:00頃、待てよ、ああしてそうしてこうすれば携帯電話の待ち受け画像など作りたい放題だと思いつき、がばっと起き出してパソコンに向かう。アナマニアトップページの鍋の写真、サイズを合わせ保存形式を変えメールに添付して携帯に送る。携帯の小さなディスプレイいっぱいに鍋の画像が広がった。待ち受けが鍋。鍋が待ち受けている。アナスポのステージ写真も同様に送ってみた。かっこいいなあアナスポ。しばらくの間、きゃっきゃいいながら画像作りに興じていたが急に我に返って布団に戻った。朝までに本を3冊読む。

おうおういう

2002年1月21日
●5:30寝10:00から一時間おきに目を覚まして結局14:00起。みんながお別れをいいにくる夢。フクスケはタクシーでうちへ乗りつけ7、8千円くれた。「これ、借りてたお金です」貸した覚えがない。昔の彼女は置き手紙といっしょに鉢植えを残してくれた。無性に悲しかった。死ぬのかなあと思った。起き上がってみると左足の痛みはまた新鮮なものになっている。
●どしゃぶり強風、雷ひっきりなしの荒天。たばこを吸いにちょっと外へ出ることさえままならない。予定が狂った。出かける気にならないから部屋でおとなしくしていた。
●携帯電話用メーリングリストをふたつ作っている。ひとつはバンドのメンバーで使う「アナメール」もうひとつが長鍋警報発令用の「のいずうえすと」だが、使っているサイトのリニューアル以降、どうも調子が悪い。アナメールの方は別のところに変えた。のいずうえすとも変えなければと思っていたところ、今日、万騎が原が送った「おう!」というだけの投稿、同じものが矢部池の携帯に11通届いたという。他の人のところへはふつうに一通ずつしか届いていない。意味がわからないにもほどがある。矢部池から見ると万騎が原、やけにおうおういうオヤジである。自分ではどうすることもできなかったので踊場に頼んでメーリングリスト自体を削除してもらった。止めないと万騎が原が矢部池に向かっておうおういい続ける恐れがある。
●夜には星も出ていい天気になった。このぶんだと明日は晴れそうだ。知ったことか。

アンプの置き場所

2002年1月20日
●4:00寝12:30起。晴れ。模様替え後初めての夜はおかげさまでよく眠れた。それはいいが起きると左足が痛い。左かかと外側に激痛。寝ている間に屈強の黒人男三人組が入ってきて私の左足をかわるがわる踏みつけて帰ったような、その間中ぐっすり寝ていて気がつかなかったかのような痛み。
●部屋の中をするどく見まわし、意に添わないところを修正または微調整。レコーディングを前にシーケンサーのチェック。今までは机のすぐ横にミニコンポがあったからシーケンサーの音をコンポから出すのは簡単だったが、このたびの模様替えでコンポを窓際へ移動してしまった。今後はミニギターアンプから音を出そうと思う。ただ机の上はせまいからミニとはいえ置き場所に困ると思っていたらアンプの裏に大きなクリップがついていることを発見した。机の下にもぐって奥の方に引っかけてみると、ふつうに座ったひざの前にアンプがぶら下がった。これはアンプの置き場所としてまたとない適所だった。個人的に大変エキサイトした。レコーディングのことと部屋の模様替えのことしか頭にない好青年を主人公にした映画を撮るなら、この机の奥にアンプを引っかけるところをラストシーンにしたいくらいだ。見終わった観客は滂沱の涙。
●それから携帯電話の「タスクリスト機能」にやるべきことがらを書き込む。続いて「メモ帳機能」に「今ほしいものリスト」を作る。具体的には下着、くつ下、アルカリ単5電池など。
●一日中、居間で寝ていた母が起きて、買物に行くというからお供する。西友の化粧品売り場にいた店員のお姉さんはひどいにきび面だった。かわいそうだった。鍋の材料を買って帰っただけあって晩ご飯は鍋。これでグラタンだったら笑ったところだ。食後、携帯電話のメモ帳機能に作った「今ほしいものリスト」を削除する。全部買ってもらったことがばれてしまった。

枕さがし

2002年1月19日
●布団の中で携帯電話をいじる。自作着信音に、おとといのライヴで評判がよかった「ユリイカ」を打ち込んだ。4:30寝12:00起。晴れ。
●模様替え二日目にして最終日。バケツに水を入れてきて雑巾がけなどひさしぶりだ。気になっていた細かいことをどんどん片づける。たとえばもらったハガキが引き出しに入っているのを100円ショップで買ったハガキホルダーに整理するとか、本やCDを自分の気に入るような順番に並べかえるとか、電気の延長コードはどうしても見えてしまうなら黒がいいから目立たないところで使っていた黒のコードを見えるところで使えるようにすべく白いのと交換するとか、今のコードのくだりは我ながら説明が下手だったとか、細かいことの例をあげればきりがないがこれ以上書くとパラノイア気質がばれるのでよす。それでいて部屋を仕切ったカーテン代わりの布4枚、すその長さがばらばらなのはそのままにしているなど、許せる許せないの境界が他人にはまったく見えないところがA型男の心意気。夜までかかって部屋を思い通りに改造し終えたが、終わってみれば足腰がくがく。まだ宵の口だというのに、きれいに片づいた部屋の寝心地に思いをはせている。
●人生とは自分に合う枕と出会うための旅、といっても過言ではないほど、人はより具合のいい枕を求めて日々、右往左往している。人生は枕さがし。それは意味が変わっているが先日、新しい枕を買った。丸洗いできるタイプで780円だった。安いからどうだろうと思ったらいい塩梅だ。だったら今までの意外と値の張る枕たちはなんだったのか。中身の安い頭には安い枕がお似合いなのか。

そば

2002年1月18日
●4:00寝10:00起。また寝て14:30起。晴れ。ステージ衣装の洗濯など。そばをゆでて食べた。
●本格的に模様替えを始める。この部屋に転がり込んで以来、荷物の整理をしていなかった。いろいろなものが床の間風出窓に積み上がっているのを反対側、居間と接するタテに二畳のスペースへ移動する。そこをクローゼット代わりにしてカーテンを引いてしまう計画だ。八畳プラス出窓の間取りを六畳プラス出窓にして暖房効率を上げたい。今日は半分だけ終わらせた。明日、見違えるようにきれいな部屋になる予定。
●昨日のビデオを見る。小林ばっかり映っていた。小林プロモビデオか。そばをゆでて食べた。
●今まで使っていた「携帯版あひる日記」はEZwebに非対応なので新しい携帯電話で見られない。見られないことはないが途中までだったりする。自分が満足に見られないものを人に見せるのはいやだから14日分から別の日記サイトに変えた。更新の手順が前よりも簡単になった。あと、改行できるようになった。それはいいが前のところがあくまでも携帯向けだったのに対して今度の日記サイトは元々web上にあり、なんやったら携帯でも読めまっせ、というところだから自分のサイトとその日記サイト、web上に同じ日記をふたつupすることになった。倍、読まれたいのか。ともあれ携帯のディスプレイで見た感じが今までよりもポップになってうれしい。
●いただきものの、各地のそばセットには「わんこそば」も入っていた。箱の裏に「4人前」と書かれている。決めるなよ。

小林ふらふら

2002年1月17日
●4:00寝9:00起。雨。アナスポのライヴの日は雨。13:00前、迎えにきてくれた平澤車で一路、吉野町へ。市民プラザにある練習スタジオの予約に行った。レコーディングのためだ。ふだん使っているCスタジオ2時間とさほど変わらない料金で丸一日借りることができる。さすがに予約が立て込んでいて2月の末になってしまった。そこからドラム録りが始まる。それまではひたすら練習。それとハードディスクレコーダーの使い方を勉強。なるべく早く仕上げたい。
●西久保へ引き返して小林車に乗り換える。小林は昨日まで元気だったくせにわざわざライヴ当日になって熱を出した。顔が土気色。動きが緩慢。あひる運転でライヴハウス入り。タクマも到着した。
●今日は3バンドの対バン。ひとつ目はトリオ編成で若いのに8ビートの間(ま)を生かした演奏を聴かせる。ふたつ目はドラム打ち込みのデジタルバンド。曲によってはベースがふたりになるなどおもしろい工夫をしている。三つ目がアーリーテクノポップの雄・アナログスポーツ。提出する進行表の余白に「小林、風邪でふらふらです」と書いたらPAのお姉さんが心配してくれた。リハもまだ時間があるのを途中で切り上げた感じ。
●3バンドだと楽屋が広い。気がつけば黒ぶち眼鏡率が高かった。くるりだらけだ。対バンふたつにそれぞれふたりいる。退屈なので平澤監督と「うーん1」をした。これはお互いにこぶしを合わせて親指を立てながら「うーん1」という遊びだ。負けてしっぺをされた。それから男衆3人で古今東西をした。東京23区はどうしても16区しかない。江東区を3回いっても18区にしかならなかった。まだ時間があるので「叩いてかぶってジャンケンポン」をしようと思っていたら出番になった。
●本番。ふたバンド目のメンバーとお客さんが前で踊ってくれた。たまにこういうことがあってもたいてい途中で飽きられてしまうのだが今日は最後まで楽しそうに踊ってくれて、こっちもとても楽しかった。倒れるのではと心配された小林だったが本番中は気丈なところを見せてしゃんとしていた。ただ後で録音を聴いたらあちこちでひょろひょろしていた。終わって精算、Sくんの講評。「演奏がきちっと決まってます。そうすると今度はガサツ感がほしくなるんですよね。がむしゃら度、やけくそ度を上げるのが課題ですね」精進します。がむしゃら度を上げた時に「まず演奏をきちっとしたいですよね」といわないでくださいね。
●チノが見にきてくれたからいろいろ話もしたかったのだが小林の体調があれなので打ち上げはなし。A福町へ帰るチノともライヴハウス前で別れた。西久保で平澤車に乗り換えて3人で湘南ドライヴ。渚橋のデニーズでご飯を食べながら音楽とは関係のない話ばかりした。帰宅0:30過ぎ。
●2:00寝8:30起。くもり。今日はひさしぶりに兄弟そろって教室へ連れて行かれる。行きがけに母が区役所に寄った。弟と車の中で待つ。近くのビルに「社会福祉協議委員会」の看板を見つけた。あれはなにを協議するところですか、というところから無意味な物語作りが始まった。「まあ、昼飯の相談だろう」「毎朝一時間、会議」「お昼になにを食べるか協議するんだ」「紛糾する」「いろんな人がいるからね」「真っ青になってぶるぶるふるえ出す人もいる。『わしは朝から中華と決めておったのに』」「椅子を蹴立てて出て行く」「『村山さん!』新人が追いかけようとする」「それをベテランが止める。『ほっとけほっとけ。村山のじいさん、どうせ昼には戻ってみんなといっしょに飯食ってる』」
●港北のお弁当屋で手作り弁当を買って教室入り。まず食べた。それから掃除をしたり壁にずらりとプリントを貼ったり。あいた時間にギターの弦の張りかえをした。そのためにギターを持って行った。明日、ライヴハウスに録画・録音してもらうビデオテープなどのラベル書きもする。「アナログスポーツ 020117 CLUB24」と何度も書いた。14:00過ぎに生徒がきたのでバンドマンから先生に変身する。
●5年生に飛び切り落ち着きのない女の子がいて、自分が遊ぶだけならまだしも勉強している他の生徒を巻き込むので手を焼いている。今日はその子に密着して漢字と算数を見た。算数は「単位量あたりの大きさ」で問題はこんなだ。「15リットルのガソリンで120km走る自動車があります。この自動車はガソリン1リットルあたり何km走りますか」問題を読み終えた彼女は顔を上げて「そんなの、自動車会社によって違うよねえ」といった。うん、燃費はな。そうだよな、メーカーによって違うよな。いいから計算しろ。
●片づけて掃除して帰宅20:30。ご飯を食べて夜はアナスポ。ライヴ前夜の練習には全員が時間通りにこられたのか。それともあひると平澤監督が、ちゅっとちこけしたのか。リ行へ。

2002年1月16日(水)22:00〜24:00 Cスタジオ

◇ほんの少しあいた時間に家で日記の下書きなどしていたら出るのが遅くなり5分過ぎくらいにスタジオ着。タクマと姉さんがロビーでくつろいでいた。缶コーヒーを買い、たばこに火をつけて雑談に参加する。それから平澤監督がきて同じことをした。22:00をとっくに過ぎているのに全員がロビーでくつろいでいる。ただの待ち合わせか。

◇最終のリハ。新曲「ユリイカ」を何度かやったくらいで、あとは進行表通りに本番を想定した練習。明日はなんだかいいライヴになりそうな気がする。根拠はなにもない。

◇宮崎さんの今彼は柔道の先生。子供たちもよくなついています。先生は結婚を考えているようですが宮崎さんにその気はありません。バイク乗りとヨリを戻すつもりなのかもしれませんね。「世界最強! バツイチダイジェスト」でした。

◇楽器を小林車に預け、大雨の中をモンキーで疾走。明日も着るつもりだったコート、ジーンズ、靴がびちゃびちゃ。うーん。帰宅0:30。

(アナログスポーツ次回リハは未定です)


むだだらけの家

2002年1月15日
●4:00寝11:30起。晴れ。顔を洗って寝ぐせを直してひげをそって部屋に戻り、するどい視線をあちこちに投げかける。模様替えのことを考えているのだ。
●昼頃バイクでダイエー前の100円ショップへ。木ネジなど。ダイエーの手芸コーナーでつっぱり棒2本と、なんでもない生成りの布を4枚。駐輪場で120cmのつっぱり棒をどうやって持ち帰るか悩む。結局、背負っている肩かけバッグに突き刺した。荷台にくくりつけて後ろへ伸ばすよりは上に伸ばそうと思った。肩口から長いものが二本伸びている様は戦国武将のようだ。ポールだけあるけど旗はどうした、という感じ。帰宅15:00。
●買い忘れたものがあって、もう一度戸塚に出る。西友の100円ショップで買えた。100円ショップの三文判コーナーでは佐川急便のお兄ちゃんが懸命にはんこを探していた。事情はよくわからないが、ずるの香りがする。帰宅16:00過ぎ。
●天井につっぱり棒の簡易カーテンレールをとりつけ、布をぶら下げてみた。疲れたので今日はここまで。あとは灯油を買いに行ったり洗いものをしたりと主婦業務を少々。
●昼間のテレビでは「節約上手な主婦」が流行している。見ていたら暖房効率を上げるために居住スペースをわざとせまくしていた。この考え方には賛成だ。部屋が広いよりも暖房が効く方がいい。そのお宅で暖房のある部屋はそこだけらしく家族みんなが寄り集まっていた。小動物のようでかわいらしかった。そこで天井からカーテンを下げて部屋を仕切る技を見て今回、真似してみたのだが、あの主婦がえらいのは布もカーテンレールももらいもので改装にお金がかかっていないところだ。私は同じことをするのに8000円くらいかかった。これではテレビが取材にこない。
●うちは無抵抗を貫く家風なのでいろいろな面でむだが多い。母は窓辺に置いた植物のために居間のエアコンを夜通しつけておく。朝、起きてきた父はファンヒーターのスイッチを入れるがエアコンの電源は切らない。二重に暖房している。他にもBSのアンテナがどうにかなっていてまったく映らないのに修理せずお金だけ払い続けているし、台所の換気扇は秋口に壊れて以来そのままだし、誰かなんとかしろよといいたくなること満載の家なのだった。むだをなくすよう家族に呼びかけることもできるが、そこを切りつめるよりも私が仕事を見つけて働いた方が城田家としては効率がいい。話が変な方に行くと困るから電気を大切にしましょうなどの提案がしにくい。かくして今日もこの家の電気メーターはぐるぐるまわり、長男はぶらぶらしている。

貿易商チノ

2002年1月14日
●5:30寝12:00起。いい天気だから成人式に出ようかと思ったが、まあ、やめておいた。毎年、新成人が暴れるニュースを見るが成人式など自己申告制にしたらどうか。一人前になったと思ったら成人式に出る。家を建てた、子供が巣立った、今年あたり出ようかなあ成人式、というふうに40歳でも50歳でも構わないことにする。そうなれば20歳そこそこで参列するとまわりの目が厳しい。「け、小僧が」という雰囲気の漂う中ではなかなか暴れられるものではない。
●ライヴの進行表を印刷。昨日の練習の録音を聴く。「フリーステーション」「ユリイカ」ともによし。今後、重要なレパートリーになりそうな予感。
●昨夜突然、部屋の模様替えを思い立った。今日はその計画を実行に移す前のアイディア出しをする。細かいものがいろいろと必要になるなと思っていたら母が買物に行くというので便乗した。港北の教室に寄ってから駅前のケーキ屋へ。母は誕生日で、その店のケーキを買うためにわざわざ出てきたのだが店がなくなっていた。居酒屋に変わっていた。ひと駅隣のケーキ屋はウィンドウがからっぽ。三軒目でようやく買えた。ホームセンターをはしごして帰宅19:30。
●夜、チノから電話。やつは今月末にアパートを引き払って地元へ帰るらしい。貿易商になるというからパイプか葉巻を吸うようすすめた。幸い、こっちの電話の電池が切れて解放されたが、会話中は常に「チノが今いった冗談の出典はなにか」を考えながら話すことを強要される。今日は「国へ帰ります。17日のライヴは見に行きます」という話を聞くのに最低でもワシントン条約、京極夏彦、カッコウの習性、バンゲリングベイについてある程度理解している必要があった。盛りだくさんなことだ。
●寝る前に部屋のあちこちをにらみつける。模様替えのことを考えている。

間違い電話

2002年1月13日
●7:00寝12:30起。晴れ。枕と意見が合わなかったのか頭痛、肩こり。布団から起き上がれず寝たままで携帯電話の説明書を熟読する。よく人が自分の所有するメカを指差しながら苦笑混じりに「ぜんぜん使いこなせてない」といったりするが、あれはいわばお金持ちの余裕なのだ。貧乏性の私などは携帯電話にせよなんにせよメカが自分の知らない機能を有していることに耐えられない。無理をして買った以上は骨の髄までしゃぶりつくす。購入から3日目にしてようやく説明書の真ん中くらいまで読み終えた。正統派のマニュアル文であり論旨は極めて難解である。わざとわかりにくく書いてあるのをパズルを解くように少しずつ読み進めている。次にドコモ機を買うまでに読み終わればいいが。
●土日は母に敬意を表して主婦業務を休むことにしているが今週は両親が伊豆へ水仙を見に行ってしまったので洗いものなどする。それからCLUB24に電話したつもりが間違えていつもの練習スタジオにかけてしまった。「ファーストアヴェニューです」「アナログスポーツ・城田です。え。今ですね、ライヴハウスに電話するつもりで間違えてしまいました」「(笑)今日、10時から練習ですよね。お待ちしてます」「どうも」気を取り直してCLUB24に電話。17日の出演順、入り時間、ギャラはとっぱらいか、アゴアシ代が別に出るか、楽屋のテーブルの上にフルーツが山盛りになっているか、楽屋におねえちゃんを呼んでいかがわしい行為に及んでもいいか、楽器車であるキャデラックを横づけするスペースはあるか、例のものは手に入るか、などを確認した。ロックスターか。
●いみじくもスタジオのHくんの予言が的中、夜はアナスポ。スタジオへは楽々行けたのか。それとも、弟のスクーターが使えず自分のバイクで行ったためにエフェクトボードは小さな荷台にくくりつけなきゃいけないしギターは肩にかついで運転しなきゃいけないしでスタジオに着いた時にはすでにふらふらだったのか。リ行へ。

2002年1月13日(日)22:00〜24:00 Cスタジオ

◇4人そろってアナスポよろしく。

◇平澤監督はいつもバスドラの皮の張りをゆるめるのに今日はやらないから「やっぱりお天気とか湿度とか、そういうことですか」と聞いたら「そう。猫がアタマを洗うと明日は雨」といった。顔だと思う。

◇新曲作りから。「フリーステーション」と「ユリイカ」を録音する。続いてライヴ向けの練習。ステージさながら。肩がこって頭が痛かったのだが大暴れしているうちに痛みがやわらいだ。今度から頭が痛くなったらメンバーに電話をしてスタジオに集まってもらおうと思った。家で作ってきた曲順でワンステージ通してみる。問題点が見つかったので終わってからロビーで相談。仮の進行を組み直して、それぞれ帰る。

◇宮崎さんは二股をかけていたことがバイク乗りの彼にばれてしまいました。それが原因で彼とは三度目か四度目になる破局。新しい彼氏は柔道の先生だそうです。どうりで寝技はお手のもの。「世界最強! バツイチダイジェスト」でした。

◇ハートが燃えたぎっているので帰りのバイクも寒くない。帰宅0:30過ぎ。

(アナログスポーツ次回リハは1月16日です)


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